第17章 助っ人現る③

 凶弾の暴風を掻い潜り、どうにか逃れた俺とアマールは、男の右側の壁まで逃れることができた。その壁には、ロボットたちのレーザー弾を避けることができる太い梁がった。 俺たちが梁の背後に隠れると、男はミサイル弾を発射した。ドドーン! という凄まじい爆発音とともに、ロボットたちがいる通路が吹き飛んだ。立ち込める黒煙で先はまったく見えないが、あれだけの爆発だ。ロボットたちは全滅しただろう。


だが今度は、人型ロボットたちの代わりに、煙の中から何かが出てきた。その正体は、4本脚の強大ロボットだった。全身を鋼に覆われた、いかつい姿をした体長5メートルはありそうな怪物ロボットが現れた。


 俺は眼を白黒させ、怪物に眼をやった。

 自分がモンスター映画の中に、放り込まれたような思いだった。


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