紫式部の『源氏物語』愛読者は藤原道長、上杉謙信、織田信長、その他数知れず

 高校時代、田辺聖子先生の訳した『源氏物語』を読み、激ハマり!


 超絶イケメンの光源氏が幼き頃に母を亡くし、その美貌の母に理想の女性像を重ね、いろんな女を渡り歩く物語(←説明が雑で古文の先生に怒られそう)


 特に、光源氏が幼い若紫(のちの紫の上)を誘拐して、自分好みの女に育てちゃうとことか、自分はいっぱい浮気してるくせにオッサンになって若い正妻の女三宮に浮気されると怒るシーンが好き。


 個人的に一番好きなのは、光源氏亡き後の宇治十帖の話。


 薫君(表向きは光源氏の息子で、本当は女三宮が浮気した柏木との間にできた不義の子)と匂宮、二人のイケメン貴公子に溺愛される浮舟という構図にキュンキュンした。


 薫は、浮舟が匂宮と浮気しているのを知ってショックを受けるのだが、彼女を捨てきれない。


 一方の浮舟は、二人の男に愛された後、最終的にすっぱり恋心を断ち切って尼になる。


 真面目な貴公子だった薫が浮舟を忘れられずにドツボにハマってしまい、彼女を追い求めて探すシーンのドロドロの情念がめっちゃ好き。


『源氏物語』を漫画にした大和和紀先生による『あさきゆめみし』もファンになり、高校時代、貸出禁止なので、図書館に張り付いて毎日読んでいた。


 この『源氏物語』、愛読者は藤原道長、上杉謙信、織田信長などの歴史的有名人も多数含まれる。


 1001年に書かれ始めた作品が、2000年を過ぎた今なお人気で、驚異のベストセラーなのだそうだ。

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