第三十一の論争 炭酸水の本当の恐怖 R-18

やはりどんな刺激にも慣れというものがあるようで少し余裕ができた・・・

だがどんどんと今度は刺すような刺激から感覚が変わっていった。


・・・あれ、なんだか…痛みに慣れてきたぞ…?

これなら…

彼が甘い考えを見せたためその現実との差で自らの首を絞めてしまった。

あ、熱い!?

熱い!!!熱い!!


彼はのちにこの体験をこう語る。


「いや…本当に痛みのベクトルが二転三転するんだよ・・・」

「まずは冷たい…とまあこれは冷蔵庫に直前まで入っていたからそりゃあそうだという話だ」

「で、問題は次からだ」

「そりゃあ最初に冷たいといえるくらいだ、そう叫ぶほどの痛みではなかったさ…」

「だが4~5秒くらいしたら亀頭全体に刺すような痛みが走った…この時には叫んじまったな…」

「この段階でも…思い出すだけで痛くなる…だがな…次の段階があるんだよ…」

「体感で50度くらいと言えるほどに亀頭が熱くなったように感じたんだ…おそらくだが炭酸で亀頭の血行が異常に早くなり、その結果熱が生じたんだと思う…」

「痛いのもあるが熱い…本当に亀頭のパニックだったさ…」

「ん…?それでおわったか?」

「ふむ…」

「そうだ、まだあったんだよ・・・段階が…」


熱いが…大分…慣れてきた…

痛みも引いてきたな…ん?

痛く…ない?


え?

痛くない…熱くもない…冷たくもない…


「な、なあ…」

「?^^」

「何も感じない…」

「・・・え?」


そう告げると彼女も恐ろしくなったのかこれから使えなくなってしまうことを憂いたのか驚いた様子を見せバタバタと急いで彼のあそこをいたわった。

「ごめんね…!大丈夫?まだ何も感じない?」

彼女が急いでタオルで彼の亀頭をふき取る。

すると感覚が戻ってきたのか彼の皮の裏側に残っていた炭酸水に彼が反応し

「痛い!!いってえぇええ!!」

「ああ・・・よかった…感覚が戻ったんだね?」

「まあ・・そうだな…」

「本当によかった~…」

「これで痛がるようなら外交カードとして選択肢に入れようかと思ったけど…」

「そんな感覚がなくなるくらいに大事ならダメだね…」


「・・・俺のあそこと俺はどっちが大事なんだ…」

「キミだって私と私の足どっちが大事なのよー?」

「・・・お互い不問としよう…」

「そうだねー…私もこれでオナホの件は燃やすだけで許してあげる♪」

「許してないだろ…それ…」

「じゃあ燃やして許してあげない♪」

「燃やさないという選択肢はないのか…」

彼女は軽く微笑み先ほどの炭酸水の入った紙コップを持ち上げる。


「おい・・・!まじかよ…汚いぞ…?」

彼女はなんの迷いもなく彼の煮汁の出た炭酸水を飲み干した。

「ぷはぁーーっ」

「えへへ!」

にんまりと笑う彼女は艶やかで大人っぽくそして何より淫靡に笑って見せた。



ちなみに炭酸水の感想は作者の実体験です。

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