二日目――2021,09,05
実は既に気づいてた。
寝れば頭上に秋の虫の声が聞こえるのも、夏休みが明けて9月になって肌寒くなってきたことも。
気づいてはいた。ただ、知りたくなかった。自覚したくなかったのだ。
受験まであと130日程しかなくなったことを自覚せざるを得なく。自分の頭の悪さを再確認しなければならなくなってしまう。
今日受けた模試も空欄が多く、参ってしまう。
知りたくないこと、気づきたくないこと、嫌なことばかりに目を向けさせる
この世の中と
私自身の悲観主義が、
誰でもないこの私を苦しめているとぼんやりと、しっかりと思う。
大いなる自然も私の悲観に働きかけてくるのだから!
気づいたら、鈴虫が鳴いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます