第十三の論争 抱けぇ!!!
「それでよ…バックでつきながら思いっきりケツをひっぱたいて『おらおら、叩かれるたびに締まりがよくなってるぞ~』って言うってプレイがしたいんだよ」
両那「わかる」
A「異常者どもめ」
昼飯を食べ終わった彼たちが教室の後ろに溜まり猥談中の猥談をしていた。
まるでそれはすっかりと風情ずいた秋風に対比するかのように風情もくそもない会話だった。
「オメーはさっきから批判しかしないがお前の好きなプレイ、やってみたいプレイは何なんだよ」
A「そうだな…だいしゅきホールドからのキスハメかなぁ…」
「くそおもんな」
両那「昭和みたいな希望だな」
「俺今やろうと思ってるプレイがあってさ、彼女に靴下履かせて靴下と足に挟まれてしごいてもらってそのまま靴下に出すだろ?。それで出した靴下を履かせて…ハァハァ…不快と嫌悪感にかられながらも逆らわずにそのまま気持ち悪い感覚と俺の熱を感じてもらうっていうプレイ」
A「死ねよ」
「両那はわかってくれるだろう?」
両那「うーん…僕もそんな頭おかしいことは思いつかないよー」
両那「君の場合はSとMと足フェチとリョナというめんどくさい性癖だからねー」
A「オメーはもっと一般的なプレイはできないの?」
「一般的なプレイって言ってもよ…どうにも俺は挿れるってことはまだしたくないんだよ」
「そのかわりしゃぶらせるのは存分にできるがな」
A「まて両那、気持ちはわかるがそのアースジェットを放せ」
両那「よくもまあそんな惚気話ができるもんだ」
「まぁまぁ落ち着けって…じゃあリョナ公はどんなプレイをご所望で?」
両那「首絞めックス」
「バチクソ犯罪者じゃねえか」
A「この世界に救いはないのか?それともここが地獄の底か?」
「私はねー…抱きしめながら首元に噛みつくケモノのようなプレイがいいなー」
どこからか愛らしいおっとりとした雰囲気を放つ彼女がまるでずっとそこにいたかのようにぬっと会話に横入りをしてきた。
それもなかなかに彼女のヤバさ、奇矯さがひしひしと伝わる要望だった。
「そんなことより―君は私にバックでつきながらお尻を叩きたいの?いいよー今夜あたり…」
耳元にささやく彼女の淫美な吐息が彼の耳にかかる。
いたずらっぽく笑う彼女はどこか濫りがわしくいやらしい気品を放っていた。
彼はずいぶんと都合の悪いことまで聞かれたと思い少し汗ばむ。
両那は怒りからくる震えを抑えるのに必死だった、アル中やヤク中のそれ並みに強い震えだった。
「またその話か…何度でも言うが俺たちはまだまだガキなんだぜ?」
「じゃあエッチなビデオも見れないねー^^」
「はぁ…わかったわかった…また今日帰ったら話そうな?どうにもここじゃ人の目があるんだし…」
「うふふ…君は電気がついてるほうが好きかなー?それとも私の裸なんかじゃ興奮しないくらい見てきたのかなー?」
彼をからかうようににやりと八重歯を見せて笑った。
彼がそんなことを言われたらむきになるとわかって反応を楽しむように誘うように煽ってくる、彼女も日頃からやられっぱなしではないようだ。
「あ、ああ…そうだな、オメエの裸くらいじゃなんとも…」
彼が見事に彼女の予想通りの反応をしてしまうと彼女がなんとも楽しそうに立派に育った自慢の胸を寄せて誘惑をすると彼は、照れたようにして急いで目線を外すも彼の顔は真っ赤に染まっていた。
「・・・」
「ほらほら~どうってことないんじゃないの~?」
彼は始業のチャイムに助けられるまで無言だった、いや助けられたのではなくチャイムが彼女の背を押したのかもしれない。
「授業始まっちゃうよー?」
そういうと彼女は彼の腕を胸で挟みぐいっと引っ張り席に着く。
「さっきから顔真っ赤だけどー?どうしたのー?」
言うまでもなく理由はわかり切ったことだった、しかし彼女は彼の口からどんな反応が出てくるのか気になったのかニヤニヤとしながら訪ねる。
「少し…離れろほ、ほら…熱いからさ?」
「えー…私寒い~」
さらにきつく彼の腕に抱き着く。
彼は自分の心音が彼女に聞こえるのではないかと心配になりながらそんなんで呂里とやろうとしていたのかと呆れられそうなくらいに童貞臭を漂わせながら。初心なかわいらしい恥じらいを見せた。
「わかった…俺の負けだ…離れてくれ…学校で理性を失いたくない」
「うふふ…いつもこのくらいかわいかったらいいのに♪」
「っけ…ビッチが…」
「なんかいったー?」
「な、なんでも…」
どうにも今回は彼女に振り回されているようだった。
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