第328話 レベルⅧになった俺
『レベリング』という言葉がある。
本来は『水平化』、『平均化』、『
----『レベル上げ』。
先に進むために、いまはレベルを上げる周回作業を言うのだが----
「これも1つのレベル上げ、だよな」
俺は、山のように巨大化した、雪ん子達を初めとした俺の召喚獣達の姿があった。
いま現在、俺はダンジョン【鐘鳴らずの鬼神殿】にてレベリングをしていた。
このダンジョンは個人そのもののレベリングには不向きだが、その分、スキルの成長具合は著しく高い。
以前、【敵地召喚】した【|転がす草《タンブルウィード】を倒した雪ん子、彼女のスキルが異常に成長したのもあって、俺達はスキルのレベルアップのために、全員がスキルのレベルアップに勤めていた。
「それにこのスキルも試したいしなぁ~」
俺は、【打ち出の小槌】をゲットした事により、レベルⅧとなった。
それにより、俺は新たな召喚術のスキルをゲットできた。
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【再臨召喚】
※取得条件;【召喚術師】レベルⅧ以上
召喚獣を別の姿として、新たに召喚し直すスキル。筋力に秀でた姿や、魔法に秀でた姿など、特性に沿った姿に再臨させる召喚方法
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俺が新たに会得したスキルは、【再臨召喚】。
このスキルは、いま居る召喚獣を新たな姿に召喚し直すというスキルであり……まぁ、言っても分かり辛いから、とりあえずステータスを見てもらった方が分かりやすいだろう。
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【《王城》聖天使ファイント・ルシファー】 ランク;Ⅷ☆☆+3
個体レベル;01
装備職業;光の大天使/悪の天使
攻撃力;A+83
魔法攻撃力;(SS)A+58
防御力;A+83
素早さ;A+83
賢さ;(SS)A+80
>>魔法攻撃力がSSを越えたため、特殊スキル【魔術改変】を取得しました
>>賢さがSSを越えたため、特殊スキル【天災思考】を取得しました
>>【再臨召喚】により、【
固有スキル;【光の大天使】;光をもたらす大天使の力。光属性の力ならば、敵味方問わず扱えるようになるスキル。また、味方の属性に光属性を与える
;【悪の天使】;悪属性の力ならば、敵味方問わず扱えるようになるスキル。また悪属性の敵のスキルならば、攻撃を受けなくなる
;【審偽眼】;嘘を見抜く力。相手が嘘を言っている場合、その隠している真実まで見抜く力であり、真実を見抜くスキルとも言える
;【星の王】;宇宙を自由自在に操るスキル。隕石を降らしたり、降ってきた隕石から力を奪い取ることも出来る
;【再起の死神】;生命を管理するスキル。あらゆるモノを、概念すらも、命を与えたり奪ったりすることが出来るようになる
;【聖域生成】;自らが管理する聖域を生成するスキル。聖域内にいる味方の能力は上昇し、逆に敵の能力は減少していく
再臨スキル;【
;【神の軍勢塔】;神様の軍勢を、塔として再臨させるスキル。該当の属性攻撃を行った際にエネルギーが溜まり、自由に攻撃させることが出来る----基スキル;【二大巨塔】----
;【聖騎士の王】;聖騎士の王に相応しい、騎士王の力を得るスキル。全ての武器に高い技術力を得るスキル----基スキル;【剣技】【重装】【騎馬】----
後天スキル;【オーバーロードを識る者】;四大力【オーバーロード】を知り、それを自らの青魔法として受け入れた末に生まれた奇跡のスキル。全ての魔法に【オーバーロード】の力が適用されます
;【善悪のステージ】;自分以外の悪属性、聖属性の召喚獣がいる人数×10%分、魔法攻撃力が上がる
;【独断専行】;ダンジョンの魔力の影響を受けない。暑さや寒さなどの影響を受けず、ダンジョン内の魔力に関わらず、スキルを発動できる
;【天災思考】;全ての攻撃力が倍になる
;【魔術改変】;魔術式を改変し、独自の魔術として改変する。また、相手の魔術式を改変して、魔術を使えるようにしたり、永遠に魔術を使えなくする事も可能
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このように、
これを使えば、さらに強い召喚獣として、再臨させることが出来るのである。
今回はファイントだけを紹介したが、他の召喚獣達----雪ん子、ココア、マルゲリータ、ヘミングウェイも、【再臨召喚】によって新たな力を得た。
それこそ、あのスカレットに対抗できるかもしれないと思えるくらいには。
「レベルⅧでこれなんだ。レベルⅩになれば、どこまで強くなるんだろう」
私はそう思いつつ、このスキルアップが終わり次第、レベルⅨの試練を受けようと心に決めるのであった。
(※)【再臨召喚】
職業を1つ失わせる代わりに、それに付随したスキルを強力な上級スキルとして会得し、再召喚し直すスキル。冴島渉の召喚獣にとっては、さらに強い新たな姿へと変えることが出来る
また、召喚した召喚獣を、こちらでステータスを調整して再召喚するスキルでもあるため、職業がない召喚獣でも使用可能
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