創造の掌が生み出した声
くうき
創造の掌が生み出した声
産声を上げた日
俺は命を授かった
見えた景色は眩しくて
新鮮だった
あの日に見えた夕焼けの空
気づけば小さく見えていて
誰にも言えない秘密を隠して
掌に覆ってさ
セカイを覗く
喧騒感が頭を過る
狂った針は血を染める
現実が
幻想を
侵食して夢を食す
禁術に縛られた手を今
紐解いて
叶わない夢の道
未来を
セカイを壊されて
曇天に泣いた声を
拾っても
何も残らない
燦然として散々な日常に
1つ額縁と花を添えて
今旅立つよ
草の生えないある街に
一本の木が芽生えた
変わり映え無いと決めつけた固定観念が
全て砕かれた
やがて現実は
幻想どうりに
理想郷となり
満足が笑顔が
全てを埋める
創造の掌が生み出した声 くうき @koooodai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます