伍への応援コメント
鬼の気持ちは不幸を知らずに育った私にはわかり兼ねたけど、ゆっくり思い出しています。似たような悲しみに襲われたことがただ一度ありました。本気で愛してくれていると思っていたのにどうして?と思ったあの日を。本当に悲嘆に暮れました。鬼女もきっといいや私よりも悲嘆に暮れたのでしょう。なんとも言えない憎しみ、そしてかつての愛しさ、自分の哀れなこと。
作者からの返信
レビューもいただきありがとうございました。丁寧によんでくださりとても嬉しかったです。過去の傷や苦い思い出を揺り起こすような作品に思っていただけるというのは私にとって作者冥利に尽きます。人間の哀しさ、浅ましさなど負の感情が多く渦巻くものをでこるだぇ美しい文章に仕立てることを目指して書きました。読んでいただきありがとうございました。
壱への応援コメント
純文学調の美しい文体と、人間の深い感情の描写が素敵で、すぐに惹かれました。
青白い光に浮かび上がる、嫉妬や憎悪に満ちた女の恐ろしい容貌が目に浮かびます。
鬼女を「きじょ」と読むのなら、巫女(みこ)と母音(iとo)が一致しており、意味合いとしても、心情としても、さらに音としても対比がなされており素晴らしい表現だと思いました。
また祝詞が呪詛に変わるという皮肉が、正反対の気持ちを明確に伝えてくるので、400字にも満たない短文ながらも、非常に感服して続きが気になる出来栄えだと感じました!
続きも追って読ませてもらいます!
作者からの返信
素敵なレビューも頂いてありがとうございました!とても嬉しかったです。コメントもとても嬉しいのでひとつひとつお返しさせていただきます!
おにおんなよりはキジョですね。そういった音感まで見ていただけるのはとてもありがたいです。この作品は以前朗読用に書いたものを小説としてカクコンにだすために文字を整えたのですが、もとが声に出して読める前提でつくっているというだけあって、読みやすく、大正時代という聴きなれないながらも意味が伝わるくらいの言葉選びを気をつけました🙇♀️👏
壱への応援コメント
企画よりお邪魔させて頂きました。
どの時代にも、こういった事件的なことは結構ありますが、今回の物語は物悲しくて切ないものがありました。
1番怖いのは、人間の欲と言われたりしますが…
文章も、とても読みやすく、脳裏で想像しやすくて一気に読んでしまいました。
よい刺激になりました!
作者からの返信
読んでいただきありがとうございました!
深くて純粋な愛情があったからこそ絶望も大きくなってしまう…人間と怪物、果たしてどこが違うのだろう、何が二つを分つのかなど…ただ単に人の気持ちは強すぎると凶器になるのは事実ですよね。音読前提で描いた作品だったので脳裏に浮かぶというのは最高の褒め言葉です。ありがとうございました!
伍への応援コメント
素晴らしい物語を読ませていただきました。
無残に殺されてしまったご両親も、裏切られて鬼となった文子さんも、金に取り憑かれてしまった正一さんも、哀れですね……。
淡々とした文調に、仄かに漂う哀しみ。
とても良い物語を読ませていただきました。
今後の執筆活動も応援しております。
作者からの返信
読了コメントありがとうございました。どこにも救いはないけれども、強いてあげれば人としての恨みを晴らして邪道に堕ち、それに寄り添う狐の存在でしょうか。神様は鬼にでも情けをかけるのかどうかわかりませんが…
地道でゆっくりとした歩みではありますが創作活動続けて参りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします!