第八の論争 親、帰還

ブーブブwキンコーンw


デフォルトのラインの通知音にもかかわらず何かむかつく音が休日の昼下がりに幼馴染の携帯から鳴り響き、眠っていた彼がビクッ!っと目を覚ます。

「んぉ?起こしちゃったー?」

「ん…いつの間に寝てた?」

昼寝から目覚めたとき特有の情報処理に時間をかけながら目をこする。

彼女の部屋でスマホをいじっていたら気づくと寝てしまっていたようだ。

彼女はうつぶせでスマホをいじり彼は彼女のふわふわとした質感たっぷりのお尻を枕代わりに顔をうずめてして寝ていた。

「うーーーーん…なんだか寝心地がいいと思っていたら…夢じゃなく天国だったか。もみもみ、ふわふわ」

「うふふ…好評だったようで…」

ある程度で満足したのか気のすむまで尻を堪能したのか起き上がりしっかりと目を覚ます。

「あーそうそう、今のラインなんだけどね?」

「ふぁぁあ?」

あまり興味がなさそうに欠伸をしながら返事をする。

「おとーさんが帰ってくるんだってー、いつも通り夜ごろ」

「おっ、そいつはいいな」

「もう…また飲むつもりだねー?」

彼女の父は時々帰ってくると酒好きな彼(未成年)とたらふく酒を飲み合うのが好きなようでいろいろな種類のビールを買ってくる。

どうやら二人ともビール党らしく積もる話もあるのか楽しそうに酒を飲み合う。

「それじゃー俺はつまみの準備でもしてようかなー」

「やったね買い物デート♪」

「今日は一緒に飲むかい?」

「あんな苦いものなんて飲めないよー」

「でも俺の白濁色の苦い液体は喜んで飲むでしょ?」

「??日本酒?」

「いいや…なんでも…」

「?」

「そんなことより今回はどれぐらい潜伏するって?」

「そんな人を逃亡者みたいに…」

「で?どのくらいだ?」

「1週間だってさ」

「なんとも忙しないな、君は寂しくないの?」

「まあ…寂しいけど…君が居てくれるからね♪」

「私よりおかーさんのほうが寂しいとおもうよー?」

「………なるほどじゃあ今日は俺の家で寝ろ」

「?なんでー?」

(おめーのおかんが性欲モンスターだからだよ☆)

「なんでも!」

「ふうぅん、まあ君のことだから何か思い当る節があるんだね?」

「その説が有力かな」

そんなこんなでうろうろとしているとすっかり夕暮れになったので彼女の家で待っておくことにした。

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