第2話 ついに正体判明!か…??

昼休憩に入った。


いまはしげと学校の食堂で昼休憩をとっているところだ。

薄暗い雲の光にじめーっとした水が反射したコンクリの黒光りで今はこの食堂内をじめーっとさせている。


俺「こういうときはやっぱりカレーなんだよなぁ。」「ズーンっとした心を上げてくれる。」


成亮「カレーか。いいな俺はラーメンにすっかな。」「ラーメンで体暑くしねぇとな!」


何を言ってるかわからない。

そうこいつは俺と違って運動部であり野球部に入っている。

熱血量が帰宅部の俺とは違うんだろう笑

よく帰宅部の俺と野球部のしげが釣り合うもんだ。しげは俺がズーンとしてる時でもいつでも元気にさせてくれる存在だからとても助かるしいい奴だ。いつも俺はそんな熱血量が嫌々言うけど笑


そして2人とも無難な食堂メニューにし人混みの中人に埋まるように空いていた席に2人は座る。


成亮「今日も人多すぎだろ。」


俺「まぁ食堂ひとつしかないしな笑」


成亮「はぁ、席ぐらい増やしてほしいわ笑」「暑苦しいわ笑笑」「雨なのに笑」


俺「ほんとそれ笑」


雨なのにこんな人混みなのは困る。じめじめしてるからただでさえ湿気で暑いというのに。


俺「いやぁ授業つかれた」


成亮「まぁなー昼だけどな笑」「じめじめした日は一段と疲れるな」「心も落ち込むわ笑」


俺「確かに言えてるわ笑」「じめじめした日はなんかな笑」


成亮「そういやどうだった?」


俺「なにが?」


成亮「なんか見られてるってやつ」


俺「あー、わからないまんまよ」


成亮「そかぁ言うて誰もいなさそうだな笑」「仮にいたとしてもなんか委員会とかの頼みごととかだろ笑」


俺「いやぁそうかなぁ〜結構見てんだぜ?」「うーん、悩むなぁ」


成亮「もうこれから気になったらすぐ振り向け!」


そう言って、箸で指図してくる。

俺はこういう食事のマナーができないのは嫌いだ。


俺「だからやめろって箸で指図すんの」「それやってみるかぁ気になるし」


成亮「あ、ごめん。」「だろ?そうしてみな」


俺「おう」


そう言って食べ終え、腹ごしらえした俺たちは食堂を出た。


俺「そんじゃ」


成亮「おう」


そう言ってそれぞれの席に戻った。


お腹いっぱいになるとねむくなるんだよなぁ…辛いんだこれが笑

幸いにも今日は工事があるらしく14時頃に終わるらしい。

まじでラッキーすぎる。

ほんとなぁ。たった2時間の差と言えど体の負担は無いし授業を効かなくて済むというのは楽である。

いっつも授業ねむいしなぁ。先生の考え色々押し付けんのやめろよ。普通に物事だけでいいんだよ。

そう言って今日がラッキーな俺は暴言が秒で出る。




ん…?また見られてる気がするな…


俺は学んだんだ!振り向くと!


いやぁでもこれ結構きついんだよなぁ…

すぐ決めたのに秒で落ち込むのどうかしたい。


なんでか知らないけど目があっちゃったらどうしたらいいかわからないのでそもそも振り向かないというのが正解なんだが…、、

よし、振り向くぞ、

あのいつもの何かするフリしてな!




《クルッ…》




ん…!?あの人誰だ…!?


少し眠いので目が霞むのがおしい。

目がぁ笑

一番後ろの真ん中の席の方で誰かがこちらを見ているのがわかる。

そんで髪の長い人が見てるのか…?

目をゴシゴシすると女の子というのがわかった。

あの子は確か、頭がめちゃくちゃ良い神宮寺(じんぐうじ)さん…?


なんでなのかは知らないが片手で頬杖をついてこちらを見ている。


いや、恥ずかしいな。


そう思っていたら、あっちが目を逸らしてしまったので、俺も前に席を戻した。


え…?


なんなんだ…?


俺、神宮寺さんと関わりないぞ…?


てかめちゃくちゃ可愛い。

そんでめちゃくちゃ頭いい女の子で有名な女の子の神宮寺琴弓(じんぐうじ ことみ)さんだ。

容姿は髪がロングで背が高めでも低めでもない普通の背格好で、顔は大人っぽいというよりはすこし可愛いらしい顔をしている。そう、めちゃくちゃ可愛いのである。



そんで俺から回答した答えは


"俺なんかを見ているわけがない。"


まぁそう思うしかないよね笑


どっか見てたかもしれないからなぁ…。

俺もたまにあるからなぁ適当に空見てる時とか。

多分そういうことだろう。

しかも顔一つ変えず方向転換したしな笑


いやぁ気になる。

気になってしまう。

そういう人間だ。男って生き物は。

仮に違かったとしてもな笑


んー、どうしよっかなぁ。すぐ話しかけに行きたいが、んー、どうしたものかなぁ。


話しかけに行っても、きもち悪がられるだけだろう。

よし!決めた。もう一回視線を感じたら見てみよう。そうしよう!

いやだってこれだけじゃないもんな視線感じたのは。

てか他にも犯人(言いたいだけ)がいるかもしれないしな。


そう言ってイヤ〜な授業が始まってしまったのであった…。





イヤダアアアアアア!

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あの子は絶対!俺のことを見ている! SFradical @SFradical

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