第4話戦闘してみよう

GM : はい。では、ゴーシュからの行動ですね。

ゴーシュ : はいー。

ダリア : ゴーシュさんがクリティカルで仕留める可能性もありますしね。

ゴーシュ : じゃあ移動で前に出てBを殴ります、と。

ゴーシュ : グレートアックスの命中力判定(コロコロ)11。

ゴーシュ : あ、特技宣言忘れてた!?

GM/ウルフB : (コロコロ)8。あたります。

ゴーシュ : あたってるからいいか(笑) ダメージが(コロコロ)10点。む、これは死なないか。

ダリア : (ルールブックを確認しながら)防護点1ですから、9点通って、あと3点ですね。

ゴーシュ : なるほど

ダリア : あ、弱点があるから+2ですか。ということは、11いってる?

GM/ウルフB : ああー!? バレた!

ダリア : 後1点!

ゴーシュ : 「アシュレイ逃げろぉぉ!」惜しい(笑)

GM : ウルフBは……もう死んだでいいよ?

マール : おおう。

ダリア : これ、マールさんはAに撃っていいのでは(笑)

GM : ウルフが残りHP1点で何が出来るんだ!?

ゴーシュ : いやそこに存在するだけでアシュレイが後退できないという……(キッパリ)

ダリア : 確かに。

マール : ですね

GM : なので、ウルフBは「キャインキャイン!」と鳴いて逃げていきます。

ゴーシュ : あ。

マール : あれ(笑)

ダリア : あら、逃げましたか(笑) じゃあ、マールさんのダメージを見て、前にでてプロテクションか殴るかの方で。

マール : 了解。では魔法で攻撃します。対象はウルフA。

GM : どうぞ。

マール : 行使判定(コロコロ)17。高いぞ(笑)

GM : ええー。ウルフAの精神抵抗判定は……(コロコロ)11といって失敗。

マール : 【エネルギーボルト】(コロコロ)10点ダメージ。あれー? 高い、かな?

ダリア : 結構良い感じかと。これでダリアの攻撃が当たれば、多分ウルフAも落ちるかな?

GM/ボルグ : 「犬っころぉ!! てめえまで逃げるんじゃねえぞ!!」

GM/ウルフA : 「アオーン!?」

ダリア : 「雇い主がブラックですと、使われる側は可哀想ですねぇ……」とか思わず同情したり。でも、まだ容赦できる状況じゃないので、前に出て殴ります!

GM : どうぞ。

ダリア : 命中判定は(コロコロ)12。

GM : ウルフAの回避は(コロコロ)5で失敗。ひん!

ダリア : 「うふふふ、だめですよぉ、アシュレイちゃんをいじめたりしたらぁ……」とか言いながら、さくっと。

ダリア : レイピアのダメージ(コロコロ)7点。

GM : ぐはっ!! オーバーキルです。

ゴーシュ : よし!

ダリア : 「アシュレイちゃん、コボルトさん、下がって!」と指示を出したり。

GM : では、乱戦が解除されたので、アシュレイとコボルドが後ろに下がります。

GM/コボルド : 「ありがとうでやんす!」

GM : では、敵(ボルグ)のターン。敵側後方から前線に出て、ダリアを狙います。

ダリア : ですよね~。

ゴーシュ : ですよねー

GM : ボルグの命中力判定(コロコロ)6ゾロで自動的成功。わはは!

ゴーシュ : おお。

ダリア : うそぉ!?

マール : おおう。

ダリア : だ、ダメージダイスでないだけましかな……? 回避でこちらも6ゾロなら、かわせます?

GM : かわせます。

ダリア : じゃあ、頑張ります! (コロコロ)2と3で、達成値9! どうしようもなかった!

ゴーシュ : どんまい

GM : では、攻撃いきますねー。(コロコロ)14点ダメージ。おっと、ここで特殊能力発動。

ダリア : 痛恨!?

GM : 痛恨点の発動により、ダメージが更に+4点。18点ダメージです。

ダリア : 防護点3なので、15点のダメージですね……(汗)

ゴーシュ : なかなか。

ダリア : 残りHP8点。

マール : やばいな。マールなら死んでいた。


 2ラウンド目はゴーシュが雄叫びを上げながら(現場で見る、ゴーシュさんの知らなかった側面(笑)byダリア)斧で切りかかり、マールが魔法でそれぞれボルグに多少の傷を負わせる。

 ちなみにダリアが【キュア・ウーンズ】でクリティカルを叩き出してHPを完全回復させて全員で歓声を上げるのだが、誰も回復魔法はクリティカルしないことを知らない。

 この場にはGMを含めて、ソード・ワールド2.5初心者しかいなかったからだ。

 ちなみにボルグの攻撃はゴーシュにあっさりかわされてしまう。


 3ラウンド目から、前線に舞い戻ったダリアとゴーシュの攻撃は当たらず、マールの低めのダイスが地味に敵のHPを削る。完全に泥試合の様相を呈してきた。

 無情にもタイムアップの時間が刻一刻と迫り、この場にいる全員を駆り立てていた。


GM : おっし、4ラウンド目。泣いても笑っても最後のターンです。

ゴーシュ : 殴ります。

ダリア : 状況をみて攻撃か回復か考えます。

ゴーシュ : 「しねえええええええ!!」(コロコロ)11。

GM/ボルグ : (コロコロ)ひょいっ。

ダリア : なんなんですか、その回避の良さ!?

ゴーシュ : もういっちょ。斬り返し! (コロコロ)て、達成値7!? ぶほっ。

GM : (コロコロ)スカッ。

ゴーシュ : ど、どろ……。

GM : なんかごめんなさい。

ゴーシュ : いやいや(笑)

マール : 【エネルギーボルト】!

ダリア : マールさん、怒りの鉄槌を下してください!(笑)

マール : 魔法行使判定(コロコロ)12。

GM : (コロコロ)抵抗失敗。

マール : (コロコロ)10点ダメージ。

GM : ここまでのボルグの累計ダメージ27点。

マール : だめか。ダリアの予想通りならボルグのHPは28点で、1点残り。時間切れかな。

GM : タイムアップです。うーん。1点まけておきます。PC側の勝利!

ゴーシュ : 一応は勝ちか。お腹すいてたのかな(笑)

マール : お情けでも、まあ今回は仕方ないでしょうね。

ダリア : この後ダリアの攻撃が当たれば、どのみち終わりですしね。当たれば。

ゴーシュ : いや凄くSWっぽかった(笑)

ダリア : 確かに(笑)


 ちなみにプレイヤー3人の中の人は無印ソード・ワールド経験者、一番の新米はGMであった。

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