第2話 男の正体(2)

 市街地を離れ、太一は獣道に入った。あんなに賑わいがあるのに、ここは全く人通りがない。ここは行ってはならない所だからか? 神の怒りに触れるんだろうか? ここが開発されないのは、祠があるからだろうか?


 太一はその先に進もうとした。だが、獣道に入ってすぐ、敵が襲い掛かってきた。青いドラゴンとトカゲの魔法使いだ。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「ガオー!」


 青いドラゴンは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。


「それっ!」


 太一は青いドラゴンを鎌で斬りつけた。青いドラゴンは少し痛がったが、すぐに持ち直した。


「グルルル・・・」


 青いドラゴンは青い炎を吐いた。それでも太一はびくともしない。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「ギャオー!」


 青いドラゴンは雷を吐いた。太一は少し表情が苦しくなった。太一はフェリーで買っておいたパンを食べた。


「えいっ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは倒れた。


「食らえ!」


 太一はトカゲの魔法使いを鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは痛がったが、すぐに持ち直した。トカゲの魔法使いは体がしびれて、何もできない。


「覚悟しろ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは倒れた。


 太一は振り向いた。市街地が一望できる。太一は思わず息を飲んだ。とてもいい眺めだ。ゴルドの国も見える。あの海を渡ってここまで来たんだな。


 太一はため息をついた。だが、再び敵が襲い掛かってきた。青いドラゴンとトカゲの戦士だ。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「食らえ!」


 トカゲの戦士は持っていた剣で太一を斬りつけようとした。だが、太一とつばぜり合いになる。


「この野郎!」


 太一は突き飛ばし、鎌で剣を弾き飛ばした。トカゲの戦士は驚いた。


「食らえ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。だがトカゲの戦士はびくともしない。


「許さんぞ!」


 トカゲの戦士は拾った自分の剣で太一を斬りつけようとした。だがまたしても太一の鎌で弾き飛ばされた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの戦士は表情が苦しくなった。


「この野郎!」


 トカゲの戦士はもう一度剣を拾い直し、太一に斬りつけた。だが、太一はびくともしない。


「とどめだ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの戦士は倒れた。


「次はお前だ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは少し痛がったものの、すぐに持ち直した。


「覚悟しろ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは少し表情が苦しくなった。青いドラゴンは何もできずにじっと見つめている。


「とどめだ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは倒れた。


 太一は上を向いた。だが、まだ洞窟は見えない。どこまで登るんだろう。太一はため息をついた。


 太一は洞窟を目指して再び歩き出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。青いドラゴンとトカゲの戦士とトカゲの魔法使いだ。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの戦士は大きなダメージを受け、体がしびれた。


「天の怒りを!」


 トカゲの魔法使いは魔法で雷を落とした。だが太一はびくともしない。


「ガオー!」


 青いドラゴンは太一に噛みついた。それでも太一はびくともしない。


「死ね!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「グルルル・・・」


 青いドラゴンは炎を吐いた。太一は少し表情が苦しくなった。太一はフェリーで買っていたバターロールを食べて回復させた。


「ギャオー!」


 青いドラゴンは氷を吐いた。だが太一はびくともしない。


「食らえ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは大きなダメージを受け、体に火が点いた。


「グルルル・・・」


 青いドラゴンは青い炎を吐いた。それでも太一はびくともしない。


「覚悟しろ!」


 太一は持っていた鎌で何度も斬りつけた。青いドラゴンは表情が苦しくなった。


「ギャオー!」


 青いドラゴンは炎を吐いた。太一は表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 太一は苦しまみれに鎌で何度も斬りつけた。青いドラゴンは倒れた。太一はフェリーで買っていたクッキーを食べた。


「次はお前だ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは表情が苦しくなった。トカゲの魔法使いは体がしびれた何もできない。


「覚悟しろ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは倒れた。


「最後はお前だ!」


 太一は鎌で何度も斬りつけた。トカゲの戦士は表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの戦士は倒れた。


 太一は前を向いた。目の前には洞窟がある。入口には装飾がある。これが祠だろうか? こんな都会にこんな遺跡があるなんて。太一は信じられない表情だ。


 太一は洞窟へ急いだ。だが、あと少しのところで敵が襲い掛かってきた。2匹の青いドラゴンとトカゲの魔法使いだ。


「それっ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。1匹の青いドラゴンは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「ガオー!」


 青いドラゴンは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。


「炎の力を!」


 トカゲの魔法使いは魔法で火柱を起こした。それでも太一はびくともしない。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「グルルル・・・」


 青いドラゴンは青い炎を吐いた。太一は少し表情が苦しくなった。太一はフェリーで買ったクッキーを食べて回復した。


「ガオー!」


 青いドラゴンは炎を吐いた。だが太一はびくともしない。


「覚悟しろ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは大きなダメージを受けた。青いドラゴンは表情が苦しくなり、体に火が点いた。


「グルルル・・・」


 青いドラゴンは炎を吐いた。だが、太一は素早くよけた。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは大きな雄たけびを上げて倒れた。


「次はお前の番だ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。残った青いドラゴンは表情が苦しくなった。青いドラゴンは体がしびれた何もできない。


「とどめだ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。青いドラゴンは倒れた。


「最後はお前だ!」


 太一は鎌で何度も斬りつけた。トカゲの魔法使いは表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。トカゲの魔法使いは倒れた。


 太一は祠にやって来た。その祠は誰も入っていないというが、そう思えないほど美しい。これは神の力だろうか? それとも、街の人が手厚く清掃しているからだろうか?


