第18話 辦道話その七 自分を正しく使いこなす

 ロシアはウクライナへの武力行使をやめない。ウクライナも抵抗している。

 素朴に思うが、仮に武力でウクライナを制圧できたとして、その後どうなるのだろう。憎しみの連鎖が続いていくだけではないか。ロシアと対抗勢力のせめぎ合いはその度合いを強めるだろう。一旦武力行使すれば「やったもん勝ち」みたいになるのなら、それを真似る国は出てくるだろう。そこにまた憎しみの連鎖が生まれ、対抗勢力とのせめぎあいが生まれる。

 人類って何のために存在してるのだろうか?

 間違いないのは、因果の法則だ。ロシアの武力行使は必ずロシアにとって厳しい結果をもたらす。どんなに理屈を取り繕っても、人を殺し、人の生活を破壊して無理矢理言うことを強制しても、それが安定して続く訳がない。その結果が出るのにどのくらい時間がかかるかはわからないが、必ずロシアは厳しい状況に追い込まれる。

 当面は現実的な妥協を図るしかないが、最後は真実・真理、大宇宙の真理に従った結果となる。

 権力者は、真実・真理に従って自分を使いこなせなければいけない。プーチンは「自狂に酔っている」としか思えない。他国の権力者も大丈夫だろうか?

 真実・真理を体得し自らを使いこなすためには坐禅するしかない。

 だけど、当分そんな世の中は来ないだろうなあ。その前に滅亡しなきゃいいのだけれど。 

「仏法を住持じゅうじせし諸祖ならびに諸仏、ともに自受用三昧じじゅようざんまい端坐依行たんざえぎょうするを、その開悟のまさしきみちとせり。」

 

 

 

 

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