第3話 まずは『書き出し祭り』について知ろう!②
次に【②匿名】と【③新規作品】について。
この『祭り』の趣旨は、ただ純粋に「書き出しのすばらしさ」を競う事です。
故にネームバリューやフォロワー数に左右されて票が集まったり、「俺に入れてね」アピールでの票操作を防止する為に、全てが匿名で進行します。
その関係もあって、掲載作品は新規作品に限っているんだと思います。
既に発表した作品だと、投票者は簡単に誰かが書いたのか調べる事が出来ちゃいますから。
どんなにマイナーな作品だとしても、【一度人の目に触れた物をリライトして出してはいけません】。
因みに、参加者・投票者の中には下読み経験者の方もいらっしゃるみたいです(なんせプロの作家さんが混ざっていますからねぇ)。
下読みさんは、意外と自分が読んだお話を覚えている物らしいです。
多分バレます。
せっかく参加権を得たというのに、失ってしまっては意味がありません。
ですから他の公募に応募した作品も、辞めておいた方がよさそうです(明示されていないけど、限りなくグレーな白みたいな感じだって誰かが言ってた)。
尚、作品提出には期限があります。
その期限に間に合うか不安に思う方も居るでしょうが、募集(『祭り』への参加決定)から原稿提出期限までは、3か月半程あるので大丈夫。
原稿はその間に仕上げるか、それでも日程に不安があるなら応募前に下書きだけでもしておけば安心だと思います。
提出には間に合いますよ。
もし下書きしたのに先着100名に入れなかった場合には、普通に書いて普通にサイトで投稿すればいいんです。
損になんてなりません。
また、作品の匿名性は投票結果が出た後に解禁されます。
それまでは絶対に言ってはいけません。
誰にもですよ?
お父さんとお母さんには……ダメです、ダメ!
言っちゃダメ!
言いたい気持ちに蓋をして、解禁まで待ちましょう。
因みに途中で匿名性が守られていないと運営さん達に判明されてしまった場合、残念ながらその方は『祭り』への参加権を失います。
原稿提出後にそうなると多分泣きたくなっちゃうと思いますので、絶対にお口には厳重なチャックをしておいてください。
続いて【④投票】。
こちらでは、投票権のお話をしましょう。
端的に言えば、誰でも投票可能です。
書き手として『祭り』に原稿を提供していても、いなくても。
ゴリゴリの書き手でも、まったく素人の読み手でも。
普段小説を読み漁っている人でも、あまり読まない人でも、誰でも構いません。
ただしきちんと読んで、自分の気持ちに嘘が無いように投票しましょう。
因みに参加者(『祭り』に原稿を提供した人)は、自作にも投票可能です。
ただしこれは大切なのでもう一度言いますが、必ず「自分の気持ちに嘘が無いように」投票しましょう。
考えてもみてください。
「最下位にはなりたくない」なんていう妙なプライドだけで自分で自分に点を入れて、その後の発表で自分しか点を入れていなかったと分かった時の惨めさを。
多分ちょっと泣きたくなります。
スマホの前で涙しないためにも、モラルはきちんと守りましょう。
そして最後に【⑤書き出しの良し悪しを競う】について。
この『祭り』で作者側が提出するのは
●題名(上限40文字)
●あらすじ(上限400文字)
●本文(2,800~4,000字)
の三つです。
私の中の認識では、「書き出しっていうんだから競うのは本文部分なんじゃないの?」と思っていたのですが、ふと気になって運営さんに問い合わせてみたところ「どこからどこまでが書き出し部分に当たるかについては投稿者・投票者の主観に任せています」という回答を頂きました。
よって、審査範囲は最大だと上記三つ全部、最小で本文のみの評価になります。
どんな方が投票するか分からないし、何よりもせっかく参加するのであれば「ちゃんと経験を積んだ方がお得ですよ」という事で、是非すべてに注力して頑張ってみてください。
因みに、あらすじの提出は実は任意になっています。
しかし極力サボらず書いてください。
投票云々を抜きにしても、そうした方が断然良いです。
その理由は次話以降で明かされる事でしょう。
※注意※
あくまでも第13回時点のルールに基づいて記載しています。
なるべくメンテをしようと思いますが、参加する際はきちんと運営さん(@kakidashi_fes)が出している【企画概要】をきちんと確認してください。
それが一番間違いないです。
企画概要は、大体該当アカウントにピン止めされていますが、念のため『スケジュール』という項目の日時も確認しておいた方が良いと思います。
そして、最後の最後に……。
この企画は、「なろう」でも「ツイッター」でも非公式な企画です。
優勝したからといって、得られるのはおそらく賞賛と箔くらい。
参加賞は色んな方からの率直な感想と経験でしょう。
もしかしたら既存作品の閲覧数は増えるかもしれませんが、そこ止まりです。
賞品も賞金もアニメ化もコミカライズ化もありません。
(たまたま掲載作品を読んだマンガ書きさんやイラスト書きさんが、何かを書いてくれたり、たまたま本文を読みに来た編集さんが「おっこれは!」と思って作品につばを付ける事は、もしかしたらあるかもしれませんけれど、確約されていたりはしません)
それでも「この企画に参加して良かったな」と、題名・あらすじが公開され本文はまだ未公開という中途半端なこの時期でさえ、私は素直に思っています。
気持ち的にも、技術的にも。
その理由は、次話以降を読んでいただければきっと分かってくる事でしょう。
私が繰り広げた色々な試行錯誤や挫折の連続(笑)を、是非とも読んでみてください。
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