 太一は祠に入った。祠の中は1部屋だけで、その先には何もない。目の前には巨大な壁画がある。その壁画には、神殿のようなものが描かれている。それが水の神殿と思われる。だが、その中心部分の絵が欠けている。ここに石板をはめるんだろうか?


 祠は暗くて静かだ。だが、敵の気配はない。ここは敵が来られないような力が秘められているんだろうか?


「この石板をはめるのかな?」


 太一は石板を壁画にはめた。すると、壁画が光り出した。そして、大きな地響きが起こった。太一は驚いた。この石板には、こんな力が隠されているとは。


 太一は外に出た。そこには、壁画そっくりの神殿が浮かび上がっている。これが水の神殿だ。太一は呆然となった。これが水の神殿なのか。インガーシティの海底にこんなのがあるなんて信じられない。だが、本当の事だ。


 太一は決意した。この中からウンディーネのオーブを見つけ出さなければ。そして、村人の敵を討たねば。それが自分に課せられた使命だ。




 その頃、1人の男がバイクに乗ってインガーシティに向かっていた。ダミアンだ。自宅のあるインガーシティに戻ってきた。


 ダミアンは帰る間、自分に与えられた使命を考えていた。自分は聖魔導として世界を救うために生まれてきた。今再び世界の危機に立ち向かわなければならない。


 ダミアンはいったん自宅に戻ってきた。荷物を整理したら、世界を救うための旅に出よう。まずはこの近くにある水の神殿からウンディーネのオーブを取りに行かなければ。


 何も知らないまま、ダミアンは裏山に向かった。街はいつものように賑わっている。だが、今は世界の危機だ。まるで彼らは知らないようだ。


 ダミアンは家に隠していた両親との写真を見ていた。聖魔導だった両親は、非行に走った自分の姿をどう見ていたんだろうか? 絶望していたんだろうか? 再び聖魔導となって自分をどう思ってるんだろうか? 許してくれるだろうか?


 その時、大きな音が聞こえ、地響きが起こった。写真を見ていたダミアンは顔を上げた。一体何だろう。地震だろうか?


 ダミアンは外に出て、海を見た。ダミアンは呆然となった。水の神殿が現れている。戻ってきた時にはなかったのに。ひょっとして、あの地震で地上に現れんだろう。


 ダミアンは聞いた事がある。インガーシティの海の底には水の神殿があり、そこにはウンディーネのオーブがあると。そして、世界が救われようとしている時、地上に姿を現し、ウンディーネのオーブを手にして世界を救う英雄を待つという。だとすると、世界を救う英雄が現れたんだろうか? 自分も英雄の1人だ。何としても会って、共に冒険をしなければ。


 ダミアンは急いだ。早く行き、同じ英雄と合流しなければ。




 太一は水の神殿の前にある海水浴場にやって来た。海水浴場の人々は何事もないように遊んでいる。それだけではない。この周りにいる人々も何事もないような表情だ。彼らには見えていないようだ。水の神殿が見えるのは、信じる人だけと思われる。


「さぁ、来い」


 誰かの声が聞こえる。太一は辺りを見渡した。だが、誰もいない。誰の声だろう。ウンディーネの声だろうか?


 次の瞬間、地響きと共に、海の中から道が出てきた。太一は驚いた。インガーシティにこんなのもあったとは。


 太一は恐る恐る道を歩き出した。沈まないだろうか不安だ。だが、沈まない。しっかりと歩ける。とても不思議だ。


 太一は振り向いた。それでも街の人々の様子は変わりない。それでも周りには見えていないようだ。


 太一は水の神殿の目の前にやって来た。水の神殿はとても美しい外観だ。美しい水色の外観で、幻想的だ。女神竜サラとその仲間もここに入ってウンディーネのオーブを取りに来たんだろう。今度は自分が取りに行き、世界を救う番だ。


 その後ろからもう1人、その道を渡ろうとする男がいる。ダミアンだ。歩いてここまでやって来た。まだ見ぬ英雄に会うために。


 ダミアンは太一の後に続くように現れた道を歩いていた。その先に自分と同じ英雄と会えると信じて。

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