第14話 辦道話その四 プーチンは狂っているのか
ウクライナでは殺人が続いている。
愚か愚か。
しかしこれが今の人類の実態だ。今の人類のレベルだ。
各国軍隊を持ち、軍事力の脅威のバランスによって何とか均衡を保とうとしているのが人類の今のレベルだ。
今の人類の状態では、平和が理屈でもたらされることはないだろう。どんな理屈を作っても、それを破って良いという理屈は必ず出現する。
プーチンの行動に疑問を覚えるという意見がいくつか見られる。中には正常な状態ではないという意見まである。
本当のところはわからない。
けれどプーチンの中では理屈は通っていて「正しい」に決まっている。
人間は本来人は殺せない。しかし、プーチンの頭の中では殺人も正当なものになる。
なぜか?プーチンが本来の状態から遊離してしまっているからだ。仏教でいう「本来の面目」から乖離してしまっているからだ。
本来のものなのになぜ乖離するのか。見失うのか。
それは坐禅していないからだ。坐禅しない限り、本来の面目に立ち戻ることはできない。絶対に。
「この三昧に遊化するに、端坐参禅を正門とせり。この法は、人々の分上にゆたかにそなはれりといへども、いまだ修せざるにはあらはれず修せざるにはあらはれず、証せざるにはうることなし証せざるにはうることなし。」
人間に備わっているのだけれど、坐禅しない限り本来の面目は現れないし、得ることはできないのだ。
いくら理屈を言ったって何ともならない。
坐禅するしかない。
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