第2話・準備を始める


(準備を始めるとは言ったが何をすればいいかわかるか? サト)


と言いながら自分のスキルに話しかける


【マスターは創造神なので下界に降りる許可を貰えればすぐにでも行けるかと】


【それとマスターの神の生活していたときの記憶はこの私が管理しています。この記憶を渡した場合マスターがどうなるか分かりません】


(え?何それ怖い、まぁいいや、さっき言った許可って誰からだ?)


【許可というのは、天使総長のエジル様と第一宇宙をお作りになった最上位創造神

クリエイター様です】


(なるほどねぇ……ってクリエイターってそのまんまだな。あぁあとさっきサトが言ってた【ワールドスキル】とかってなんなんだ?)


【それでは、これからスキルに付いての説明を始めます。少し長くなりますが聞いていてください

スキルは弱い順に

アーツ

スキル

レアスキル

エクストラスキル

アルティメットスキル

ユニークスキル

ゴッズスキル

ワールドスキル

の順でクラス分けされています。今からその説明を開始します。

【アーツ】とは、基本的に誰でも取得できる技術です。ただし才能がないと取得出来ないものもあります。

例は、「初級〜中級の剣術」など多様です。

才能に左右されるのは魔法系統のアーツが一般的です。

【スキル】とは、アーツを極めるとアーツから進化するスキルです。

例は、「上級の剣術や魔法」などです。

【レアスキル】とは、基本的に先天的にしか取得できないスキルです。取得できるものは少なくとても希少です。

例は、「怪力・跳躍」などです。

【エクストラスキル】とは、レアスキルを極めると進化するスキルです。

例は、「超怪力・超跳躍」などです。

そして稀にスキルがさらに進化することがあります。

例は、「特級の剣術・魔法」などです。

【アルティメットスキル】とは、先天的取得できるとても希少なスキルです。1人いるだけで国の戦力を大幅に上げることが出来るほど希少で強いスキルです。

例は、「剣聖・魔聖」などです。

【ユニークスキル】とは、その時代に一人しかいないスキルです。世界が危機に瀕した時に発現するものが現れることが多い。ユニークスキルはその時代に一人しかいないだけであとの時代で発現するものが現れることもある。

例は、「勇者の力」などです。

【ゴッズスキル】とは、神が取得できるスキルもしくは神が直々に渡すことでしか取得出来ないスキル。自然発現することはなく神の意思でしか取得出来ないので、下界では伝説上のスキルである。

例は、「神聖魔法・極滅魔法」などです。

【ワールドスキル】とは、神の中でも選ばれたものにしか発現しない。下界では、ワールドスキルについて知るものはいない。

例は、「創造魔法・破壊魔法」そしてこの私「サポーター」などです。】


(なるほどね色々あるわけだ)


【ちなみに例外として

種族スキル

技スキル

特別スキル

があります。

【種族スキル】とは、その1つの種族でしか取得出来ないスキルです。

例は、「自然魔法・遠吠え」などです。

【技スキル】とは、同じ動きなどをしていると発現するスキルで声に出すと、その技の威力やスピードなどが上がる。

高位の使い手は声に出さなくても出せますが下界では知っている人は、ほぼいないです。

例は、「回転切り・盾撃シールドアタック」などです。

【特別スキル】とは、稀に発現するスキルで常時発動するスキルです。

例は、「取得経験増加・無効系統」が入ります】


(長かったな、まぁいいやそう言えば深く考えないようにしてたけどサトはなぜ神の時の記憶を消したんだ?)


【マスターは、今から約400兆年前に産まれましたそのまんま約400兆年分の記憶を戻した場合頭がそれに耐えきれず精神が崩壊してしまう可能性があります。戻してもいいのですが、これは独断で決めれることでは無いのです】


(なるほどね。質問なんだけど俺のしゃべり方は違和感ないかな?)


【はい 魂は前世と同じ人物のものなので素は前世のマスターと今世のマスターの性格は同じなので問題ないかと】


(多分なんだけど俺って戦闘訓練をしてたんじゃないかな?その記憶を少しずつでいいから戻してくれない?さすが何も技術がないとやばいと思うし)


【了解 では戦闘訓練の記憶を1秒に10万年ずつ復元させます】


(え?それって大丈夫?)


【大丈夫です今のマスターの精神力を見ると、このくらいでは死にませんが気は強く持たないといけません】


(分かっっっ!?)


と記憶の復元が始まったのか戦闘の仕方や基礎から色々なことを思い出していくがとんでもなく気持ち悪く、頭が痛い


(ぐ…耐えるんだこれも異世界生活の為だ

ぬおぉぉぉ)


それから1ヶ月後


【記憶の復元を終了しました】



(何故耐えられたのか分からないななんでなんだろう。まぁいいや今は触っただけでその武器の究極の使い方が分かるななんか不思議な感じだ)


【では許可を取り下界におりましょう】


(OKだぁ)


第九宇宙・神界・訓練所


「ほらそこもっとシャキっとして私達天使は魂の選別をしなければなりませんその時に魂とお話します。その時に美しく神々しい姿にならないと下界のもの達の天使への見る目が変わってしまうかもしれません。常に神界のもの達は下界のもの達の見本にならないといけないのです!」


(サトあれは何をしているんだ?)


