慈円の書いた愚管抄によると大天狗の後白河法皇はバイセクシャル
後白河法皇は、平安時代末期、平清盛や源頼朝と渡り合い、3度の幽閉にもめげずにのらりくらりと危機を乗り越え、頼朝からは「大天狗」なんて呼ばれる始末の法皇様。
『愚管抄』の筆者である慈円によると、法皇様は男色家の両刀使いとしても有名。
藤原信頼や藤原成親などと関係があったらしい。
ちなみに、慈円は天台宗の座主を務めたインテリ大僧正。
彼の書いた『愚管抄』は神武天皇から平安末期までの日本史の本。
後白河法皇は、頼朝さんから「大天狗」なんて呼ばれて、あまり歴史的に良い印象を持たれにくい人だと感じていたのだが、安部龍太郎先生の『浄土の帝』(後白河法皇が主人公)を読んだときに、激動の時代にあって、苦しいとき今様をつくって気分転換をしていたのだと感じた。
今様は(いまよう)は「現代風、現代的」という意味で、当時の流行の歌。
後白河法皇が『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)という今様の歌謡集を編集している。
今の時代で言うと、LiSAとか、あいみょんとか、米津玄師とか、YOASOBIとか、最近、流行ってる曲を集めたみたいな。
「後白河天皇・上皇・法皇の違いが分からん!」と昔、家庭教師のバイトをしていたときに聞かれたことがある。
後白河天皇→天皇やってた頃の後白河さん。
後白河上皇→天皇やめたら上皇に。
後白河法皇→上皇が出家(坊さんになる)したら法皇になります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます