第64話 トニカク、カネナイ<10>
ウズベリは、ふらふらしながらも、近づくアティシュリに
「ほら、思い出せ」
アティシュリはウズベリの
ウズベリはフシエの
「わかるだろ……」
でもそれは
ドラゴンの手が
かわすことができず、アティシュリは
ウズベリは白い
アティシュリの
「アティシュリ様!」
ヒュリア
これって死んだってこと?!
まさかね……。
「ツクモ、アティシュリ様は……
ヒュリアは目の前の
だけどウズベリの前にはアティシュリの
「
そもそもドラゴンて死ぬの、っていう
「ああ、私もそう思う。きっと
僕の
とりあえず
『
「
「どしたのっ?!」
「
エブレンが
たぶん
こういう
「
「は、はい……」
エヴレンは大きく
「ツクモさん、あいつ、また
ジョルジの言う
でも、立ってられないみたいで
そんなになっても、まだ
こりゃヤバいね。
エヴレンに
でも、『
ドラゴンの
『
『
いやいや、ヒュリア達の
あきらめるわけにはいきません。
「――ツクモさん、ビルルルさんのフシエ、まだ
ちょっと
こういう顔もできるんだ。
「作れるけど、どうすんの?」
「私が
「行くって、
「はい。――たぶんあの子、私を
「さっきは、たまたまだったかもよ?」
「そうかもしれません。でも、アティシュリ様がいない今、あの
おっしゃる
でもふいに、
(
だとしたら、ここでヒュリアは死なないはずです。
この
きっとエヴレンの
彼女に
「わかった。じゃ、これ」
エヴレンが
フシエを
「じゃ、行ってきます……」
「ちょっと
「だったら、オラも行きますよ」
「それはダメだよ。エヴレン
ジョルジは
「
声をかけるヒュリアに、エヴレンは
そして僕を
ウズベリは、また
エヴレンの身体が
そりゃ
「けっこう
「そ、そんなことないです。
アティシュリの
手を
ウズベリは、すぐにでも
それに、
エヴレンは
でも、エヴレンが
その
でもずっと
ゆっくりと
もう、にらむことも、
さっきまでの
「――エヴレン、
おずおずと目を
まさに大きな“
「たぶんもう
「これをかけてやれば
フシエを
ウズベリは
たてがみに顔を
その
エメラルドグリーンってやつですね。
それとともに、ウズベリの
「あははっ、
ウズベリは
「エヴレン!」
ヒュリアとジョルジが
ウズベリは
「
エヴレンが
これで
アティシュリさん、どうなったんでしょう。
すると
みるみるうちに
その
そして
しばらくすると
「ったく、
「アティシュリ様! ご
ヒュリアが
「
ちょっと
「
アティシュリはエヴレンの顔を
「やっと
ウズベリはアティシュリに
それを聞いたアティシュリは目を
「――お前が良くても、エヴレンがどうするかは
ウズベリに言い
「よくやったな、エヴレン。ありがとうな」
アティシュリが頭を下げました。
「そ、そんな……、私なんて……、
そこまで言ったエヴレンの目と鼻から
「どっでも
エヴレンはアティシュリの
アティシュリは、エヴレンの頭を
エヴレンが
「エヴレン、お前、
ハンカチで思いきり
「だがよ、ウズベリがお前と
「えっ?!」
エヴレンは思わずウズベリの顔を
ライオンは、そうだよ、って感じでまたエヴレンの顔を
「でもあなたそれでいいの?
「いいんだとよ。それよりも、お前と
「私と
ウズベリは、
「――ビルルルがいなくなって、ずっと
エヴレンは
「そうよね……、
アティシュリから
彼女の手が青く
「
「じゃ、ウズベリで」
「いいのか、それで。そいつはビルルルが
「いいんです。だってウズベリって、とっても
「そうか……、ウガリタ
「“
「じゃあ、名前を
「お前の名前はウズベリよ」
手が
こうして青い
「――よっしゃあ、じゃあ
ヒュリアが
「あっ!」
「どしたの? まだ何かあんの?」
「
「
「
ウズベリは、やけ
ドンマイ、ウズベリ。
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