レビュータイトル通りのお話。
ファンタジア大賞に入賞されて今度書籍化される作家さんなので、どんなの書く方なのかなと気になり時間見つけてちょぼちょぼと読んでおりました。
流石に編集者が声をかけただけあって一個抜けてますね。
宣伝力がなくて埋もれてるのはほんと惜しいです。
まぁ、細かいルールがあるのでゾンビが参加しただけで無敵ってことはないですけれど、「デスゲにゾンビを参加させる」っていうアイデアから分かるように、とにかくアイデアが鋭いです。
ゲームの設定とか、主人公の設定(ただのゾンビって訳でもないんだなこれが)とか、終盤のどんでん返しに向けての伏線とかの張り方とか。技術的な所はまぁ、言っても仕方ないんですけれど、そういうのをちゃんと魅せる作品になっているのは脱帽です。
今度出される書籍もこれはちょっと楽しみかもしれません。
文体もラノベらしくサクッと読めるので、デスゲ好きな方はぜひ。今年はこの先生がデスゲブームを起こすかもしれません。