第2話 弁明と決闘。
表通りは旬の魚と磯の香りで満ちている。道行く人も道沿いの店で足を止める。
フィールはこの街が好きだ。
お肉も好きだけど、この沢山の種類の魚が並ぶこの街道も、魚料理を出す屋台の並ぶ城下町も、フィールは好きだ。
いつもはこの道を朝の6時半くらいに通る。季節が違えば魚も違うし、毎日毎日店先に並ぶ魚は姿を変える。朝市を早めに切り上げて魚を並べている人もいて、水よりも透き通った瞳の魚たちを眺めるのがフィールの日課だったし、このためにいつも30分は余裕をもって家を出ている。
こんないつも以上に青が続く晴天の日にもフィールは何も見る暇もなく、全速力で表通りを駆けあがっていた。商業都市の表通りを行く人たちもその足取りは早めだけれど、そんな彼らの合間をもっと爆速でフィールは駆けあがっていく。
いつもよりもずっと遅い時間に、初夏にもかかわらず噴き出すばかりに汗を垂らしながら走るフィールの姿に商店の人達は好奇の目を向ける。
「ねぇフィールーーなんでそんな急いでいるのーー」
おかしなところがもう一つある。
鮮やかさの塊みたいな人が、麗爛な少女が双眸に見習い魔術師を捉えて追従している。
潮と労働の匂いのしそうな漁夫の汗と対照的にシトラスと夏の匂いのする飛沫を置き去りにして彼女も石畳を駆けあがっているのだ。
珍妙な行列(2人)は表通りを過ぎて、城下町を抜け、丘を登り、キトラ城の中堀に沿って、城を見上げるキトラ魔術学校の門をくぐった。
教練上にまでショートカットを駆使して向かい、フリジアも続く。遅刻スレスレでいつも来るザールが開発したショートカットには何度かフィールは世話になっているのだが、パルクール的なショートカットを初見のフリジアの方が乗りこなしていた。
2話
「本当に、本当に申し訳ございません!!」
フィールは教練上に一応先手を打って首を垂れながら現れる。こんなので効果があるかは分からないが、ノコノコ歩いて出るより遥かにマシだろう。
24名の見習い魔術師達は火魔法の練習をしている。整列する彼らの前に立つのは師匠。いつもの気迫とうって変わって純度100%の怒気。師匠のことだから僕の気配が近づいてきていることくらい分かっていたのかもしれない。
すごい、地を這う頭の上からでも感じる怒気は桁が違う。
「やべっ!!!」
ザールが怒っている師匠と土下座する自分に気を取られて、魔法を誤った。
「ザール!!魔法の発動中に意識を逸らすとは何事だっ!!」
首だけザールの方に向けて鋭い眼光を放つ。
「セイヤセン・・」
なんかすまんよ、ザール。
「全員同じように練習を続けろ、ザールと同じ失態を繰り返した者は分かっているよな」
ザール一同生徒たちに指示を出す。
「「はいっ!」」
みんな意図的にこっちから視線を逸らしてそそくさと魔法に意識を向けた。
「で、フィール、何か弁明でもあるか?私は心配したんだぞ、学校までの道中で君に何かあったんじゃないかってね。こうして姿を見せてくれただけ嬉しいよ」
こっこえーーーーーー声が笑ってない。心配なんか絶対してない。怒りしか感じられない。
「いえ、弁明の余地もありません。寝過ごしたために遅刻した次第です」
「ほう、寝坊してか、、今は10時半、なんだ3時間以上も寝過ごしたのか?」
確かに不自然だ。師匠の声にはもちろんただならぬ怒りがあることには変わりないが、疑問、いや疑いの調子が含まれている。
「全くその通りです。本当にすいません」
だがフィールは嘘を付いていない。まじで寝坊した。起きた時は10時で7時半の始業に間に合うわけがないので間違いない。寝坊した理由(不埒)は存在するのだが。
「本当に寝坊しただけか?よもや何かを隠しているのではないな?」
「い、いえ、本当にそれだけです。昨日が休暇だったからと調子に乗り過ぎました」
一応他の見習い魔術士達は自分の魔法に集中しているが、耳から入ってくる内容を聞いてフィールに憐れみの感情を抱いていた。まぁこいつ死んだな、くらい。
「そうか、、」
師匠は顎に手を当てて考えてる。ちなみにこの間遅刻した奴は一カ月雑用に回されてたからそれ位の罰が下りそうだ。この一カ月間単位が貰えないので、実質留年が確定する。(留年というか魔法師資格を取れないので、もう一年見習い魔術師をすることになる)なにげにめちゃくちゃ重い罰だ。
「フィールが遅刻するのは初めてだったな、、それに今日の午前の内容の火魔法は既に習得しているんだよな、」
「はい」
おっもしかして、もしかしてだけど、、
「仕方ない。次はないからな。午後の教練から復帰しろ」
「寛大な御処置に感謝致します。金輪際このような愚は犯しません」
やっとフィールは顔を上げる。
「当然」
許された。許されてしまった。
フィールは驚いている。同じくらい他の見習い魔術士達も驚いている。いくらなんでもちょっと甘すぎる。特に前回罰を喰らった奴はかなり納得いかない様子だ。無理もない。前回の彼は1時間の遅刻だった。なぜ3時間のフィールが許されるのだろうか。
「なんだ?文句があるのか?」
しかし、師匠はそんな彼を睨む。
「い、いえ、自分への処分と比べ随分と寛大でいらっしゃるようで」
実はこいつだけを睨んだのではなく、ざわついた生徒たち全体を睨んでいたのだから、わざわざ白状する必要もなかったが、多分こいつは不幸体質だ。
「あん?フィールは次席だろう。そういうことだ」
師匠の返事には怒気がある。はっきりと彼は文句を言ってしまった。
彼は地雷を踏んでしまった。留年回避のために師匠の機嫌を取らなくてはいけないのにこんな調子では厳しいだろう。
「それじゃぁー主席の俺はどうして・・・」
ザール、それはヤバいだろっ!!このタイミングで馬鹿なのか!?
「じゃあ聞くが、お前は今までに何回遅刻した?」
「4回ですかね・・・」
「分かるだろう。そういうことだ。それよりも午前中の課題魔法は終わっているのかな?」
「いっいえ、終わっていません」
「そうか、なぜやらない?」
「もっ申し訳ありません!!ただいまっ」
多分、まだ文句があるやつはいるだろう。でも今の師匠にそんなこと言えるわけも、示唆することもできない。皆自分の魔法に集中しているように装っている。
フィールは師匠の一挙手一投足に細心の注意を払いつつ、午前の教練を端から見守っていた。めちゃくちゃピリついた空気で、フィールは結構大事なことを忘れていた。こういうとこはフィールの悪い癖なのかもしれないけれど、師匠の放つオーラがあまりに鋭敏なのでこの教練場にいる者はみんなこんな調子で、どうにか残りの2時間を耐えて昼休憩を迎えた。
「ああ、フィール、そういえばお前の分のエルメダをデュッテしといたよ」
「ブフォッ」
えっ?そんなことある?そんな頻出するネタなの?何、エルメダがデュッテしてフェルティテュールにトッツォしたガルゲルマにフィウメで南チロルがトリエステ?
ごめんなさい。適当言いました。デュッテ以降になんの意味もありません。こんなフラグは未回収になるのがオチだよ。
教練場の端にある机に座って暇をつぶしていると、神速で昼ごはんを終えたザールが恩着せがましく語りかけてきた。多分まだピリついているこの空気がいやだったからだろうけど、予想外のフィールの反応で迎えられる。
「なんだよ?噴き出すほどのネタじゃないだろ。なんだ?30分前にでも考えていたのか?」
「ブフォッ」
なんで!どうして?ザール君、君には読心術でもあるんですかね。話数通り越して突っ込んでくるあたりホンモノな気がするんですが、流石主席は違いますね!!!
「図星なの?そうなの?」
なんだこいつ、さっきまで師匠の怒気に触れて縮こまってたくせに「ねぇ、ねぇ、図星?ねぇ?図星なの?」みたいにこっちに詰め寄ってきやがって。
「そういやさ、本当に寝坊だけだったのか?」
「えっそうだけど」
「そんなことないだろ・・・流石に10時まで寝てるって、じゃあ昨日はいったいなにした
んだよ?」
「いや、それなんだけど、一昨日の夜に家の近くの酒屋にいったじゃんか、で、途中でザールは帰ったけどさ」
「ああ、そうだな。そういやあの後どんくらい飲んでたんだ?」
「いやそれがさ呑みすぎて具体的な記憶はあんまし残って無いんだけど、あの後酒屋にとあるお姉さんが来てさ、まぁその人とと呑んだわけなんですが・・・」
「マジかっ!フィールにそんな度胸あったのかよ。ちょっとだけ見直したよ」
うるさいなこいつ。自分がちょっとモテるからって調子づきやがって、学業に支障をきたしてたら本末転倒なんだかr・・っく、この主席野郎がっ!
「それがな・・・目が覚めたら今日の10時でさ、僕の部屋の中にその人がいたわけですよ、僕自身驚きを隠せていないというか、まぁ時間がヤバかったので急いで魔術学校に来たんだけd・・・」
ちょっとまてよ、おい待って、どこ行ったんだ、学校の正門までは一緒だったよな?今どこ行ったんだ?
「どうした?フィール」
「いやっそれが、その人僕が魔術学校に急いでるのについてきてたんだよ、途中までは一緒で、学校の中にも入ってたはず、一体どこに行ったんだろう?」
「えっそうなのか?それはちょっとヤバいんじゃないか?」
「なんで?」
「いやーそりゃ師匠なんかに見つかったらさ・・・」
「えっ確かに他人を学校の中に入れたってバレたら怒られるだろうけど、別に中庭とか一般にも解放されてるからそこまでだろ。まぁ今朝遅刻で勘当くらった後にってのはあるけど」
「お前・・・自覚はないんだな」
「何の???」
「そりゃあ師匠はさんざんお前のこと贔屓してるだろう。別に生徒に必要なことは必要なだけ教えてるからそれ以外の部分なんてそんなもんでいいと思うけどさ、あの人の本職教師じゃないし。つまり、そういうことだ」
あっ、師匠の口調を真似した、、まぁ確かに他の生徒に比べて師匠は甘いような気もするけど、基本的に成績の良い方には優しくて悪い方には厳しいっていうのは僕以外にも当てはまるし。(ザールはチャランポラン過ぎて例外)
「確かにそうかもだけどさ、僕も師匠と同じで平民からこのクラスに入ってるからってことじゃないの?」
「まぁフィールがそう思ってるならそれでいいけど、俺は知らないからな?」
よくわからないな・・・
しばらくして、、
「フィールっ!やっと見つけた!!」
噂の彼女はやってくる。一体何をしていたのか分からないけど、まったく気にしてないというか、最早勝手にどっか行っちゃうなんてフィール酷い、くらい思ってそうな、なんだか不満を匂わせる雰囲気すら纏っている。
「フリジアさんっ!どこ行ってたんですか?途中までは着いてきていましたよね?」
「ああ、それはね、この学校の中に知り合いがいてさ。それでその人とちょっと話してたんだよね」
「それにしても、よく追い出されませんでしたね。一部の場所は一般に開放しているとはいえ、原則この敷地内は関係者以外立ち入り禁止のはずですよ。僕の従姉弟ってことにするはずだったんですけど、警備員とかに見つからなかったですか?」
「一回見つかったんだけどね、その・・知り合いが警備員さんに説明してくれてまぁ大丈夫だったんだよ」
いやグッじゃなくてさ、わざわざ手を突き出さなくていいから、それってその知り合いの人に助けてもらったってことじゃないの?
警備員に摘まみだされそうになったからその知り合いは声を掛けてくれたんじゃないの?誰だか知らないけどお礼でも言っておきたいな・・
「そうですか・・・」
「あのーー俺は一旦ここら辺で失礼しますね、後はお二人でどうぞ。師匠が来ても俺は知りませんから」
なんだザール、今日はこんな感じで変だn
ドンッ!!
いきなり地が揺れた。
「フィールっ!!??それはどういうことだぁ!?!??!?」
「しっ師匠!?!?」
昼休みも残り5分くらいになっていたので師匠が教練場に戻ってきたわけだけど、めっちゃ怒ってる。
「まさかフィール、その女に現を抜かして遅刻したんじゃないよな?」
「そっそんなこと、ナイデス」
「じゃあ誰なんだその女?」
「彼女は、フリジアさんは、僕の従姉弟d」
「私はフィールの彼女よっ♪」
ちょっこのタイミングで腕に抱きついてくるのは流石に違うって。いや、右手にね、いい感触があるのは事実ですけど。
「おn前、この野郎っ」
ちょっちょっ師匠、怖い、怖いって。殺意撒かないで!!
ドォォォォォォォォォォォンッ・・・・・・・・パカッ
えっ?
「ちょっと貴方、フィールの師匠か何か分からないですけど、危ないですよ!!」
いやいやいや、何が起きたの?まぁ何が起きたかは分かるよ、師匠が僕の方に突っ込んできた。教練場の入口と今僕がいる場所は50mくらいあって、瞬きの間にその距離を詰めてきているけど、それは時々あるよ、やらかした生徒の胸ぐらを掴み上げるのは師匠はよくやる。
だけどね、なんで師匠の手は僕の左頬直前で止まってるのかな?
「不届きものの生徒を尋問しようとしただけだが?それよりも手をどけていただけないか?」
フリジアさんなんで師匠の動きを止めれたの?ねぇ、さっきまで僕の右側にいたよね?なんで左から凸ってくる師匠を止めてるのかな?この人さては猛者?
「いや、私が手を離したらフィールに酷いことするでしょ?ダメだよ」
睨み合う二人の圧がすごすぎて体を1ミリも動かせない。けど視界の端にめっちゃビビッてるザールが映る。
んっ?なんだ?ザールが見てるのは師匠でもフリジアさんでもないよな。どこを見てるんだ?・・・えっ机? えっなにこれ?
