第96話 エヴレン・アヴシャル‹13›

「そう……、なんだ……。せてもらえるかい」


 褐色かっしょく綺麗きれいひとみはりのようにほそめられました。

 なんだか雰囲気ふんいきが、おかしいです。

 ベルナさまとは恋仲こいなかのはずなのに……。

 あんまりうれしそうじゃありません。


 だけど、とにかく恋文こいぶみ手渡てわたすことにしました。

 受取うけとってすぐふう手紙てがみ取出とりだしたイドリスさんは、ながれるようにとおします。


なんとある、イドリス?」


 ころしたこえでヤフヤさんがたずねます。


 そういえば、なんでヤフヤさんが一緒いっしょなんだろう。

 ベルナ様と二人ふたりっきりでうんじゃないのかな。

 せっかくの逢引あいびきなのに……。

 お目付めつやくってことなの?

 えらひとって大変たいへんだ。


彼女かのじょないようだ……。身元みもとがバレて教会きょうかい逗留とうりゅうしているらしい」


「なるほどな……。しかしおまえがフラれるとは、とんだおわらぐさだ」


 愉快ゆかいそうなヤフヤさん。


「ほっとけ」


「で、このさきは?」


「それは宿屋やどやもどってからだ。――おじょうさん、きみがエヴレンさんなのかな?」


「はい、そうです」


「そっか、手紙てがみありがとう。これからもよろしくね。これすくないけど」


 イドリスさんは手紙てがみふところにしまうとわりに銀貨ぎんか一枚取出いちまいとりだしました。


「あうっ! ありがとうございますぅぅぅっ!」


 両手りょうて銀貨ぎんかしいただき、ありがたく頂戴ちょうだいいたしました。


 臨時収入りんじしゅうにゅうだよ!

 来月らいげつ返済へんさいにまわせる!


「――おたせしました」


 そこへイドリスさんたち料理りょうりはこばれてきました。

 配膳はいぜんをするのはジョージアさんです。


 そういえばジョルジさんも綺麗きれい男性だんせい?だったよねぇ。

 でも、こっちの綺麗きれいさは女心おんなごころひびかないんだなぁ。

 むしろ嫉妬心しっとしんいてくるというか……。


豚肉ぶたにく生姜焼しょうがや定食ていしょくです」


 イドリスさんはハッとしてうごきをめ、ジョージアさんをつめています。


「こちらはとりのサルマです。――では、どうぞごゆっくり」

 

「――ちょっとって」


 立去たちさろうとするジョージアさんのうでをイドリスさんがつかんで引止ひきとめました。


「えっ?! 何ですか?!」


 おどろいてかおをひきつらせるジョージアさん。

 もしかして男性だんせいだってづかれた?!


きみ名前なまえは?」


「ジ、ジョージアですけど」


「ジョージア……」


「おい、イドリス、どうした。その女給じょきゅうなんだというんだ。――まさか帝国ていこくまわものか?」


 魔人まじんでもこわがりそうな剣幕けんまくでヤフヤさんがジョージアさんをにらみます。

 びくっとするジョージアさん。


 りつめる空気くうき

 まずい沈黙ちんもく

 そして、イドリスさんはおもむろくちひらいたのです。


「――今度こんど二人ふたりきりで食事しょくじでもどうかな」


「はぁっ?!」


 みんなポカンとしちゃいました。


「イドリス……、おまえというやつは……、言ったそばからそれか……」


 ヤフヤさんのこめかみがピキピキいってます。


「――見境みさかいなくおんないつくのをやめろと注意ちゅういしたばかりだろうがっ!」


 憤然ふんぜんとして立上たちあがり、イドリスさんの襟首えりくびつかむヤフヤさん。


「いやて、ヤフヤ、今回こんかいちがうんだ」


なにちがうのだっ!」


一目ひとめでわかった。彼女はおれ運命うんめいひとなんだ」


「何のはなしだ?!」


「このになら、おれ生涯しょうがいささげてもいいってことだ」


 イドリスさんは、まっすぐにジョージアさんを見つめてます。


生涯しょうがいだと……。おまえでもふれたか?!」

  

「――ジョージアさん、おれとの結婚けっこんかんがえてみてくれないかな」


「はぁぁっ?!!」


 また、みんなポカンとしちゃいました。


 何を言出いいだすかとおもえば……。

 いきなり結婚けっこんって……。

 おとこって、みんなアホなの?

  

 ベルナ様のことはどうするのさっ!

 告白こくはくできなくてなやんでるんだぞ!

 浮気者うわきものだ!

 おんなたらしだ!

  

「し、しょっこら、らずもねえごとぉぉっ!」

   

 動揺どうようしてるなぁ。

 なまりがちゃってる。

 まあ、無理むりもないよ。

 酔払よっぱらいのあしらいは、なれてるけど。

 いきなり素面しらふ英雄様えいゆうさま求婚きゅうこんされたらねぇ……。


「ああっ、そうか、ごめん、自己紹介じこしょうかいもしてなかったね。――おれはイドリス・ジェサレット、英雄えいゆう称号しょうごうち、いま英雄党えいゆうとうという冒険者組織ぼうけんしゃそしきひきいている。けっしてあやしいものじゃないんだ」


 英雄えいゆうっていて、まわりのおきゃくさんが、ざわざわしはじめます。

 

「――こばがくせぇっ!!!」


 イドリスさんを怒鳴どなりつけてうでをふりほどくジョージアさん。

 そのまま居間いまほうげていってしまいました。


ってくれ、ジョージアさん! いきなりわるかった! ジョージアさん!」


 呆然ぼうぜん立尽たちつくすイドリスさん。

 周囲しゅうい男性客だんせいきゃくが、どっとわらいました。


「キュペクバルはとせても、ジョージアちゃんはとせなかったか」


英雄様えいゆうさまもかたなしだ! さすがジョージアちゃん、かんぱぁいっ!」


「しかし、いきなり結婚けっこんとはなぁ。おそれいったぜ。さすが英雄えいゆうは、かんがえることがちがうねぇ」


「そこらのおんななら、その綺麗きれいかおちるんだろうが。相手あいてわるかったな」


「まったくだ。ジョージアちゃん、あの美貌びぼう愛想あいそもいいんだけどよぉ……。身持みもちちがいわみてぇにかたくてなぁ……」


「ああ、手強てごわいのなんの……」


 男性だんせいのおきゃくさんは一斉いっせい溜息ためいきをつきました。

 女性じょせいのおきゃくさんは、それをややかに見てます。


いよるやつほしかずほどだが、いま勝利者無しょうりしゃなしってわけよ」


おれなんかもう、50かいはフラれてんぜ」


色男いろおとこ英雄様えいゆうさまがダメなんだ。お前なんぞ1000回誘かいさそっても無理むり、無理。ひゃひゃひゃ……」


 店中みせじゅう下品げひんわらごえがさざめきます。

 かたをガックリとしたイドリスさん、よろよろと自分じぶんせきもどり、くずれるようにこしをおろしました。

 さっきまでの颯爽さっそうとしたかんじは、ありません。

 なんかけこんじゃってます。


「ふん、くすりだ。これにりて、女癖おんなぐせわるさをあらためることだ」


 皮肉ひにくっぽくくちをゆがめるヤフヤさん。


「うるせぇ、クソじじぃ……。あのいままでとはちがうんだよ……。ずっとさがもとめていた相手あいてなんだ……」


 しょぼくれるイドリスさんにあきれ、溜息ためいきをつくヤフヤさん。


「ほら、めしめる。さっさとうぞ。はらふくれれば、すこしはれるだろうよ」


「くそっ、他人事ひとごとだとおもいやがって……」


 イドリスさんは、まるで野良犬のらいぬのように生姜焼しょうがや定食ていしょくくちにかっこんで、またたにたいらげてしまいました。


 完全かんぜんに、やけいだよ。

 えたあと、ジョージアさんがえたほうながめ、ときどき溜息ためいきいてます。


 だけどジョージアさんはそのあとまった食堂しょくどうあらわれません。

 イドリスさん、かなりながあいだってたんです。

 なかなかかえらないんで、さんざんヤフヤさんに嫌味いやみを言われてましたけど。

 何百回目なんびゃっかい溜息ためいきあと、やっとあきらめたみたいで、とぼとぼとみせていきました。


 ちょっと可哀相かわいそうでしたが、ベルナ様のこともあるし……。

 ヤフヤさんの言うとおり、ちゃんとこころ入替いれかえてしいものです。


 こうして、そのわりをむかえ、そして……。

 わたしにとって、運命うんめいがやってきます。


 あさ、ほとんどねむることができなくて、ぐったりしたままきて。

 あたまがボーっとしたまま学校がっこうって。

 ひるあじもわからないまま、食堂しょくどうでごはんべて。

 マルツちゃんや友達ともだちとのおしゃべりもうわそらで。

 ついに放課後ほうかごがやってきます。


 今日きょう用事ようじがあるからって、マルツちゃんとは校内こうないでおわかれしました。

 そのあし学校がっこう祠堂しどうかい、地母様じぼさまほか七主神エディゲンジさまいのりをささげます。  

 どうかかなしい再会さいかいになりませんようにってこころそこからおねがいしたのです。


 おいのりのあと、ウズベリとあそびながら時間じかんつぶします。

