第1話 への応援コメント
那智 風太郎 様
もしかしたら、人間社会で普通に紛れてひっそりと暮らしている人魚の種族がいるのかもしれない……と、そんな妄想を抱かせる作品です。
それと、那智様の御作には石のオブジェがさりげなく隠し味のように隠見します。巨石であったり、はたまた石剣であったり。神秘的な力を感じます。
『瀬戸内人魚』
とても美しくロマンチックなお話でした。
読ませていただき、ありがとうございました!
作者からの返信
ブロ子さん、読んでいただきありがとうございます。
実は私、瀬戸内のとある街、その海の近くに住んでおりまして、まさしくこの物語の舞台となっている三ツ石遺跡もすぐ近所にあるのです。
そしてブロ子さんのご推察通り、幼少の頃から化石や鉱物には興味があり、変わった色や形をした石を持ち帰ってしまう(もちろん法に触れることは致しませんが)という困ったクセもあります。
ところで人魚って美しさと悍ましさが混同してしまったようなイメージがありますよね。(自分だけでしょうか)
そういうところが想像の自由度みたいなものを引き出してくれて生まれた作品かもしれません。
コメントありがとうございました。
第1話 への応援コメント
面白かったです。
誰もが本来の自分の存在に殻を被せているのが、現在の社会生活なのかもしれませんね。そこからの解放は自由かもしれませんが、深い海の底のような不安もまたあるような気がします。
一点疑問は、人魚は半魚人とは結ばれてはいけないというのが人魚の掟なんでしょうか?洋子さんはハーフで、一郎君が生粋の半魚人だとすると、めぐみちゃんの遺伝子は75%が半魚人になりますよね?
ちなみに高校生の頃に文通していた相手の名前が、ヒロインと同姓同名(字も同じ)でビビりました^^;。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
またコメントまでいただき恐縮です。
この短編の中で人魚と半魚人は同一の種族と捉えていただければと思います。
なので男児として生まれれば100%半魚人に、女児ならば100%人魚になります。
そして子孫を残すと別れなければならないという暗黙のルールがDNAに刻まれているので、結果、子を成せば全ての人魚がシングルマザーになると考えられます。
ちなみにこの種族は普通の人間の異性には友達以上の興味が持てません。
なんだかややこしい設定で申し訳ありません。
それとこの作品と「アンチエイジング」にレビュー評価をいただきありがとうございました。
第1話 への応援コメント
こんばんは。あらすじの「そして人魚である。」がオチのような面白さで惹かれました。
読んでみると、少し寂しさが残るお話でした。
人魚の宿命は、代々シングルマザーを続けていかなければならないということ…。このご時世に厳しい生き方ですね(・・;)
生活に疲れた人魚たちが、これまでもミツイシのそばで自由に泳ぎ回って英気を養ったのかもしれませんね。
ほろ苦さの中に、これからも逞しく生きていくという未来への希望を感じさせてくれる、素敵なお話でした🧜
作者からの返信
黒須友香様
コメントありがとうございます。
いろいろなことを諦め、人生の謳歌を捨ててもその尊厳だけは手放さずに生きていって欲しい。作中の主人公のような生き方をしている全ての人へエールを送るつもりで書きました。
彼らの姿に未来への希望を感じ取ってくださって嬉しいです。
こちらこそ拙作をお読みいただきありがとうございました。