黄本――散文眼鏡柄

三日目――2021,09,06

　あ、いわし雲。明日は雨かな。

　今日はいわし雲どころか一面雲ではなかっただろうか？

　今日は雨に加えて稲妻まで降ったんだぞ！

　雲が分かれる程晴れてはいない。

　私の勉強机の目の前には窓がある。音も勿論よく聞こえる。

　聞こえてしまう。

　私は耳が良いのもあるかも知れないが、カミナリは苦手な方だ。

　一度大きいのが聞こえたとき、自分の体温がすっと下がるのを感じたし、驚いて、肩がビクッてなってしまった。

　明日は晴れて欲しいなと私は切に願う。

　軽い雨は好きだ。少しは涼しくてさらさらしとしとしていて。

　多いのが嫌だ。びしょびしょになってしまうから、どうしても傘をささなければならなくなる。

　正直、私は晴れより曇り派だ。