第四十一の論争 足フェチ問答
彼女はこのまま順番通りに親指に行くと思っていた。
しかし彼は彼女が気持ちいいのであればと舵を切った。
彼女の赤く血の集まった血色の良いつま先を両手でぐりぐりと指圧しほぐした。
「ん…///」
思わず声が漏れてしまう。
「カッツーン」
彼女の色っぽいその喘ぎ声のせいでリミッターが外れてしまった。
足を少し高く上げさせると彼の長い舌が彼女の足を舐めまわす。
「ちょ…!なにして――――
もはや彼に彼女の言葉は届かない
「ハァハァ…もう…堪えらんねえ…カチャカチャ…」
「一発でいい…一発でいいから…抜かせてくれ…」
「…ツ!」
「先生!!ちょっと保健室行ってきます!!」
「ん?お、おう…大丈夫か?」
「私は大丈夫なんですけど…彼がどうやら熱っぽいようで…」
「ハァ・・・ハァ…オミアシィィ!!」
「…ほんとうだ…俺には生徒というより忌子にしか見えない…」
「テメ―生徒になんてこと言いやがる!」
「それじゃあ私は彼に付き添ってきます!」
「お…おう…うつされないよう気をつけろよ?」
「クソ!覚えてろよ!センコー風情が!!!」
「ほら…落ち着いた?」
「ああ…すまなかったな…みんなの前であんな風に取り乱して…」
「ホントだよー、キミってばちょっと甘やかしたらすーぐ調子に乗るんだもん…」
「ついな…オメーが魅力的過ぎたんだ」
「そんな程度でごまかせるような安い女じゃないよーっだ」
「・・・」
「・・・」
誰もいない保健室のベットの上で男女が二人きりというのは、潔癖な学び舎という空間に反旗を翻すような背徳感非日常感があり…とってもえっちだ
「・・・」
「・・・」
「ここなら…だれもいないから…」
「…ゴクリ」
「オメーは…」
「ん?」
「オメーは足で十分なのか?」
「…?」
「…カァァァ///」
「ここまで来たんだ、オメーの言う通りここには誰もいないぞ?」
「俺だけが幸せになってもいいのか?」
「…私はキミが幸せなら…何よりだよー…」
「本当だな?」
「それじゃ、靴下を脱いでもらおうか?」
「いぢわる…(そうやって焦らして最後までやるんだねー?///)」
数分後————
「ふぅ…気持ちよかった…それじゃあ戻るか…」
「…ッチ!」
「なんだよ、舌打ちしやがって」
「本当にただ足コキさせるだけかよー!」
「なんだよ!?オメーがそれでいいってんだからお言葉に甘えたんだよ!」
「そんなんだから君は乙女ごごろがわかんないんだ!!!」
「女子からやらせて?っていわれるのを待つつもりなのー!?」
「そんなんだから『モテない 早漏 包茎 忌子』なんだよー!!」
「あー!!!テメェーさんざん言いやがって!最近なんだか機嫌がいいのか足を許してくれるなーって思ってたのに!」
「私も少しはやらせてあげてもいいかなーって思ってたのー!!それなのにこうやって調子に乗りやがってーーー!」
「キミはこうやって足を好きにするチャンスを棒に振ったんだよーーーーだ!!」
「うるせぇ!!オメーいつも俺のこと私のもの私のものって言いやがるんだから、オメーの足も俺のものって言わせろ!!!」
「私そんなメンヘラなこと言ってませんー!べっー!!」
「言ってんだろうがああああ!!!メンヘラだろうがあああ!!!」
「ちーがーいーまーすー!!女の子なんてみんなこんなもんですーーー!!!」
「ばーかばーか!!」
「うるせぇ!!このメンヘラが!!」
「オメーらうるせぇぇ!!!!」
彼は下半身丸出しの姿で言い争っているのを目撃され以降彼たちの学校の校則に保健室に男女二人で休んではいけないと追加されることとなった。
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