サクラ越しに君に恋した
雨宮 苺香
プロローグ
去年、肌刺すような寒さの厳しい12月頃。
私は1枚のプリントに名前を書いた。そのプリントには『生徒会役員希望調査』と書かれている。
高校に入って折り返し。飽きてきた高校生活の退屈しのぎに何となく“やってみようかな”くらいの気持ちでその紙を提出した。
――そして私はこの日のことを後悔した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます