第24話 裕美
綾が少し遅れて処置室に入ると、丈太郎とユミは女の子たちが入っている引き出しの前に居た。
「この子もゆみちゃんかぁ。」
いっぱいまで引き出された引き出しに横たわる弘中裕美を見ながらユミが呟く。
「わざとじゃないからな。」
丈太郎が裕美を抱き上げて作業台に載せている。
「お待たせしました。」
と綾が近づいてゆくと、ユミは
「可愛く纏めたねー。」
と褒めてくれた。
裕美が載った作業台を処置室の真ん中まで持ってくると、丈太郎は
「さて、始めるか。」
と言って裕美の脚をM字に開くと彼女の陰毛を掻き分けて会陰部を切開する。
裕美の陰毛は濃いが、生えている範囲は狭い。
「ボーボーだねー。ミュージアムスタッフの子たちが整えてるみたいだけど。」
「ユミさんは剃ってるんですか?」
「永久脱毛。」
「薫ちゃんは上手なんだよー。私が切ったんじゃ1日では塞がらないから。」
丈太郎がインナーコルセットを切り出すと、綾はそれを受け取って足元のケースに入れてゆく。
4つほど取り出したところで、丈太郎は腕を抜くと、
「ここらへんでいいだろう。肛門を引っ張ってみせるから、川田は見ててくれ。
日向くん手伝ってくれ。」
綾と2人で裕美をうつ伏せにすると、丈太郎は作業台に登った。
「俺が引っ張るから、川田と日向くんは指示してくれ。いちばん綺麗な引っ張り具合が決まったら、俺と川田が交代して、同じ形になるように日向くんが川田に指示する。」
「それでいいか?」
「薫ちゃんでは女の子のお尻の良し悪しはわからないもんねー。」
「否定はせんが、男好きのする尻にしてもミュージアムスタッフの子らは納得せんだろう?」
「じゃあ年齢的に綾ちゃんの意見優先?」
「そこは2人で相談してくれ。」
丈太郎が膝立ちで裕美と抱き合うように彼女を支えると、綾が裕美の膝を少し開かせた。
彼女の大きな胸が潰れて横からハミ出す。
「エローい!」
「真面目にやれ!」
丈太郎が裕美の股間に手を入れ、中から彼女の肛門を引っ張ると、
「怪しい!」
「わかってる。どうだ?」
「ちょっと引っ張りすぎかな?お尻がゆがんでる。」
「これぐらいか?」
「それじゃああんまり変わらない。」
「先生、少し横に引っ張ってみては?」
「こうか?」
綾の意見に従ってみると、
「良くなったね。」
と川田も同意した。
「もうちょっと引っ張ったら?」
「こうか?」
「さっきの方が良かった。」
「これぐらいか?」
「綾ちゃんもこれでいい?」
「いいんですけど、昨日の理沙ちゃんはお尻が小さいせいか上に引っ張った方が綺麗なお尻になったんですよ。」
「そうかー。何種類か引っ張り方を選べるようにした方がいいのかな?」
「そう思います。」
女性陣の意見は一致した様だ。
「薫ちゃん、代わって。」
丈太郎が裕美の体から離れて手で彼女を支えると、2人の間にユミが体を入れた。
「放すぞ。」
「オッケー。」
「やわらかーい!」
ユミが裕美を抱きしめる。
「抱きついてないで、ちょっと上半身を倒してくれ。」
「おっぱい同士が当たって難しいんだよー。」
ユミが少し横抱き気味に体勢を変えたせいで彼女の少し潰れた乳房が片方横から顔を出した。
綾は横目で承太郎の股間をチラリと見たが反応はない。
見るなら小さい方がいいっていうのは本当なのかな?
それとも見慣れたユミさんの胸だから?
さっき抱き合っていた時はどうだったんだろう?
と、気が散る綾だ。
「裕美ちゃんごめんねー。」
と言ってユミが裕美の股間に手を差し込む。
もぞもぞ動かした後で、
「あった!」
「こんな感じ?」
「もっと上じゃないですか?」
「こう?」
丈太郎は綾に任せっぱなしだ。
「丈太郎先生、どうですか?」
「いいんじゃないか?」
「オッケーです。」
ユミが裕美を横たえて作業台から降りてくる。
「だいたいわかったよ。インナーコルセットの内側に引っ掛けるパーツを作れば大丈夫だと思う。何種類か用意すれば引っ張り具合も調整できるしね。インナーコルセットもちょっと改造が必要かな?癒着するまではいつも以上に優しく扱わないと外れちゃうから気をつけてね。」
「なかなか大変そうだな。」
と丈太郎が言うと、
「美の追求は大変なものなのよ。ね、綾ちゃん。」
ユミは水道で手に付いた血を洗い流すと、
「じゃあねー。綾ちゃん、裕美ちゃん。」
と言ってお尻をふりふり処置室を出て行った。
丈太郎と綾は、ユミと裕美のお尻を比べてみればよかったと思った。
メンテナンス作業に戻る。
丈太郎がインナーコルセットを切り出している間は、綾はほとんどやることがないので、裕美を眺めていた。
ゆるくウェーブのかかったショートヘア。
体に似合わぬ童顔。
大きな胸は少し左右に流れている。
ピンクの乳輪も少し大きめだ。
触りたいと思ったが、触る理由がない。
さっき自分が作業台に登れば良かったと思ったが、綾はいいことを思いついた。
作業が進み、丈太郎が裕美の中でインナーコルセットを伸ばしているとき、綾は
「先生、今日は私に引っ張らせてもらえませんか?」
と頼んだ。
「そうか。手は短いが君なら肘も入るから大丈夫だろう。やってみろ。」
二の腕でだが、綾は裕美の胸の感触を味わうことができた。
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