第3話 絶体絶命

 瀬島侑希をボスとする犯罪組織は銃の密造と韓国からの密輸により莫大な利益をあげていた。地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちが市民への殺人も厭わない状況に、警視庁は君津へ組織対策課の武藤涼介を派遣する。大張りきりで自信満々の武藤は、赴任早々、君津署の警官たちを引き連れて密造銃摘発で手柄を立てようとするが、ギャングに買収されていた警官が情報を漏らしていたため失敗。さらにYouTuberに失敗した場面の写真を撮られて世間の失笑を買い意気消沈するが、帰り道で会った初老の刑事・別所剛に「絶望していては敵の思う壺だ。お笑いでも見て元気を出せ」と、ミスター・ビーンのDVDをプレゼントされる。🎁


 翌日、屈辱に耐えながら出勤した武藤に、抗争の巻き添えになって死んだ少女の祖母が面会に訪れる。彼女は昔、学園を経営していた大方ちとせという人物だった。

 改めてその悲しみを訴えられ、諦めないでと励まされた武藤は、新たな決意を胸に別所を呼び出す。

 武藤は君津を牛耳る瀬島を逮捕する決意を別所へ打ち明け、信頼できる仲間と班を編成するために協力してほしいと頼む。 

 瀬島の実力を知るゆえに躊躇う別所だが、武藤たちの模範を貫くことを決意する。安藤和正、野崎星子といった個性派だが優秀な仲間が揃ったところで、別所が全員に銃を持たせて密造銃の摘発に向かう。実績を挙げた武藤の元にギャングから賄賂が贈られてくるが、彼は賄賂を拒否したため家族の身に危険が迫り、妻子と離れて暮らすことになる。


 家族と別れた武藤は、星子のアドバイスで瀬島を脱税の罪で起訴する方針を固める。武藤軍団は別所の情報を元に、千葉県警と協力して瀬島ファミリーの密造銃密輸の現場を押さえることとなった。銃撃戦の末にギャングたちを殺すことになったが、ファミリーの帳簿係と帳簿という証拠が手に入った。

 しかし、瀬島は報復として安藤と帳簿係を後頭部を銃で撃って殺害し、さらに仲間の田中に命じて車で逃げようとした別所を射殺する。証人を失った検察は及び腰となり起訴を取り下げようとするが、武藤と星子は別所の死に際のメッセージを頼りに、逃亡を図るファミリーの会計係を確保するため君津駅に向かう。

 🚉

 単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線のあわせて2面3線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。1番線の山側に2本の留置線があり、下り方に引上げ線がある。なお、3番線の海側にも数本の留置線があり、交通建設の車両の留置などに使用している。旅客用の車両が留置されることはない。北口に通じる跨線橋が長いのは、かつて貨物扱いがあり、駅構内が広かったことによる。2007年4月にはエスカレータ・エレベーター・多機能トイレが設置された。2009年6月には各ホームに待合室が設置された。


 直営駅であり、管理駅として、青堀駅 - 浜金谷駅間の各駅を管理している。みどりの窓口(営業時間:7時 - 19時)・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・自動精算機が設置されている。


 ホーム・改札口ともに電光掲示板が設置されている。改札外にNewDays・コインロッカーがある。公衆電話は駅舎内には改札外に1台、改札内に1台ある。鉄道関連施設として、交通建設木更津工事所がある。

 駅の南口・北口ともに、駅前は広めなロータリーとなり、バスやタクシーの便がある。

 列車の発車時刻寸前に現れた瀬島ファミリーとの銃撃戦を経て会計係を確保した武藤と星子は予定通りに瀬島を起訴するように働きかけた。

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