うん。どうして? なんで机が二つになっているのかな?そういえばさっきパカッって音がしていたね。うん。確かにそんな音はした。そうか、師匠が豪速で突っ込んでくるのをフリジアさんが止めたから。ああーーその衝撃で壊れたのね、なるほどよくわからん。
「放せって言ってるだろ!!!」
ブォオォンッブォワッ
師匠が止められた手を振り払う。しかもその手の先からは火魔法<フレイム>も出ているおまけつき。やばっすごっこわっ
「ひぃ怖い怖い。何激高して魔法打ってるんですか?今のフィールにもかすりそうだったよ?」
「それくらいは考えている私を誰だと思っている?」
「知らないよ?まぁフィールの先生なんだろうけど、こんな乱暴な人で大丈夫なのかな?」
「なんだとッ!!」
ヤバい、師匠完全にキレてる。フリジアさん煽りすぎなんだよ。
「そんなに無鉄砲だと冒険もろくにできないでしょう?ランクもどうせそんなに高くないだろうし、あっ、だからここで教えているのか!そういうこと!」
ポンッって手を打ってる場合じゃないよフリジアさん。師匠を誰だと思っているんです
か?まさか知らないのッ????
「この女、言わせておけばいつまでもっ!!そんなに言うなら私の力をその体で味わったらどうだ?」
ヤバい、師匠完全に戦闘モードになっている。フリジアさんがどれだけ戦えるのか知らないけど、絶対に師匠にはかなわない。
「あら、別にいいけど、そんなに自信満々だと負けたときに収拾着かないよ、せいぜい手合わせ願います、くらいにしとけば後々のダメージが少なくできるよ!」
なんで?ねぇなんでフリジアさんはこんなに自信満々なの?逆にさ、なんで?貴方の目の前にいる人は、師匠は、世界ランカーだよ?並みどころか一流の冒険者も、戦士も、狩人も束になっても敵う相手じゃないよ!
「ほう、いいさ、これで戦ってやる。」
「そう。貴方がそれでいいなら構わないけど、言い訳でも考えときなよ。」
師匠とフリジアさんは再度向き合った。これは止められない。でも、どう考えてもフリジアさんに勝ち目はないはず。歴戦の猛者で経験も能力も、考えうるすべてのパラメータにおいて人外な師匠と向き合うフリジアさんの姿は場違いには見えなかった。
本来、僕なんかと、いや、そこらへんの宮廷戦士くらいでも、師匠と向き合うだけでもその存在感に呑まれてろくに試合にもならない。まさにその姿は大海を前にした少年のようになってしまう。
「「フィールッ危ないから離れていて(ろ)!」」
「えっ?」
背中に、引力を感じる・・・
「ぅおおわっっ」
フィールは二人分の浮遊魔法で教練場の外まで吹っ飛ばされた。超強いG。
ザールはすでにこっそり離れていた。他の生徒はそもそも日頃からフィールとは距離が遠いので近くにはいない。それを確認したのか師匠は力を解放した。
「っくっ、、」
あまりの迫力と濃密な魔力で息が苦しい。
どうしてだろう、僕は神を知らない。恩恵を実感したこともないし、やっぱり人の世界だと思っている。けれど、この大きな空が、師匠の力の影響で碧く黒くなるのを見ると、神の存在を疑うことなどできない。
もはや結果は見えた。流石に師匠には敵わない。これですら神には届かないというが、神にほど近いこの力に人がかなうわけg
「ほう、貴様、やはり何者だ?」
まさか、師匠に及ぶ人がこの世に存在しているなんて、青黒い空を押し戻し、世界の半分は今度は桃色、いや、もっと禍々しい、日陰の中の桃のように決して輝いているとは言えないような色に染められる。けれど、その力は感じる。
師匠とフリジアさんの間、丁度その中心から低く唸る風が噴き出している。その風がフィールの髪をなびかせる、その感触を得る・・・いや、風は吹いていないのか・・・ではなぜ?
同じ感触をこの場にいる全員が確かに感じていた。本来、強力な魔法が陣を展開した時にはその兆候を感じ取るものだ。しかし、この場合魔法は展開も選択もされていない。けれどあまりに濃縮された魔力に全員本能的に命の危機を感じ取っていた。心に暴風雨、とでもいうのだろうか?
「貴方から来ないなら私から一発行かせてもらうよ、これくらいで死なないいいんだけど?」
「ふんっ大口だけ叩いとけっ!」
<アルヴェニア最強>ジークリンデ・フェルビアVS<S級狩人>フリジア・S・ミルディアの戦いが幕が上がった。
誰も知るところではないが、この二人クラスがぶつかり合うのはそれこそ100年前の建国祭の時の武闘大会以来だから結構歴史的出来事らしい。草。
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