第15話 木々開花、良い!<2>
「しかし、どこのどいつがよりにもよって、この場所に
アティシュリが、グチりだしました。
「ビルルル様が、ほどこした
ヒュリアが、つきあってくれてます。
「
真黒なアホ?
アホのうえに
「女性の
「ああ、そうだ。なんでも森の中で
「ビルルル様は、いつごろ
「だいたい150年ぐれぇ前に、西の
「その後、
「
「だが、俺はそっからの
「生き残る?」
「うまい言い方がみつからねぇから、そう言うことにしとくわ。――とにかくだ、生き残った
「――周囲から
「では、屋敷が焼けていたのは、アティシュリ様の
「ああ。だがよ、すこしばかり
『
「ヤルタクチュが美しい花を?」
「あいつは、かなり前に
「チェチェクリバチェ……、ウガリタ
「『
ん?
ちょっと
今、スルーできないことを言いましたよね。
すぐに
そして、あるヒントを見つけました。
『
“森”と“園”は
だとすれば、このヒントが
「あのぉ、ちょっといいですかねぇ」
「なんだ、なんだ、またでたな、おまえのその感じ。
うさんくさそうに僕を見るアティシュリ。
「
「
「ヤルタクチュを
ヒュリアが首をかしげてます。
「うん、僕もよくわからないんだけど、
「
「うん、それに僕は
「ふん、そりゃあつまり
アティシュリは
なるほど、ヒントにも『
「
「知るかよ」
うーん、さすがの
じゃあやっぱりこの『
ただ、ヒントを
なんか
でも
とりあえず聞いてみることにします。
「だったら、『
「振動する水だと?」
「ええ、
アティシュリは
その間、
しばらく
どうやら
やれやれです。
「――思い出したぞ」
アティシュリが、
「
「『
「ビルルルが
「ビルルルさんが……」
「その
なるほど、それが
「『
アティシュリは、そこで
「この話を聞いて俺は思ったぜ、ああ、こいつには
まさに、
「この世では、
「霊体に類似したものってのは……?」
「『
「――なるほど、さすがバシャルの
「お前に言われてもあんまり
「で、その『
そこでアティシュリは
ヒュリアは
「おめぇ、俺に聞いたよな、自分も
「――はい」
「
ヒュリアは
だとするとここでは、ヒュリアにしかできないってことになるわけですよね。
でもそれって“ヒュリア”に、
「
「
とまどうヒュリアを、アティシュリは悪ガキのような顔で
「――で、でも、そうだとして、ビルルル様はどうやってそんな
オペ
「もういいよ、ヒュリア。
だけどヒュリアは
「ツクモ、
「ビルルルは、どうやって
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