第4話 『ワクチン』 というタイトルの映画(サイコホラー)
今朝見たばかりのホヤホヤの夢の話をする。
彼氏と一緒に、自分がエキストラ出演をしたサイコホラー映画を観に行った※。怖すぎて彼氏は白目をむいて失神していたのだが、観客側の話は割とどうでもよくて、面白かったのはその内容。夢にしてはかなり作り込まれている。
サイコホラーなので、少々怖い描写が入る。鮮明に書く予定はないが、本当に苦手な方はお気をつけて。
ちなみに主演は、透明感の塊みたいな、とっても可愛らしい某若手女優さん。某青春味の清涼飲料水とか、某携帯電話会社のCMとか出てる。今クールもドラマに出てるあの子である。大好きすぎて夢に出てきたか……
大学のキャンパス? に、刃物を持った不審者が乱入し、次々と学生が襲われる。同じ学部の人間が次々と亡くなる中、ヒロインは仲良し6人組※※を統率して、なんとか不審者から一度は逃げ切る。
ちなみにまんごーぷりんは6人組のなかの1人、という設定である。エキストラにしてはあまりに重要な役どころだが、それは夢ということでご容赦。
実はこのヒロイン、幼稚園児時代、通っていた園に刃物男が乱入する事件に遭遇しているのだ。自分以外の園児は全員命を落とす、史上最凶の事件。ヒロイン自身も刃物男に腕を掴まれ、殺されるかと思いきや、手首を切られただけで、致命傷は与えられなかったのだ。※※※
幼いころに遭遇した凶悪な事件のトラウマを抱えながらも※※※※、今度こそは友人を守りたいと考えるヒロイン。これがめちゃくちゃかっこよかった。
具体的な逃走方法はほとんど忘れてしまったが、ヒロインちゃんは賢いし、冷静だし、脚も速い。私がエキストラで演じる女子生徒は「私を死なせて! 私は尻がデカイから狭いところには隠れられない! 私を置いて皆逃げてぇぇ」と恐怖のあまり自暴自棄になるんだけど、ヒロインちゃんが「うるせぇ!」って叫びながら無理やり身を隠させるシーンは熱かった(伝わらない)。
さて、そんなこんなでキャンパスでは逃げきった6人組だったが、事件は収束していない。犯人は逃走したのだ。そして、「◎◎区の二十歳前後の人間を順番に襲いつづける。余計な殺生は好まないので、老いぼれとガキは殺さない」との犯行声明(@渋谷のでっかいスクリーン)。
高校や大学は次々と休校。街からは若者が居なくなる。
そんな中、まんごーぷりん演じる友人の訃報がヒロインの元に届く。親が仕事から帰ってきたと勘違いしてドアを開け、犯人に刺されてしまったのだ。※※※※※
友人の仇を取りたいと、調査を始めるヒロインちゃん。とにかく犯人と会わなければと、街中を歩き続ける(やめとけ)。
ついに、刃物を持った人間と遭遇する。周りにはそれなりに人が居るけれど、ヒロインちゃんを助けようとする動きはない※※※※※※。いよいよヒロインちゃんが刺される……! と思ったそのとき、犯人はヒロインの横をすり抜ける。驚いたヒロインはもう一度、犯人の目の前に回り込むが、再び通りすぎてしまう。
そのときにヒロインは、その犯人が幼稚園時代の事件と同じ犯人であること、そしてその犯人はヒロインのことが見えていないということに気づくのだ。
まるで、幼いころに遭遇した事件がワクチンのように効いているのか。これを好都合と捉えたヒロインは、その事実を利用して、区内の若者を救おうと決意する。
後編へ続く。
みたいな内容だった。
『ワクチン』というのは映画のタイトル。ちょっとセンスがない。
※実際には、映画のエキストラ出演なぞしたことがない。エキストラ出演も、映画を観に行くのも、全部夢の中の話だ。あー、映画観に行きたいなぁ……
※※「仲良し6人組」と書いたのは「5人は、あたしが守る!」とヒロインちゃんが叫ぶシーンがあったから。5人+ヒロインちゃんで、たぶん仲良し6人組。仲良し……じゃなかったらびっくりである。
※※※幼稚園のシーンが出てきたあと、ヒロインちゃんが考え込むような様子を見せたので、たぶんヒロインちゃんの過去ってことなんだと思っている。
※※※※大学のプリントで手を切ったときに、目を見開くシーンがあり、その直後に回想シーンに入ったから、たぶんそういうこと。
※※※※※6人組の中で真っ先に死ぬ役である。やっぱり、エキストラにしては荷が重い。
※※※※※※ヒロインちゃんのモノローグで「皆、自分は殺されないって分かっているくせに、こっちを見ようともしない。人って、他人にはこんなにも無関心なんだ」みたいな台詞があったのだが、実際にこんな事件があったら二十歳前後じゃなくても皆逃げると思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます