第72話 花(みなみ・友紀)③
「先生、私のお尻を見てください。」
インナーコルセットを入れ終えた丈太郎にみなみが言った。
「有難いが、強制じゃないから無理しなくていいんだぞ。」
みなみが小さい方の作業台に登りながら答える。
「本間先生は私たちミュージアムスタッフを見縊っています。少なくとも卒業生にこの程度の事で尻込みする子はいません。」
作業台の上で脚を開き上体を伏せて肉の薄いお尻を突き上げる。
「どうぞ。何でも試してください。」
「そうか、じゃあお言葉に甘えて。」
丈太郎の言葉にみなみの背中がビクンと震えた。
綾と友紀が丈太郎の後ろに回ってきた。
「まず、肛門に力を入れてからゆっくり緩めていってくれ。」
丈太郎の目の前でみなみの肛門がキュッと締まり、そこからだんだん拡がってゆく。
色付いたそこがある程度拡がると、中心に濃いめのピンクの粘膜が見えた。
その下にある彼女の性器は、それよりも少し淡い色の潤んだ粘膜を覗かせている。
「これ以上は無理です。」
「そうか。揉むから力はいれるなよ。」
丈太郎の指が肛門の横に添えられる。
指に力が入ると、肛門が横に引っ張られて形を変える。
その下の少し色の濃い小陰唇も口を開き、丈太郎の指の微妙な動きに合わせて震えている。
後ろから息を飲む音が聞こえた。
「今度は少しずつ力を入れていってくれ。」
今度は肛門がゆっくり窄まってゆく。
丈太郎は指を少し滑らせながら、
「便通は順調か?」
と訊ねた。
「んっ。人並みだと思います。」
答えると同時に小陰唇の中に溜まっていた愛液が一滴垂れた。
「人並みと言われても男の俺にはわからん。」
「週に1〜2回出ない日があったり、生理前は便秘がちになったり・・・。」
「それで人並みなのか?」
みなみのお尻に手を当てたまま後ろの綾を振り返ると、隣の友紀が赤くなっている。
「そんな感じですよ。酷い人は3日出ないこともあるって聞きますから。」
「ありがとう。参考になった。」
一通り綾にもお尻を揉まれたみなみは
「何でもって言ったけど、こんなプレイをさせられるとは思いませんでしたよー。」
と涙目になっている。
「プレイって言うな!」
「お尻の穴を拡げられながら、便秘の告白をさせられるって羞恥プレイじゃないですかぁー。」
「じゃあ先に訊いておこう。」
「井上くん、便通は?」
「生理前の他には1回出ない日があるぐらいです。」
友紀が作業台の上でチラチラ後ろを見ながら恥ずかしそうに答える。
丈太郎の陰茎は、みなみのお尻に手を当てた時からずっと上を向いていた。
「綾さん。身の危険を感じるので、しっかり見ていてくださいね。」
「先生、もういいですからおちんちんを鎮めてください。」
綾に言われて丈太郎は友紀が何を気にしているのかに気付いた。
「スイッチが付いてるんじゃないから、この環境でそう簡単に鎮められるか。そもそもその位置じゃ届かんだろう?」
憮然としながらも、陰茎を立てたまま友紀のお尻の検分を始める。
色白な友紀の肛門は色素が薄く、境目が判りにくい。
その下の性器は大陰唇が厚いせいか、肛門の周りを揉んだ時でもわずかに小陰唇が顔を出す程度にしか開かなかったが、最初から大陰唇まで水分でテラテラ光っていた。
「で、先生、私たちのお尻で何か判りましたか?」
みなみの当たりが少し強い。
「傾向としてははっきりして来たんだが、便秘のサンプルが2つぐらいは欲しいな。」
「今までにいなかったんですか?」
「気付いたのが遅かったんで、揉んだ中にはいなかったんだ。いや、堀江くんには訊いてないな。榊原くんと内田くんは揉んでいない。」
「先生、ユミさんは?」
「あれは年齢的に参考データだ。」
「それじゃあその3人はこちらで訊いておきます。先生に直接訊かれるのはかわいそうですから。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます