登場楽曲について
殿中曲について
殿中曲については、作中でも触れられたとおり、以下の条件がそろっていることが前提になります。
・相当の技術を必要とする難易度を有すること
・殿中に相応しい、気品と威厳を有すること
この条件を満たした上に、勅命を受けて保護を受けることになります。メリットは以下のようになります。
・殿中の書府にて保管される
・作曲したものは永遠に名鑑に記録される
・技術の発展に寄与することができる
一方で、デメリットがあります。
・殿中以外での演奏は禁止
・楽譜は禁帯出
禁止どころか、無許可で演奏すれば演奏した本人どころか聴いた人にも罰則があります。なので、一話で羽がブチギレていたのはこのことを知っていたからです。殿中で保護され、演奏されないので一般の人は殿中曲について聞かれても
「小難しくて気取った、貴族趣味の曲なんでしょう」
という印象です。だから、一話で登場した殿中曲の【梁山将】と【春想月花】はある意味殿中曲では異色なものになっています。なにせ、後者は殿中曲の中で唯一庶民が聴くことを許されている曲なのですから。その理由は、個別のエピソードを用意しますね。
羽「とはいえ、周家は殿中曲の一部に関して保管の許可を得ているから、一話で周家の人間と見破られたのはこのことが原因だ」
周家のはなしも、おいおいしていきますね。この作品にはいくつかの家が出てくるので、それについても語っていきますね。
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