第17話 まちがいさがし
先週は漢字の勉強ではないですが。まあ漢字?のパズルをしていた先輩。あれはまあやっていればそこそこ漢字を覚えたり熟語。四字熟語を覚えたりできそうですが…。まあ学校の勉強。試験に役立つかは微妙ですが…。まあ漢字のパズルをしていた先輩。そして途中でちょっと私もパズルに参加しました・
結局先週の金曜日はちょうど先輩が最後の問題を終わると同時くらいにチャイムがななって…。
「ぴったりですね」
と、ちょうど問題を終えた先輩に話しかけたら…。
「ああ、小冊子やってもらってよかったわ」
とか先輩に言われました。ってかつまりは…。
「って、今週中に終わらないから私にやらせたんですか?」
「そうだが?」
と私は先輩に利用されていたことをあれから知りました。
いや、まあ、楽しかったからいいのですが…。先輩のお手伝いになっていたとは。本当はやっと毎回毎回やって来る私に先輩がパズルの良さでも教えてくれようとしたのか。と思っていたのですが。
ただ。問題数が多くて金曜日までに終わらないから手伝い。とりあえずやらせていた。という形でした。
まあ、、、。いいんですけどねー。
とりあえずその後に帰ろうとした先輩をハリセンで叩いておきました。
パシコン!
「だからなんで叩かれるだよ」
「気分です!」
「俺先輩だよな?」
「さあ?」
「おい」
とかまあ先輩と…。ちょっと下校時間になってからも話すということはできたんですが…。うん。一緒には帰れませんでしたね。
先輩と話している間。私は特に片付けとかしていなかったんですが…。先輩は片付けをしつつ私と話していたらしく。
話が切れたところで…。
「じゃ」
と。先輩逃走。私…。片付けしてなかったから追えず。でした。ってか先輩にが足が速いんですよねー。ホント。下駄箱まで行ってももうすでに居ませんでしたし。
というのが先週の金曜日のその後です。
…。
…。
…。
そして今週はまたパズル雑誌が変わりました。
漢字の問題を先週はしていたから…。その前には数独もしてましたし。今週はさらにレベルアップ?とか思っていたら…。
現在先輩はかわいいイラストが並んだものを、、、。って、これ同じイラストが隣同士に並んでいませんか?ってこれなに?でした。
「先輩なにかわいいイラスト見てるんですか?」
「いや、普通にこれまちがいさがしだが?」
「急にレベル下がったー」
いやいやわかっていましたよ?同じイラストが並んでいる。そして問題文には間違いが6とか。書かれていましたから。でも先輩はもっと難しそうな何かをしているのだろうとか勝手に思っていたんですよ。何とは思いつきませんでしたが…。はい。いやもう私もこれまちがいさがしだよなー。しか思ってませんでしたよ。でももしかしたら…。と思っていたんですが。普通にまちがいさがしをしている先輩でした。
まあそんな感じに私がいうと…。
「いやいや、レベルならめっちゃ上がったぞ?」
と、先輩が意味の分からないことを言いだしました。いやいやまちがいさがしですよね?絶対簡単じゃないですか。違うところ見つけるだけですよね?とか思いつつ私は…。
「はい?まちがいさがしですよね?そんなの私でもスラスラ出来ますよ?」
と言ったら…。
「ならするか?」
「はい?」
すると珍しいことに先輩はパズル雑誌を私に渡してくれました。珍しい事です。雑誌を私に先輩が渡してくるとかなかなかない事ですからね。
なので雑誌を渡された私は椅子。自分の指定席に座り…。
「やってやりますよ。すぐに終われせて見せますからね。これくらい余裕です。朝飯前です。えっと…。この問題は…。まちがい1つ…。はい!?1つの間違いを探すんですか!?」
「その問題はそうだな。ほらスラスラどうぞ」
と、何故か勝ち誇ったような顔をしている先輩って…。
いつも通りのボサボサヘアー。の先輩。なので…。そんな勝ち誇ったようにやってみろ。みたいなオーラ。なんか上から目線というか。そんな感じなんですが…。でも見た目がですね。いつも通りだから何も感じないんですよ。
せめてピシッとしてきたら…。ドキドキしたかもしれませんが…。ってそんなことはいいからとっととやっちゃいましょうか。1カ所だろうと間違いを探せばいいだけですからね。
「1カ所…。1カ所…。ここは…。一緒」
…。
…。
…。
「ここも一緒…。ここ…。ちょっと違…。いや同じか」
…。
…。
…。
「あっ色が…。いやこれは同じか。大きさ…。うーん」
…。
…。
…。
「ぬぬぬ…」
私は2枚のイラストを見るを続けているのですが…。。この中に1箇所だけ違うところがあるらしいのですが…。悔しいことに全くわかりません。
1箇所。
1箇所。
1箇所。
たった1カ所だけなのに…。わからない。というかむしろ1カ所だから見つからないというか。見る範囲が広すぎて…。わからない。
私の前ではいつも通りのボサボサヘアーの先輩が・・・。見ている。うん。悔しい。とか思っていると…。
「…」
「めっちゃ難しいだろ?」
先輩が話しかけてきましたが。ここで降参してはなので…。
「黙っててください。気が散ります」
「はいはい」
パズル雑誌がない先輩は今日は私に話しかけてくれましたが…。うん。余裕ぶっこいた私。間違いが見つけられず焦っています。
いや、これもし勢いに乗って見つけられなかったらなんでもいう事聞いてやりますよ!みたいなこと言っていたらヤバかったですね。大変なことを私はすることになっていたかもしれません。って…。余計なことを考えないでとりあえず1カ所。間違いどこだ…。
ってか1箇所って、えー。ですよ。細かいイラストもあるから…。木の葉っぱが1枚少ないとかだと。やばいです。めっちゃ時間かかりますよ。目がしょぼしょぼしてきましたよー。なんですか。1つみつけるだけってこんなに難しいんですか?
まちがいさがしレベル高すぎですよ!
「ちなみに俺見つけたから」
マジですか。なんでですか。先輩反対から見ているのになんで見つけているんですか!ってか今めっちゃイラっとしました。この先輩…。ホント勝ち誇った顔を…。
「先輩。うるさいです」
「…。暇だな」
「普段の私は大人しく見てます!」
「はいよ」
今日の先輩はいつもの机で暇そうというか。立ち上がり私がやっているパズル雑誌を見ていますが…。何たる余裕というか。あれですか。ハリセンで叩かれたからその仕返しですか。女の子は叩けないから。こういう方法でやり返してきましたか…。ぐぬぬ…。です。
ってか、私が見つけれないのにさっき先輩はさらっと見つけただと?ですよ。実はあれは嘘。ということもあるでしょう。とかいろいろ私は思いつつイラストとにらめっこ。
にらめっこ…。にらめっこ…。
「…。わかんない…」
どれくらいでしょうか。かなりの時間私はにらめっこをしていましたが…。わかりませんでした。すると…。
「答えは…」
「あー、まだまだ」
「いやいやこのままだと俺が出来ないんだが」
「いいじゃないですか」
「いや。暇だし。いろいろ予定が詰まる」
「私がわかるまでダメです」
「…」
パズル雑誌が無いからよく喋ってくれた先輩ですが…。黙りました。まあこれは先輩のミスですね。私に雑誌を渡したのがミスですよ。
…。って、なんか先輩は違うことを始めました。ハガキ?あー、そういえばこれプレゼントが書いてあるから。応募するんだー。そういえば今までのパズル雑誌も全部全問プレゼント付き。とか書いてありましたね。
…。じゃなくて、まちがいまちがい。まちがいさがし。絶対見つけるんだから。
そして…。
「あったぁぁぁ!!石ころの形だぁぁぁ!」
長き戦いに私は勝利した。もう…。立ち上がることはできない。疲れたー。
「やっとか」
私が叫ぶと応募はがきとかに住所?とかを書いていた先輩がつぶやき…。はがきを書く作業をやめてこちらを見ました。
「ふん、見つけましたからいいんです。私は頑張りました」
「はいはい。じゃ返してくれ」
と私は先輩へとパズル雑誌を返しました。いや、でもスッキリしましたー。ちょっと快感。めっちゃ時間はかかりましたが…。
とか思っていたら…。
♪♪~
チャイムが鳴りました…。えっ?。もうそんな時間?ですよ。
「え?」
「あー、終わったか」
「え?えー!もう下校時間!?」
「だな。明日頑張るか。誰かがずっとやっていたからな」
「あ、いや、先輩…。その…。なんかすみません。時間がこんなに経っているとは…」
うん。さすがにこんなに時間が経っているとは思っても居ませんでした。なのでちょっと先輩に謝って…。
「いや、問題数は少ないから問題なしだ」
「そうですか」
「じゃ」
話が終わると先輩は立ち上がり…。ってここで捕まえないとか!
「あ、先輩途中まで一緒に行きましょう」
よし捕まえた。先輩はこちらを見て立ち止まってくれました。よしです。
「え?なんで」
まあなんで?は…。ですが止まってくれたから良しとしましょう。
「なんでって、下駄箱までは絶対同じですよね?」
「…。たしかに」
「まさか、今まで下駄箱も違うとか思って1人で…。帰ってました?」
「い、いやいや、そんなことはないからな」
「怪しいですが…。まあ行きましょう。いつも放置されて寂しいんですから。ってか背伸びー。身体バキバキー」
「猫背でしてるからだよ」
と、まあなんか流れでこの日は先輩と帰りました。
学校の校門までですが。はい。帰る方向が全く違いましたー。まあパズルの雑誌を私にやらせてくれた。
そして校門まで一緒に帰ってくれた。まあまあかなりの進歩ですね。
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