日本改造大作戦

第7話 大卒初任給は先進20ヵ国で最下位！

深刻な深刻な、問題がまだありますよ！！

緊縮財政で政府がお金を使わないから、

この30年間GDPは、全く上がっていない、

それに比例して

大学卒業の初任給が先進20ヵ国で最下位になって

い・る・ん・で・す！！！

1位 スイス 約73万2千円 6位 カタール 約41万3千円

2位 デンマーク 約53万4千円 7位 スウェーデン 約39万4千円

3位 アメリカ 約48万5千円 8位 オーストラリア 約38万6千円

4位 ノルウェー 約48万円 9位 アラブ首長国 約36万7千円

5位 ドイツ 約43万3千円 10位 イギリス 約35万9千円

11位 フィンランド 約35万3千円 16位 オーストリア 約32万2千円

12位 フランス 約34万4千円 17位 オランダ 約30万9千円

13位 カナダ 約34万2千円 18位 ベルギー 約30万2千円

14位 アイルランド 約33万9千円 19位 韓国 約30万円

15位 クウェート 約32万4千円 20位 日本 約20万6千円

「先生、ビリですよ！

バブル前は、先進7ヵ国ほぼ同じ水準の給料だったのに

30年間でどんどん差を広げられ、

今では、主要国の半分の給料に落ち込んでいる、

半分しか貰えてないんです！！」

「これ、誰の責任！！自我党の責任でしょ！！

30年間自我党が政権を運営してるんだから

このまま行けば、

日本人が（絶滅危惧種）になる日がやって来るんです！？」

「なにぃ！どういう事だ！」

井草が口を挟んだ。

「若者が結婚したくても出来ないんです！

先生、大卒の初任給が２０万円ですよ、5年勤めて26歳になっても

所得税や諸々引かれて手取り２１万円有るか無いかですよ！

親元から独り立ちして、結婚して子供を育てていくレベルには、

ほど遠い現実です」

「厚生労働省が統計を発表していて、恐ろしい事実なんです」

令和２年１０月迄の婚姻数は（424000件）前年同期（484000件）比

13,3％ダウンしております」

「結婚出来ないから子供が増えない、

今後、指数関数的に人口減少していきますよ！

厚⽣労働省が公表した⼈⼝動態統計によると、

２０１９年の出⽣数は統計開始以来最少の８６万５２３４⼈で、

前年から５万３１６６⼈も減った。

国立社会保障・人口問題研究所が発表していますが、

2015年時点において1億2700万人を数えた日本の総人口が、

40年後には9000万人を下回り、

100年も経たぬうちに5000万人ほどに減る計算になる」

「緊縮財政を行い、生活困窮者を救わず非正規社員を増やし、

失業者を増やす今の政策を続けていたら、

日本の人口が間違いなく半分になるんです」

「人口が減れば、

働き手が少なくなり、物が作れなくなり、買う人も少なくなり、

会社やお店が潰れて行く、当たり前ですよね！

社会は産業崩壊、個人は人生崩壊、地方自治体は滅び、

国は国家消滅の危機を迎える！

「お解りですか？！」

「先生方や上級市民と勘違している人達にも、

容赦なく破滅が訪れるんですよ！！

同じ日本国と言う船に乗っているんだから、

その船が沈めば全員溺れるのは、当たり前の話しでしょう！」

「時間が早いか遅いかだけの違いだけですよ！」

携帯電話料金の引き下げや、不妊治療の保険適用、待機児童解消の政策位では、

根本的な少子化対策にはならない、

「日本の国全体を救う政策には程遠い！！

従って成長戦略会議の見直しを強く要求致します、

すぐ手直しして下さいよ」

「井草さん約束して下さいよ！」

いかがですか？

明らかに嫌な顔で井草財務大臣が噛んできた！

「ベーシックインカムでお金を配れと言うのだろう！

しかし、これ以上借金を増やして国民にお金を渡す事は出来ない！！

国が破綻するのは見えているじゃないか？

1300兆円はいつ返すんだ！！」

「大臣まさかと思いますが、

私たちが支払っている税金の額がお国の総収入で有り

日本が使えるお金の総額だと思っていませんか、

大臣お答え下さい？」

財務大臣、答えて下さい、議長が言った