 しばらくすると、10こくしめ時鐘じしょうこえてきました。


 先生達せんせいたちはなしでは、ザガンニンへの到着予定時刻とうちゃくよていじこくは9こくごろということでした。

 つまり予定通よていどおりなら、もう教会きょうかいいているはずです。

 教会きょうかい学校がっこう北側きたがわにある通路つうろつながっています。

 おおきく深呼吸しんこきゅうして気持きもちをととのえ、通路つうろへとかいました。


 一歩踏出いっぽふみだすごとに心臓しんぞうのドキドキがおおきくなっていくようながしました。

 教会きょうかい建物たてものちかづくにつれて、きたくない、行きたくないってこころ悲鳴ひめいをあげます。

 かえってしまおうかって何度なんどおもいました。

 でも今逃いまにげたら、きっと一生顔いっしょうかおわせられなくなる、そんながしたんです。

 ウズベリがほほめてはげましてくれたので、すこ元気げんきました。


 教会きょうかい敷地しきちはいると正面玄関しょうめんげんかんまえ人垣ひとがきができていました。

 しろ胸当むねあてをつけた数十人すうじゅうにんの“价士かいし”さんです。

 价士かいしとはとく教会きょうかいやその関係者かんけいしゃ守護しゅごする兵士へいしのことです。

 警備隊けいびたい親衛隊しんえいたい兵士へいしよりもかくうえなのです。


 到着とうちゃくしてまもないようで、従者じゅうしゃ執事達しつじたち荷物にもつ教会きょうかいなかはこれています。

 見つからないよう物陰ものかげかくれながらちかづいていくと、建物たてもののすぐそばで校長先生こうちょうせんせい隊長たいちょうらしきひと会話かいわしていました。

 

 隊長たいちょうさんのそばにいるんじゃないかとおもったんですけど、見当みあたりません。

 どうやら玄関前げんかんまえにはいないようなので裏手うらてまわりこんでみることにしました。

 教会きょうかいうらには井戸いどいけがあります。


 いけみずんでいて、時折魚ときおりさかなねます。

 そのおとが、わびしくあたりにひびきました。

 普段ふだんならほとんどひとはいなんです。

 だけど、そんなさびしい場所ばしょたたずふたつの人影ひとかげがありました。

 

 一人ひとり女性じょせい、もう一人ひとりは女性のばいぐらいの体格たいかくをしたくろ甲冑かっちゅう人物じんぶつです。

 女性じょせい背中せなかを見てすぐわかりました。

 むねのドキドキが大太鼓おおだいこみたいにっていきくるしくなります。

 でも、なけなしの勇気ゆうき振絞ふりしぼってこえをかけたんです。


「おねぇちゃん……?」


 こえいた女性じょせいは、びくりと身体からだふるわせると、ゆっくり振返ふりかえります。

 こしまであった黒髪くろかみみみのぞくほどみじかられていましたが、うつくしい琥珀色こはくいろひともあざやかなあかくちびるは、むかし名残なごりがありました。


 あおいジュペをまとった身体からだは、はるかにびていて。

 細身ほそみだけれど、身体からだせんほねばらず、しなやかな曲線きょくせんかたどられて。

 まるでりん海宇かいうはなのようで。


 いまのヤスミン・ジュンブルは昔以上むかしいじょううつしさにたたえられながら、私のまえっているのです。

  

「エ、エヴ……」


 おねぇちゃんのくちからなつかしい呼名よびなこえました。

 それをいたとんうそみたいに呼吸こきゅうらくになります。


「ひ、ひさしぶりだね……」


 ところがおねぇちゃんは、まゆ吊上つりあげ、いしばり、てつくほどのつめたいこえ言放いいはなったのでした。


「――何しにきたの」


 まるで仇敵きゅうてきにでも出会であったかのようです。

  

「ほ、ほ、奉術典礼ほうじゅつてんれいでおねぇちゃんと試合しあいすることになっちゃって……、だから挨拶あいさつしとこうかなって……」


名前なまえおなじだから、まさかとおもったけど。やっぱりあなただったのね」

 

 きっとまたわらいかけてくれる……。

 むかしみたいにやさしくきしめてくれる……。

 一瞬いっしゅんでも、そうおもった私がバカでした。

 いきがまたくるしくなり、吐気はきけまでこみあげてきます。


「――魔導まどう才能さいのうなんかこれっぽっちもかったくせに。私とたたかうの? 冗談じょうだんにもならないわ。馬鹿ばか


 言葉ことばこおりやいばになってむねさりました。

 いたくて、くるしくて……。

 こころあなからくろもやが、あふれ出します。

 

「な、なんで、そんなひどいこと言うのっ?!」


 となりにいた甲冑かっちゅう人物じんぶつが、ガシャガシャと金属音きんぞくおんてながら、ゆっくりとこちらに振返ふりかえりました。

 顔全体かおぜんたいかぶとおおわれ、だけがあおかがやいています。


 ジョルジさんの復体鎧チフトベンゼル姿すがた

 右手みぎてには自分じぶん背丈せたけよりもながやりっています。

 三又みつまたかれた槍先やりさきが見るからに凶猛きょうもうそうです。


「あなたが私にした仕打しうちのほうひどいにまってるじゃない。わすれたわけじゃないわよね」


「えっ?! なんのこと?!」


 キッとなるおねぇちゃん。

 まるで魔人まじんのようなおそろしい表情ひょうじょうです。


おぼえてないって言うの?!」


一体いったい、私がなにをしたっていうのっ! おしえてよっ!」


ゆるせない……。自分じぶんのしたことがわからないなんて……。あれがどれだけひどいことだったか……。あれのせいで私の人生じんせいわってしまったのよ……」


「だから、何を……」


「なんとも都合つごうよくわすれるものね。――もういいわ! かえりなさい! 二度にどいにないで!」


 一方的いっぽうてきな言いぐさ。

 こころまったくろもやいかりのいかづちはなちます。

 このままじゃかえれません。


「おねぇちゃんこそ、私をずっと無視むしして、おわかれの挨拶あいさつもなしで引越ひっこししちゃったじゃない! どんだけ私がきずついたと思ってるの!」


「あの程度ていど被害者ひがいしゃヅラするの……。なんて太々ふてぶてしい。あなたが私にしたことにくらべたら無視むしされたぐらいなんだっていうの……」


「言ってくれないとわからないよ!」


「――さあ、はなしはおしまいよっ! 奉術典礼ほうじゅつてんれいで、この10年間ねんかんいかりをあなたにぶつけてあげる。みじめにけて、いつもみたいにきなさい。それで私のくるしみをおもればいいのよ」


 おねぇちゃんは、そう言うとつめたくけたのです。

 みしめていた下唇したくちびるれて、あじがしました。

 でもなぜかなみだ鼻水はなみずてきません。


「まだいるの! さっさとかえりなさい!」


 りつくしまもない状況じょうきょう

 はなしてもダメなら、実力行使じつりょくこうししかありません。

 

「――わかったよ、おねぇちゃん、今日きょうかえるね。だけどひとつおねがいをいてくれない?」


「おねがい? 図々ずうずうしいわね」


「私とけをしてしいんだ」


け?」


「そう、奉術典礼ほうじゅつてんれいけたほうが、ったほうの言うことをなんでもひとくの」


 試合しあいって、私が何をしたのかきだすんだ。 

 いまのままじゃ、なにあやまればいいのか、何に反論はんろんしたらいいのか、わからないもん。


「へぇ、面白おもしろいじゃない。あなたも知恵ちえをつけたのね。いいわ、そのけにってあげる」


「――ゴゼン、コノオンナハ、テキナノカ?」


 甲冑かっちゅう人物じんぶつくちひらきました。

 金属きんぞくをこすりわせたような不愉快ふゆかいこえです。 

 この違和感いわかん

 もしかして人間にんげんじゃない?

 ウズベリものどをならし、にらみつけてます。


「そうよ、トゥツク、そのてきよ」


 甲冑かっちゅう人物じんぶつはトゥツクっていうみたいです。


「ナラバ、コロシテ、イイノカ?」


 トゥツクが三又みつまた槍先やりさきけてきました。


「いいえ、ころすのはダメ。わりに奉術典礼ほうじゅつてんれい徹底的てっていてきちのめすの。自分じぶんつみおもさをらしめるためにね」


「ココロエタ」


 トゥツクは、すんなりやりをおろしました。


「――そうね、一応いちおう紹介しょうかいしておくわ。これはトゥツク、私のあたらしい傀儡くぐつよ。試合しあいであなたをたたきのめすものだわ」


 あとほう説明せつめい、いらないよね。

 ムカつくなぁ。

 じゃあ、こっちもおかえしだよ。


「ふうん、そうなんだ。じゃあ私も紹介しょうかいするよ。かたにいるはウズベリ。私の締盟ていめいじゅうなんだ。おねぇちゃんとトゥツクとウフケヴェリさまを、まとめてやっつけるものってことだね」

 

 いそいで振返ふりかえるおねぇちゃん。

 まるくなってます。


締盟ていめいじゅう?! あなた締盟ていめいじゅつなんか使つかえなかったじゃない?! それってどういう……」


「――じゃあ、さよなら、おねぇちゃん。つぎ奉術典礼ほうじゅつてんれいでね」


 わざと質問しつもんこたえず、とっとと、そのあとにしました。

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