【あれは簡単に言えば良い天使になるための訓練です】


(本当に簡単に言ったな)


「おーいエジル」


「創造神様!?なぜこんなところに?」


とものすごく驚いた顔をしてエジルは言う

俺ってどんな神だったんだろうか


「いやちょっと話があってな」


「なら【思念伝達】で私が来るように言えばすぐなんじゃ」


(なんだそれ、まぁ何となく予想は着くなこういう時の言い訳は)


「いやぁちょっと訓練中の天使達を見ておきたくって」


「へぇ?………」


(今日の創造神様何か違う気がするな

気のせいだろうか)


「まぁとにかく、一段落着いたら神の間に来てくれ」


そう言って俺はさっき居た部屋、サトに聞いたとこによると神の間というらしい


「いえ今すぐ行きます。エスラはいる?」


「はーいここに」


彼女の名前はエスラ

エジルの妹で代理天使総長をよくエジルから引き受けている。ちなみに妹というのは俺が2番目に創った天使だ、俺はそれから天使を創っていない。じゃあどう増えてるかって?

神界にある神力からできてるんやで……

俺誰に向かって言ってるんだろう


「エスラ天使総長を任せたわ、私は創造神様とお話をしてくるから」


「はい!」



神界・神の間


「それで話とはなんでしょうか?創造神様」


「うむ、俺は下界に興味がある」


「・・・え?それは下界に降りたいということですか?」


「あぁ」


とっても驚いた顔をしている


(おいサト俺って下界にどんな感情を抱いてたんだ?)


【マスターはエジル様に「下界は神が行くべき場所では無い」と言っています】


えぇ昔の俺なにしてんのぉー


「ま、まぁ私はいいんですけど最上位創造神様は許すんでしょうか?

こう言っちゃなんですが、あの人はとても子供を大事にされる方なので」


フム親バカか、説得するしかないか


「よし今から第一宇宙に行くぞ」


どうやらサトに頼んで少しだけ家族のことを復元させたそしたら、俺の父は第一宇宙を管理、母は第二宇宙を管理、そしてその子供たちが第三〜第十五宇宙を管理しているらしいちなみに俺は、4男らしい



第一宇宙・神界・神の間


「父上、単刀直入に言うと下界に降りたいのです」


「ん?クエターよお前下界に興味を持ったのは嬉しいが、許可することは出来ない」


「何故ですか?父上」


と少し感情的になりながら俺は言う


「クエターお前自覚は無いと思うが、私達、創造神達の中でお前だけ創造魔法が桁違いに使うことが出来る」


「え?ど、どんなところですか?私は他の兄上や弟達と同じ程しか創造魔法は使えないはずです。」


そう俺は他の兄弟と同じくらい創造魔法は使えるが俺はみんなと同じくらいの能力しかないだから父のように法則を創ったりは出来ない。


「はぁ、お前はまだ自覚してなかったのか確かにお前は法則を作ることは出来ないみたいだが多分今の私が創れないものもお前作れるだろう」


「そ、それはなんですか?」


俺は聞いてみる


「でも教えることは出来ない」


でも答えてはくれない


「まぁいいだろう下界に降りることを許可する」


「!あ、ありがとうございます!」


そして俺は第九宇宙に帰るのだった



第一宇宙・神の間


「創造神様」


「なんだ?」


「何故クエター様に下界に降りる許可をなされたのですか?」


「なんだろうなクエターがいつものクエターじゃない気がしてな、あのクエターは神界にいるべき存在じゃない気がしてな」


「つまりクエター様を神界にとどめるべきではないと言うことですか?」


「いやクエターはクエターだ追い出すのはダメだでもあいつの目には憧れの眼差しがあったしもし消そうとしても……多分俺とクエターは戦ったら多分私が負ける」


「!?」


「まぁクエターは敵じゃない無駄に敵を作るよりあいつの思いどうりにさせたらいいじゃないか」


「はい」



第九宇宙・神の間


「父上からの許可が出た」


「あの創造神様が許可を!?

……いいえ私も創造神様が決めたことに意義はありません」


「では俺は転生準備に入る転生して魂が抜けた体は頼んだぞ」


「はい!お任せ下さい。私は失礼します。転生をしたら転生の門が開くのでそれまで私は創造神様の周りをお世話するための道具を取りに行ってきますね。」


「あぁ次会うのは俺が暇になったらかな。あと特殊魂選別の仕事は分身体にやらせるが分身体は仕事をするためのものだから何も喋らないからね」


「はい それでは行ってらっしゃいませクエター様」


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