第63話 楓③
「いいのか?恥ずかしいだろう?」
「私だって卒業生です。体を張ります。」
「それに、多分先生の感覚の方が正しいです。生きていた時、みんなお尻がキュッと上がってたってことは無いと思います。それなら形で判断するのは間違いです。整形してることになります。」
「そうか。ミュージアムスタッフの意見は違うかもしれんが、俺はその意見に賛成だ。生前のデータがあればわかるのかもしれんが、あそこは画像は撮ってないし、そもそもあっても出してくれないだろうからな。」
「そうなんですか?」
「そんなものが流出したら奨学生が激減して立ち行かなくなる。」
綾は作業台に登るとポーズを取った。
お尻を上げるために上半身を低くしなければならないので、脚を開かせた楓の上で69《シックスナイン》の体勢を取る。
楓の陰毛が綾の首をくすぐる。
実際にポースを取ってみて、綾は楓にも至近距離で見られていることに気付いて体が熱くなったが、そこに喜びの感情が混じっていることに気付く。
午前中、あんなに見られたのに午後は見られ足りなかったらしい。
自分がどうなってしまうのか不安になった。
「力を入れた状態から、徐々に緩めていってもらおうか。」
丈太郎が綾の肛門の横に指を当てて指示する。
綾がお尻に力を入れると、丈太郎の指がその横をグリグリ揉む。
気を付けないと力が抜けそうだ。
「いいぞ。」
と言われて力を抜いてゆく。
丈太郎の指が肛門を開かせようとしてくるので、力加減が難しく肛門をヒクヒクさせながら力を抜いてゆくことになる。
自然、その下で引っ張られて開いてゆく小陰唇もヒクヒクすることになり、そこが大きく開いてからは顔を覗かせた処女膜の裂け目が物欲しそうにヒクヒクしながら露を漏らすので、見ている丈太郎も堪らない。
既に陰茎は天を衝いている。
愛液が楓の首元にポタポタっと落ちた。
綾は「あっ!」と言って上半身を起こし下から楓の体を覗き込む。
楓の顔にかかったのかと心配したが、首だったようなので、
「楓ちゃんごめんね。」
と言って体勢を戻した。
きつくなった女の匂いが丈太郎に追い打ちをかける。
「姫たちのはもっと緩いから、可能な限り力を緩めてくれないか?」
「やってみますけど、激しく揉まないでくださいね。何か出ちゃうかもしれません。」
「少しぐらい出ても構わん。」
「私が構うんです!」
綾はドキドキしながら力を抜く。
丈太郎はゆっくり揉んでくれているが、限界を感じた綾が時々力を入れるので、やっぱりヒクヒクしてしまう。
「これ以上は麻酔でも打たないと無理か。」
「それは断固拒否します。」
たとえ中身が出なくても、肛門が開いて中を見られてしまう。
「ありがとう。もういいぞ。」
丈太郎に言われた綾は、ふらつきながら作業台を降りると濡らした手で楓の首元を拭う。
「本当に出そうでしたよ。」
「すまん。俺も出そうだった。」
と言われて、綾は丈太郎の陰茎に気付いた。
「辛かったら出しちゃってもいいですよ?私はお手伝いできませんが。」
仕返しのつもりで言った綾だが、
「見てるだけで出してしまうのは、40男としてのプライドが許さん。」
とやせ我慢する丈太郎をかわいいと思った。
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