第10話 2000万人の食料、飲料水、住居を確保しなければならない!
国民が死ぬ!皆んなが死ぬ!
生き残った日本人が団結して事にあたらなければ、死亡者に歯止めがかからない!!
今この瞬間にもケガ、病気、飢えで人が亡くなっている!
たちまちに、2000万人の食料、飲料水、住居を確保しなければならない!
絶対に!
何が何でも……何が何でも……何が何でも!!!
国民の生命と暮らしを守らなければならない!!!!!
しかし
国民の代表である国会議員は、合計18名しか生き残れなかった。
国会議事堂が全倒壊して713人中503名死亡 200余名は重症だった!
シェルター内の、
勝池議員は、顔を引き攣らせ、泣きながら家族全員が亡くなった事を伝えていた
地獄だ!まるで生き地獄だ!!
一平の視覚に総理が入ってきた、
総理は頭に血がこびりついていた、まる1日総理の言葉を聞いていない
一平はふと、心配になり
「総理!総理」と話し掛けた
こちらに振り向いたが目の焦点が合っていないようだ、
すかさず官僚の一人が総理の手を握りながら、一平に向かって首を横に振り
「お話し出来ないようです」と伝えてくれた」
それを見ていた井草は、
急に改まって一平に話しかけた、
「釈迦力君、悪魔に勝つ仁が必要だ?国民は救いを求めている!!」
井草は3秒ほど首をうなだれていたが、意を決して口を開いた
「シェルター責任者として全権を委任するので、指示を出してくれないか?」
井草は頭を下げた、
「どうかお願いします!」
一平に最敬礼のお辞儀をした。
一平もその辞儀に最敬礼の辞儀で返事をした!」
一平も、井草も、同じ時空間を共有し、九死に一生を得た国会議員として
平時ではあり得ない不思議な連帯感を感じていた。
一平は、宙を眺め言葉を発した!
「生き残ったもので日本社会を作らなければならない」…………
「生き抜く術を編み出さなければならない」………」
思考して、想像して、判断して、創造する!
過去、現在、未来を同時に進行させ、
五感を働かせ日本再生を実現させなければならない!!
考えて創造する、計画を練り思考する、
何度も何度もシュミレーションを繰り返す作業に没頭している………
いつしか一平は、集中没頭の中眠ってしまったようだ、
子供の頃の自分に出会っていた………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます