第61話 トニカク、カネナイ<7>
「えーと、
「ああ、そうだ。――とにかく、こいつらに
「わかりました。でも、その前に今日の
「――うあぁぁっ!」
ヒュリアが
「大丈夫?」
「なんて、ひどいところなんだ……」
僕を
「
十分な
ある
早速、できあがった
あばら
それは、
大きさは、コンパクトですけどね。
「あわわっ!」
ヒュリアの
「これって、どういう
「『
「空間! そんなことできるんですかっ!」
「うん、まあ、できるみたいなんだよねぇ。――この中で
「すごいですぅ……」
エヴレンは
「――ありがとう、ツクモ。
ヒュリアの顔に少し
「
「うん、
顔をしかめるヒュリア。
「それ、
「だったら、良いものがあるよ。手を出してみて」
まだ、
小さな袋の中にハーブなんかを入れて
ヒュリアに
うろ
こういう虫が多い
ちなみにローズは
「これは、“フシエ”だな」
「フシエ?
ヒュリアはフシエを
「ああ。――良い
「それを持ってれば、
「ありがとう……」
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女の子っぽいヒュリア、やっぱ、
「あっ、フシエですね。
エヴレンはヒュリアが持っているフシエに顔を
「この
ハーブの
「もし
「ほんとですか!」
ヒュリアの気分が良くなったところで、
マリフェトの
それから
あと
うらめし
生きてるときは、
ちょっと
「ツクモさん、この“おにぎり”っていうお
ご
気に入ってくれたようですな。
バシャルでは、お
あと
まあ地球でも、
ましてバシャルじゃあ、そう
ヒュリアの方は、まだ
なんかちょっと
「――そりゃ、フシエだな」
「アティシュリさんも、フシエ、知ってるんですか?」
ドラゴンも
「ジネプはクルチェチェクだけでなく、フシエも作ってたんだよ」
僕の
クルチェチェクっていうのは、ドライフラワーのことです。
僕の
「ビルルルが好きなハーブをいくつか
アティシュリは大きな
プルンプルンしてるっていうか……。
あれでパフパフされたら、気持ちいいかも。
ところで、
そう言えばチェフさんも
まさかドラゴンには、あの
「――ほら、こいつだ」
「なんか
「うっせぇわ、アホ
200年?!
この姉さんと話してると、たまに
「ちょっと見せて
「ほらよ」
アティシュリはエヴレンが
エヴレンはフシエの口を
ドラゴン
「うーむ……、これは……、
エヴレンは鼻を、ひくひくさせてます。
200年前の
もしや、ワンコか?
ワンコなのか?
いや、そもそも、
しばらくすると、フシエのおかげでヒュリアがなんとか、おにぎりを食べられるまで
というわけで、
ここでやるべきことは、今んとこ、このぐらいでしょうかね。
「――それじゃ、
「
アティシュリの
しばらくすると
人影は男で、
どこかの国の
「た……、たすけ……、て……」
ヒュリアが
「死んでる……」
「
「近くに、いるな。――
エヴレンとジョルジも
ただ、ときどき
「
アティシュリが、さっき
すると
そして大きな
地球のライオンに
大きさは、さっきの
でも、
上あごから下にのびる感じは、
「お前……、ウズベリじゃねぇのか……?」
アティシュリが
ライオンは、ウズベリという言葉を聞いて
そして
「やっぱ、ウズベリだろ。俺だ、アティシュリだ。
青いライオンは少しの
でもすぐにまた鼻にしわ
「お前、なんでそんな
アティシュリの言葉を
「シュリさん! これ、
「こいつはウズベリ!
どゆことよっ?
「――ジョルジ、
アティシュリの身体から
それはトゥガイ
あの
ヒュリアとエヴレンは、力に
力を
アティシュリは
そして身体を
投げ飛ばされたウズベリは
するとその身体が、青く光りだしました。
「ツクモ、
アティシュリが
すると口から
アティシュリは口を開いて、
二つの力は
これって
ウズベリは
つまりそれって僕と
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