第19話 木々開花、良い!<6>
でもホント、
フェルハトさんのおかげです。
どうか
おまえもな、ってつっこまれそうですけど。
彼女にとってフェルハトは、まさに
「キャファメフぅぅぅぅ、うぇっ、うぇっ」
声の方を見ると、アティシュリが
「――アティシュリさん、この
「ふぉんにょかっ?!」
ガバッと顔を
上げた
きちゃないなぁ。
「――する、するぅ。
ふにゃっと笑ったアティシュリは
ときどき
「いいでしょう。それと、お
「チーズ、ケ、ケーキだとぉ、な、なんだそりゃ?」
「
「
どうやらバシャルではチーズを、ペイニルって言うみたいですね。
なんでかなと思ってあれこれ考えてみると、
たぶん、
つまり
そんで
『
これで
あと、トイレの
そんで、
『
『
さすがビルルル。
「ああ、俺には見えるぜ……、チーズケーキの
どうやらアティシュリは、チーズケーキのマボロシを食べてるようです。
キャラメルのおあずけを食ってるせいで、ハイになってんでしょう。
涙によだれが
パンパンと手を
ビクッとしたアティシュリは、
「――お
問いかけられてハッとしたアティシュリは、
「お、おう、まかしとけ!」
ボケ
「――これはどう使うもんなんですか」
使い方が
「ここのヤルタクチュは
「なるほど。――じゃあ、その
「
アティシュリは僕らをそこに
そこから森を
「あれですかね」
「だろうな」
「そんじゃ、アティシュリ様、お
「俺がやんのかよ」
口を
「お手伝いですよ。僕は
「ちっ、そういうことか。どうりで
ぶつぶつ
森の中にアティシュリが消えて、しばらく
ただ、今までの森よりも、色が
チャイムが
『
よっしゃぁっ!
何か
インペリオ!とかクルーシオ!とか、やりたいよねぇ。
エクスカリバー!とかグングニール!とか
だげど、
何もないの?
あんなに
そんなことを思ってると、森の中からアティシュリが戻って来ました。
「うまくいったぞ。あいつも
「じゃあ、もう人を
「ああ。
もうすぐ冬なのに、とても
「ヒュリア、外に出てみろ」
「は、はい……」
ヒュリアはアティシュリに言われて、
そしてそのまま、どんどん歩いていき、空地の
「ツクモ!
にこやかに
なんか
10
そこでまたチャイムが鳴り、
おう、やっときたな
『新しい
へっ?
新しい『
とにかく『
そこには次のようにありました。
『任務:
つまり、ヒュリアに
またこんなことをお
頭を
「うわっ」
びっくりしすぎて、思わず
「おう、
アティシュリはやってきた“それ”を
地面から
「なんなんすか、こいつ」
「
「
「もちろん
「その
そんなに虫は
「俺が知るかよ。――でもまあ、ヤルタクチュが
「――ほう、
さすがドラゴン。
いやそれより、
どゆこと?
「おいっ、ツ、ツクモ、な、なんだ、それは……」
戻ってきたヒュリアは、アティシュリの
なんだ、それは、ってか?
そうです、こいつは、変な虫さんです。
もしかして、虫、ダメなのかな。
「
「どうでもいいから、はやく
ヒュリアが怒鳴ります。
そう言われてもなぁ。
どうやって
何か言ってるみたいですけど、もちろんわかりません。
「よろこんで
アティシュリが
働くって?
わけがわからず、
よく見ると
「ツクモぉ! いいから、はやくどっかやってぇ!」
ヒュリアが泣きべそをかきだしました。
なんか良い。
女の子っぽいヒュリア、もうちょっと見てたい。
そのときまたチャイム音が鳴り、
『
へっ?
『
なるほど。
だから、それを
アティシュリをお
でも『
説明を見てみます。
『
また新しい
「あのぉ、ちょっといいですかねぇ、アティシュリさん」
「うわっ、また出たな」
アティシュリは、あからさまに
「今度は、どんな
まあ
「
「ははぁ、なるほどな。
「はい、そうなんです」
アティシュリは、かかっと笑います。
「
「なんか身体に
「そうだ。
「これに
かなり
ゆっくりと
すると
もちろん
二つの
「それでよし。
アティシュリの言葉にかぶせるようにチャイム音がなりました。
『
『
『
『
つまりまだ数を
でも、これで
なんか
「で、君は何をしてくれるのかね?」
もちろん何にもわかりません。
「よろしく、だそうだ」
アティシュリが
もしかしてこれが
ものすごぉく
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