第3話

ふぁっ!無理ゲーだろう

思い出すわけ無いじゃん!(無理ゲーって?)

走馬灯は止まらない、

今度は前世の赤ちゃんの頃から始まる


有村裕二アリムラユウジ

13歳までのほほんと生きる(今と同じだ…)

寝る事が最高の幸せ、

どんな場所でもどんな時間でも100%が出来た。


14歳からスマホを買ってもらえSNSにハマる、

人と「」事に幸せを感じてた、

勉強は全くしなかった


人の目がとにかく気になり

いつも周りを「」する性格だった。

仕事は美容師になった、勉強は苦手だし

向上心もないので技術は上がらない、


顔はイケてる方だったので

女性の客がそこそこ指名してくれる、

時々つまみ食いを繰り返してると

メンヘラの彼女につかまった。


二股がバレてスタンガンを押し当てられ、

動けない状態で背中を滅多刺しされ死亡

(享年22歳)早すぎる死であった。 


なんだか何にも無い人生だったな、前回も今回も……

死んだ魂があの世に集められ説明会が始まった。


女神「皆さーん、前の人生お疲れ様でした、

それでは次の世界に行ってもらいまーす」

こんなに回転早く人生を繰り返すんだ、


女神「前回学んだ事は次回の人生に反映されますからー、

ステイタスボードを確認して下さーい」

俺は目の前に現れたステイタスボードを見た、


「睡眠魔法スリープ(100%必ずかかるただし、

かかる時間がレベル差や距離により変化する 

レベル差があり過ぎると1秒だったりする)


感知スキルサーチ(レベルにより範囲が変わる) 

使役スキルテイム(何匹でも使役出来るが範囲内のみ有効、

範囲は繋げる事が出来る)」


??よくわからんが、攻撃魔法とか治癒魔法とか無くね? 

他の人は大はしゃぎしてる…

もっと勉強してればよかった、(泣


もっと運動してればよかった…後悔で悲しくなった、

あっ今回このまま死んじゃったら、

来世はもっと何も無いぞ….


うおーおおおおお死んでたまるかー、

カッッと目を開きガルボの目を見つめて「スリープ」と叫ぶ、


ガルボの頭上に赤い三角マークとレベル、

名前、スリープの秒数が表示される、

LV23ガルボ 30秒からカウントダウンが始まる、


ガルボの巨体は俺の背中から倒れ込んで動かなくなった、

手足を手錠で繋がれ身体は満身創痍ケツになにが入ったまま、


必死で身体をくの字に曲げケツからなにを抜き

ガルボの腹の横から脱出をはかる、

後残り10秒くそうガルボの巨体と壁に

挟まれて抜け出る事ができない、


3秒、2秒、うおおおおお…

ガルボの頸動脈を噛みちぎる。

ハッとした顔をガルボがする、


こちらを見て呆然してる、

俺の顔はガルボの血で真っ赤に染まってる、

ガルボは訳がわからない顔をしたまま

ゴボゴボと血を吹き出して気絶した、


何とか時間をかけて巨体の下から抜け出し

奴の腰にぶら下がった鍵で手錠を外す。


壁に立て掛けてあった銅剣を手に取り

ガルボの背中を滅多刺しにする、


身体がカーッと熱くなる、

父さん母さん仇をとったよ。

鍵を持ってふらふらと牢屋の外に出ると、

今まで無視していた他の奴らが開けてくれと騒ぎ出す。

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