第4話 いきる
この本を読んでぼくのもやもやがようやくわかった。ぼくは“生きたかった”んだ。本当は生きたくてしょうがなかった。死にたくなんてなかったんだ。
”生きる意味”も、無いようでちゃんとあった。気づいてなかっただけですでにもうぼくは知ってたんだ。
“生きたいから生きる”
結局はそういうことなんだと思う。細かい生きる意味は、これから生きていくうちに見出していけばいい。
焦らなくていい。人と同じじゃなくていい。生きていくために、これから正しくないことをしたり嘘をついたりするかもしれない。でも、それが必ずしも悪いこととは限らないと思う。ときには正しくないことや嘘も必要だし、それが正義になるときだってある。人は完璧なんかじゃないし、間違ったことだってする。けどたくさん寄り道をしてもいいじゃないか。その分たくさんの世界を知ることができるから。
ぼくは、当たり前が当たり前じゃないと知ったから。“生きる”意味はただ“生きたいから”でいいと知ったから。この先どんな困難が待ち構えてるか想像もつかない。でも、ぼくが生きることをやめなければ必ず困難は乗り越えられる。いい人生を歩むことができる。自分の人生を変えられるのは、自分の“生きる意味“を見つけられるのは、誰でもない自分自身なんだ。
いきる 結望人 @hope_n
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