第26話 はじまり

確かあいつがここに来だしたのは…。


…。2年が始まって2カ月くらいした時か。


ちなみに俺は1年の時にたまたまこの使われてない教室見つけてな。


戸締りもされてないし。なんか不用品置き場みたいになってたし。

先生も生徒も来ない感じだったからそれから勝手に利用している。


いや部活とか俺してなかったからさ。とっとと家に帰って好きなパズルする。ってのもできなくなかったんだが…。

うちの親がな。まあちょっと店しててよ。

基本家事は俺がしていて…。家帰ると結構バタバタなんだよ。

で、親が帰ってきてゆっくりとか思って家でパズルしてると…。後ろから答え言ってくる親がいるとかで…。まあいろいろ大変なんだよ。親もパズル系が好きでね。見ると答え言ってくるとかいうね。困ったもんなんだよ。


でさ。お店の都合ってのか。俺は月水金は学校から早く帰る必要がなくて…。母親が家にいるからな。俺が家事をする必要がないんだよ。


で、ふと1年ときに…。


パズルを家じゃなくて…。学校でやればいいのか。って俺は思ってよ。

家でやってるとホント親が絡んでくるからな。なんで一緒にやろうみたいに毎回なるかだよ。謎だ。


あー、ちなみに俺がパズルに目覚めたのは中学生の時だったな。

さっきから言っているように俺の親はお店があってよ。よく俺が家に1人だったから…。

まあ暇だったわけよ。

俺友達と遊ぶとかなくてよ。

そしたらたまたま本屋に行った時にパズル雑誌とかいうの見つけてよ。


確か…。初めてやったのははまちがいさがしか。


「へー、ゲーム機がプレゼントにあるよ」


とかたまたま見たものがプレゼントあり。とかいうのでな。

そしてまちがいさがしなら誰でもできるだろう。で0俺は買ったわけよ。そしたら…。ハマった。


ちなみにこのハマったは2つの意味がある。

パズルにハマった。というのと。騙されたいうのか。単なるまちがいさがしと思っていたが。めちゃめちゃ難しかったんだよ。なんだよ。かわいいイラストで人をつって置いて…。やってみたらめっちゃレベル高いじゃん。と、出版社にやられたな。うん。誰でもできますオーラ出していたくせに…。ってやつだ。


…。俺言葉の使い方あってるか?いや基本勉強は…。でな。まあいいか。なんとなく伝わればいいだろう。とりあえずパズルにハマったがなんかパズル沼にもハマったってことだよ。


そして家でパズルをやっていたら…。親が絡んできて・・。ってまあ。そこからだな。俺がパズルしてると親が入ってくるようになったのは。


つか。あれ…?俺は確か…。あいつが教室に来だしたときのこと思い出していたような…。なんか話がそれている?大丈夫か?ってかまあ…。うん。とりあえずあいつが来たときのことを言えばいいか。よし。話を戻そう。


えっとだな…。


確かいつものように放課後に特別棟3階のいつもの教室で俺がパズルをやっていたら…。なんか珍しく足音が聞こえてきたんだよな。

でもまあいつかはバレるやらでバレたらバレたかー。の気分で俺は教室を使っていたからな。

いや図書室とかも使う候補だったが…。あそこはなんか先生や生徒がいるからな。

だから候補から外れた。いつも決まった曜日にいると…。なんか目つけられそうだったから。


でだ。あいつが来たときだな。


「…。うん?」


みたいな。小さな声が聞こえた気がしたが…。まあとにかく俺はパズルパズル。と俺は気がつかないフリをした。

いや、だって敏感に反応するとだろ?先生か生徒かもわかってなかったが。普通に居たら普通に終わってくかも。とか考えたな。

確か。あー、あと謹慎中。とみられたくはなかったが…。勝手に謹慎中で課題してるのか。みたいな感じでスルーしてくれないかとも思っていたな。


でまあなんか聞こえた方を俺が見るわけにもいかず…。どうなった?とか少ししてから思っていたらだよ。


確か少しだけ開けてあったドアが開く音がして…。

うわ…。入ってきたか。とか思いつつもパズルパズルに俺は逃げて…。


いや確かこの時はお絵かきっていうか。ロジックっていうパズル?まあパズルはパズルか。とりあえずルールにそってマスを塗るとイラストができる。というやつをしていたから。パズルには逃げやすかったな。細かい数字見てやるやつだから目をそらすと1列ズレたりするからな。だから周りを気にしない。気にしない。にはもってこいのパズルだった。たまたまだがな。


そうだそうだ。するとな。かなり近くで…。


「うん?絵?」


と女?の声がしたが…。うん。気にしない気にしない。を俺はまだ貫いた。

ってか今詰まっていたところが偶然進みだしていてな。いいところだから話しかけないでくれ。だったな。


っか…。なんかじろじろ見られている気がしたが…。うん。こういう時は変に動くなだな。パズルに集中集中だ。


が…。このまま無視もなので…。ってか誰か近くにいるのはもちろんわかっているので。だから。よし。1問終わったら声をかけよう。ってことを俺は決めてから…。1問終わったところで…。


「…。何してるんだ?お前」


と、聞きつつ顔をあげたら…。

マジか。めっちゃかわいい子が目の前に居た。

なんでこんなところに美少女がいるんだよ。である。


今はちょうどバイオリンのイラストができたのだが…。

答えの記入も忘れるような衝撃だったよ。

いや、だって可愛すぎるし。こいつ。


「あっ、やっと気が付いた」


とかなんかこの美少女は言ったが…。うん。このまま見ていると…。だったので俺はパズルに逃げた。


「…」


っかパズルに戻ってからこれ話しかけられたのに失礼じゃね?と思ったが…。うん。今目の前に居る奴と普通に話せる自信が俺にはなかったため。正しいことをしたと思う。


と、とにかくだ。パズルに集中した俺だった。


ちなみにそれからの俺は何を話したらいいかわからず。

ずっとパズルをした。

だから途中で帰られるかとか思ったのだが…。

こいつずっと見ていたんだよな。不思議なことに。


♪♪~


「…。えっ?」


とか思っていたらいつの間にか下校時間になった。


っか、しまった今日は買い物行かないとだったよな。と思い出した俺は片付けを開始した。

そしてパズル雑誌や筆記用具をカバンにしまって…。俺は立ち上がり。教室を出て行った。


…。

…。

…。


っか俺は廊下に出てからあることを思い出した。

今…。教室にあの女子まだ居たよな。と。俺はさらっと教室を出てきてしまったが…。


うん。今から教室に戻るのは…。ということで、俺はそのまま足早に学校から逃げることを選んだのだった。いや買い物もあるしな。悪い。と思いつつな。


っかマジで何話したらいいとか分からないし。女子と話すことがわからないから。これでよかったはずだ。


多分だが…。あの女子はもう来ないだろうとも思ったし。

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