有名になりたい派
世の中には人間がいっぱいいるけど、その中でも目立つ存在として芸能人が挙げられると思う。
全ての人がそう思うのかどうかはわからないが、小さい頃なら将来は「歌手になるんだ」とか「スポーツ選手になるんだ」とか宣言して、周りの大人たちに微笑ましく思われたりしてたんじゃないかと思う。
私も小学3年生の時に転校してきた女の子と仲良くなってその子の家に遊びに行った時、「兄弟全員子役なのだ」とカミングアウトされたときは、自分も「子役になりたい」と思ったし、
小学生高学年の時に美容やおしゃれに目覚めてファッション誌を買っていた時は「モデルになりたい」と思った。
中学生の時に、友達が小説かなにかの投稿で表彰された時は「小説家になりたい」とも思った。
高校生の時はアイドルになりたかった。
今は「この文章が有名にならないかな」なんて思いながら書いている。
結局、子役にもモデルにも小説家にもアイドルにもなってないけど、私はきっと周りとは少し違うような感覚になってみたいんだなと思っている。
「自分は世間に知られているんだ」と思いたいのかもしれないし、自分を肯定してくれたり応援してくれたり、家族や友達とは違う、顔も名前も知らない「誰か」に自分を知ってほしいのかもしれない。
その「誰か」がたくさん存在してくれることによって人は有名人になるのかな。
私は「有名になりたい派」である。
まだ人生21年だけど 凍り @ko-ri06
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