第2話

どうやらここは人間が二人で住んでいるようだ。

家から出されてその辺を歩き回ってみる。

たまに落ちているカリカリしたものを食べながら歩っていると、大きな手が目の前に差し出された。おいでと言われる。

人間は不思議だ。こちらが理解していないと思いながらも話しかけてくる。しょうがないから片足だけのせる。嬉しいらしい。喜んでいる。

両足のせないでいたら、もう片方の手で追い立てられる。しょうがないから両方乗せてあげた。家に帰って欲しかったらしい。疲れたから大人しく帰ってあげる。

おやすみ〜と聞こえると同時に、目の前が真っ暗になった。

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