第6話

エリアに赤マークが入ってきたら

叩き起こす指示をして少し仮眠を取る。

多分だが三角マークの色は

俺への敵対心を表してると予想する、


青マークの動物とすれ違ったがこちらが無視してたら

相手も無視して通り過ぎて行った。


一度Fランクのホーンラビットの眠りの邪魔をしたら

青から赤に変わって襲い掛かってきた、


すぐにスリープを掛けたら眠りながら転がってきた、

心臓を一突きして事なきを得た、朝食の食材ゲットだ。


仮眠を取り簡単に朝食を済ませて歩き出す、

16匹のスライムも同じように距離を保って移動する、


エリア内に小鳥が入ってきた、

鳥か…テイムをすると索敵エリアは1mだった、ふむ、


上空に飛んでもらうと索敵エリアが50mになった!

おお凄い!だが10mの高さを超えると

そのまま飛んでいってしまった、


あー、と言うことは自分を中心に

球体のエリアなんだとわかった。

鳥を10匹テイムしてエリアをでない様に指示をし


縦に一列飛んでもらったら500m先まで索敵できた、

が、すぐに3列目の小鳥がモンスターに食べられてしまった、

その先の小鳥達も縛りが無くなり飛んで行ってしまった


「ん~要検討だな、もっと研究しよう」

鳥のエリアは広いが木の影で見えないものはマークが付かない、


それはスライム達も同じで使役獣の索敵は目視が必須の様だ、

俺のエリアは目視の必要がない。


昨日ホーンラビットにぶつかったスライムも

よそ見してたのかも、頼り無い奴らだ。


川を越えた辺りからLV5ぐらいのコボルトが索敵に掛かる、

12mぐらい離れた位置でスリープをかけると13秒と出た、


前のめりに倒れるので首の後ろを大太刀でスパッと切る、

1匹は余裕だが複数はちょっと怖いな。


そんな事考えてたら5匹の群れの反応があった、

しかも見通しがいい場所だったので、

俺に気付いて駆け寄って来る、


俺は慌てて次次にスリープをかける、

10m.8m.6m.4m.2m…

目の前でバタッと倒れる、


近い奴2匹にテイムを掛けると

一番後ろの奴が起き上がってきた、

テイムした2匹に倒すように指示、

残りの2匹も起きて乱戦になってる、


もう一度スリープを掛けて残り3匹もテイムに成功した、

コボルト親衛隊を結成し俺の前面に配置した。


「ふふふ圧倒的ではないか我が軍は」

 と余裕をかましてたら、物凄い勢いで

LV15のイノシシ型魔獣ボアが突っ込んできた、


あっという間にスライムは潰され、

コボルトはボーリングのピンの様に弾き飛ばされた、


俺も恐怖で固まってしまいスリープを唱える事ができず

コボルトと共に横に吹っ飛ばされる。

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