第6話 3人目

ただ小説だけ書いて読者に読んでもらうだけでなくもっと皆さんと接点を増やしたいんですよね。

なので、なんか質問とかあったらジャンジャン答えていこうかなと思ってます。

コメントの所から応募してます‼️

是非書いてください‼️


てことで第6話参りましょう!


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倒れて動けない俺に號が近寄った。



「俺はお前に惚れた。お前は強い。だから傘下のNo.2にしてやろう。」



「何言ってんだ…。まだ終わっちゃいねぇ…。」



そう言って俺はふらつきながらも立ち上がった。



「何言ってんだはこっちのセリフだ。お前その怪我ただで済むと思ってんのか?右腕は折れて足も引きずってるのに、そんなお前に何ができる。」




俺は右腕を左手で抑えながら言った。



「お前を倒して体育祭に出場してもらう!」


「なぜそこまで、俺を誘う。」


テンプレ的な質問だった。


「一度言ったことを曲げちまったら俺が俺じゃなくなっちまうだろうが!」


俺は叫んで言った。


俺の本音。



心の底から言いたかった信念と言うものを人に言ったのはこれが初めてであり、少し大人になった気分だ。


(やはり、俺はコイツに惚れた。その真っ直ぐな眼差しがいい。俺が惚れたのはこれで2度目だ。)


號が何か喋りたそうとしていた時だった。




「水鉄砲(バブルガン)!!」



「!!??」



俺と號、周りにいた下っ端達もみんな驚いた。



「お前は確か…。竜水だったな。」



「あぁそうだ。決着は着いたのか…。

万象を連れて帰る。」



「ご勝手に。」



號は満足気に言って



「俺達も帰るぞ。」



戦いの幕が閉じた。


竜水は俺を肩に持ち上げ走る。



「おい!やめろ!今戦ってんだよ!

なんだよいきなり!やめろよ!離せ!」




「確かに…。ワイは邪魔をしちまった。でも、そうじゃなければ君は怪我して体育祭どころか学校にも行けない体になるぞ。我慢してくれ、頼む、あいつは諦めよう。」



確かに、竜水の言ってることは悪くない。でも、俺にも俺なりの考えがある。



「っく…。くそっ!!。」





號は仲間にできずに終わるのだった。




これは後に一生後悔する事であり救えぬ事だと知る。





「ワイは1人助っ人を連れてきたんだ。明日紹介するよ。」


竜水は俺を励ますように、慰めるように接してくれた。



俺はうんと言って家へ帰った。




次の日…。

俺は学校に行って空を見ていた。

薄暗い雲の流れが次第に速くなり見えなかった太陽がこちらを照らしだした。




「よっ!万象!」



「お、うんおはよう。竜水。」




昨日の今日なので、俺は少し元気が出せずにいた。




「紹介するよ!!ダブルだ!」



167cmと言った普通の人ぐらいの大きさに、前髪が目まで届き、大人しくしてる。



「よろしく。」



俺は期待など初めからしていないという感じの返事を返した。



「う、うん。よろしく。」



ダブルも大人しいせいか声が出せずにいた。



こんな俺らだが、体育祭で優勝できるのだろうか。




メンバー締切まで残り2週間。

そして、事件まで残り3日…。


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