番外編その2(限定だった作品で御座います)
ある夜の事です。
ウチの隣で圭介さんが気持ち良さそうに寝ています。
ふふっ。圭介さんの寝顔はいつ見ても可愛いです♥️
ウチは圭介さんを起こさない様に慎重にベッドから抜け出ました。
" ブルッ "
ベッドから出たウチは肌寒さを感じました。 やっぱり何か着ないと夜は肌寒いですね。 それに、汗をかいたお陰で身体中がベトベト。 ついでだからシャワーでも浴びようかな?
ウチはベッド近くに畳んで置いてあったウチの衣類一式を持って浴室へ向かいました。
シャワーを浴びて、衣類一式を着込みベッドルームへ。
まだ圭介さんは寝ています。 圭介さんを起こさない様に慎重に移動し、時間を確認しました。
現在 AM 4:00
まだ起きるには早い時間ですね。 ウチももう一回寝ようかな?
そう思いながらベッドサイドに座り横になろうとした時、ふとベッド横にある小物入れに目がいきました。
小物入れの蓋が開いていました。 閉め忘れたんでしょうね。
ウチは小物入れまで移動し蓋を閉めようとしたんですが、中身のある物が切れている事に気付きました。
あれ? アレが切れていますね。 今晩使用した分で終わりだったみたい。
ウチは無しでも全然OKなんだけど、圭介さんが嫌がるんだよね💦 まだ2人で居たいからって//////
……仕方がない。日中に買いに行かないと。 でも、何処に買いに行ったら良いのかな? ドラッグストア? それともコンビニ?
そうそう、変装をして買いに行かないとね。 一応ウチは芸能人だから、 " アレ " を買っている姿を一般の人に見られるのはまずいから。
という訳で、ウチは今日の日中に " アレ " を買いに行く事にしました。
とりあえず篠宮さんに連絡をしようっと。
ウチは篠宮さんに電話を掛けた。
『もしもし刹那? 今何時だと思ってるの?』
「朝の4時ですね」
『……分かっていて電話してきたのね。 はぁ。で、用件は何?』
「はい。実は、 " アレ " が切れちゃいまして」
『 " アレ " ?』
「薄いヤツです」
『……それ、私に報告要る?』
「や、報告じゃなくてですね、篠宮さんに電話した理由はですね、 " アレ " は何処で購入したら良いのかを教えて欲しくて」
『ねぇ刹那……何故私が知ってると思ったのかな?』
「篠宮さんなら経験豊富だと思ったから?」
『……ドラッグストアに有るわよ。後コンビニにも』
「やっぱり。思った通りです。篠宮さんに電話して良かった♪ 日中に買いに行きますね♪」
『……ちゃんと変装をして行きなさいよ? 刹那は芸能人なんだから』
「分かってますよ。そのつもりでしたから。 ありがとうございます篠宮さん♪」
そうしてウチは篠宮さんとの通話を終えた。
そしてお昼になり、ウチはサングラスに帽子といった変装をして某ドラッグストアに " アレ " を買いに出掛けた。
" アレ " にも色々種類があって、選ぶのに結構時間が掛かってしまった。 だって、薄さにも色々あったし、何故か苺の香りつきみたいな奴もあったから。
選んでいる最中、周りの人達からジロジロ見られてしまった。 まるで不審者を見るような目で見られたのを覚えている。
でも妥協はしたくなかった。 だって、今晩圭介さんと使用したかったんだもん。
厳選した物を購入してウチはそそくさとマンションに帰った。
そして夜。 それなりに良い雰囲気になったので、寝室に移動。 さて、今日購入した " アレ " の出番だ!
ウチは小物入れを開けて " アレ " を取り出そうとした。
あれ? " アレ " の量がウチが買った物より増えている!?
もしかして……圭介さんも購入したの?
ウチが圭介さんを見ると、圭介さんはばつの悪そうな顔をしていた。
なぁんだ。考えている事は同じだったのね。
それから盛り上がったのは言うまでも無い。
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