第57話 結衣(ゆかり)②
ゆかりが結衣を支えている間に丈太郎と綾はインナーコルセットとヒップリフターを用意する。
作業台で2人が寄り添っている姿は姉妹のようだ。
綾がインナーコルセットを載せた作業台を結衣を支えているゆかりのところまで持って行って、これからの作業を説明すると、ゆかりは
「本間先生、昨夜の報告会でミュージアムスタッフのみんなとお尻の揉み方を相談したのですが、うつ伏せの方が説明しやすいのでこのまま結衣ちゃんを前に倒して説明してもよろしいでしょうか?」
と提案した。
「そんなことをやっているのか?しかしインナーコルセットを入れてからの方がミュージアムでの状態に近いから、その時に頼む。今は仰向けに倒してくれ。」
丈太郎がインナーコルセットを入れている間、綾とゆかりは並んで見学している。
「ゆかりさん、昨日は非番だったんでしょう?」
「報告会にはオンラインで参加していたんです。みんなで有里さんのお尻を揉んで研究していました。」
「どうして有里さんのお尻なんですか?」
「報告会の主催者ですし、大きなお尻が問題なんでしょう?立候補でしたが。」
真性のMとはこういうものなのだろう。
「決まった後はみんなで揉み比べをしていました。オンラインなので参加できなかったのが残念です。」
綾と丈太郎でインナーコルセットを伸ばして、結衣をいつものお尻を突き上げた姿勢にする。
「これでいいか?」
「はい。でもお2人同時に見ていただけませんね。」
「そうだな。俺の方が筋肉や腱がわかっているから日向に支えてもらおう。」
綾が作業台に登って結衣のお尻を支え、まずはゆかりが揉んで見せる。
「お尻は横から揉んでも下から揉んでも、柔らかさは体脂肪率だけで決まっている様でした。お尻の穴の周りは縦方向は皮膚が突っ張っていて揉めませんので、結論はお尻の穴の色の変わっている境目あたりに指を当てて、こう横方向少し下向きに指圧するようにやる揉み方です。」
「結衣ちゃんのお尻の穴はみんなのより広がっているせいか、あまり手応えがありませんから指の位置は変えた方がいいかもしれません。」
ゆかりが説明しながら結衣のお尻を揉むと、開いた膣の切開部分から腹腔内に残っていた血液がポタポタと落ちた。
「姫の肛門は筋肉が緩んでいるからな。」
丈太郎が交代すると、ゆかりが後ろから覗き込む。
ゆかりはパーソナルスペースが狭いのだろう。胸が丈太郎の背中に当たっている。
「先生、どうですか?」
「肛門拳筋の位置だな。ヒップリフターで引っ張れば肛門周りの粘膜の範囲が小さくなるから、もっと違いがわかるかもしれん。」
「それでしたら向こうの台で私がお見せしますから試してみてください。綾ちゃんもどうぞ。」
結衣を仰向けに戻すと、丈太郎と綾は小さい方の作業台の上で上体を伏せてお尻を突き上げているゆかりの後ろに回った。
「まずは肛門周りの大きさからだな。肛門に力を入れてゆっくり緩めていってくれ。」
「はい。ご覧になってください。」
というゆかりの言葉と共に、半ば開いていたゆかりの小陰唇から愛液が1滴糸を引いて垂れた。
力を緩めるに連れて肛門の周りの粘膜がだんだん範囲を広げてゆく。
ゆかりのそこは周りの皮膚とほとんど色が違わない。
肛門が広がってゆくと共に、ゆかりの小陰唇も広がってゆく。
大きさの割に色素が沈着していない綺麗な色だ。
愛液も2滴3滴と垂れてゆく。
「それじゃあ揉ませてもらうから普通にしてくれ。」
と丈太郎が言うと、ゆかりがお尻をもぞもぞ動かしてから答えた。
「どうぞ。」
丈太郎の手が肛門周りに触れた時、「あっ」と言う声が聞こえたが、お尻は揺れない。
指に肛門を広げるように力が入った時、ゆかりの小陰唇も広がり膣口までが姿を表すと共に、愛液がボタボタと落ちた。
「確かに肛門拳筋がよくわかるな。ここに素人が触ってもわかるほどの個人差があるとは知らなかった。」
丈太郎が感心しているが陰茎は天を突いている。
「代わろう。」
綾も遠慮しながら触る。
「綾さん、もっと強くしても大丈夫ですよ。」
綾は初めて見る生きた人間の膣口を綺麗だと思った。
「それじゃあ綾ちゃん交代しましょう。」
当然のようにゆかりが言うが、綾も昨日の経験から『こうなるだろう』と覚悟していたので、ゆかりに替わって作業台に登る。
綾にとってもミュージアムで展示されている子たちは可愛い後輩だ。
自分も利奈たちのように愛情を注ぎたいと思うようになってきている。
「お願いします。」
と覚悟を決めた綾だが、
「もうちょっと力を抜いてくれ。」
と言われてしまった。
丈太郎が力を入れると潤った小陰唇が開き、縦にスリットが入った処女膜が姿を現す。
綾の愛液が陰毛に雫を作った。
「うん。日向の方が細い様だ。もし太さが関係しているなら中から確認した方がわかりやすいな。」
綾はゆかりにも揉まれると思っていたが、それはなかった。
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