62日目(2ヶ月記念日)

〈ハルト視点〉





午後からの講義の日でまたじーちゃんと

畑作業をしてからシャワーを浴び






ハルト「ばーちゃん、俺今日夕飯いらないから!

  でも夜は帰ってくるからお風呂そのままにしてて」






祖母「はいはい…笑」



 



祖父「今度は学校だな?笑 気をつけて行くんだぞ」







早起きをしたから少し眠気を感じながら

電車に揺られていると隣に誰か座ってきて

顔を向けるとスーツを着たお姉さんで…






( ヒナと同じ位?いや…少し上??)






あんまり見すぎて「何か?」と聞かれ

戸惑いながら「いくつですか?」と素直に尋ねると

お姉さんは驚いた顔をして「26よ」と答えた





ヒナよりも若い事に驚き改めてお姉さんに

下から上へと目線を向けたが

やっぱりヒナよりも年上に思えて

ジーっと見ていると






アキラ「おい!!」





煌の声がして驚いて見上げると

煌が呆れた顔をして立っていた


 




アキラ「何ナンパしてんだよ?笑」






ハルト「ナンパ!?違うよ!!

  ヒナよりも年上かと思ったから

  まさかの年下で…

  ヒナって可愛いかっただって思ってたんだよ…」






そう言い終わる頃には隣に座っていたお姉さんは

立ち上がってどこか別の席へと歩いて行った…






ハルト「なんだ??」





アキラ「いや…お前スッカリ沼の中じゃん…」






そう言いながらお姉さんが退いた席に

腰を降ろしながら笑っている煌に

どう言う事だと聞くと…







アキラ「お姉さんはお前が

  ナンパしてきたのかと思って

  相手してやったのに自分のお姉さんの方が

  若く見えて可愛いなんて…

  さっきのお姉さんが気の毒だよ?笑」






ハルト「・・・・ただ年齢聞いただけだよ… 」






アキラ「お前自分のお姉さんに

  声かけた時もあんな感じだったの?」






ハルト「ふざけて声かけて…怒られたね?笑」






アキラ「なんか想像つくわ!笑」






ハルト「懐かしいなぁ…もう2ヶ月前になるんだ…」






アキラ「・・・・あと1ヶ月だっけ?」





ハルト「・・・・約束はね…明後日…

  土曜日にちゃんと言うよ… 」






アキラ「・・うまくいくといいな?笑」





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