第5話
佐藤と鈴木は見た、内藤の身体能力を…そこには木に颯爽とよじ登り木々を駆け巡る様に高速ジャンプを繰り返す姿があった。
内藤「二人とも、どうやら俺は集中力を一定で保てば人並以上の身体能力を出せるらしい」といい2人を圧倒させた、佐藤は言った「おそらく今までは自分の能力について深く考えていなかったのだろう故に無能だと勘違いしていたそう思わないか?」鈴木「なるほど、俺は感覚で身に着けたが内藤は頭で考え開花させた…思考と感覚この二つを組み合わせれば俺たちは今まで以上に強くなれるかもしれない」能力の開花にパワーアップのヒントを得た三人はクリーチャーによる襲撃に備え臨機応変に対応できるよう1対2の対戦形式を組み攻防一体の戦闘スタイルを身に着けるのであった。
この時3人の能力は飛躍的に進歩した、佐藤は怒りだけでなく喜びや悲しみの感情を強く表現する事で雨を降らせたり天候を操れるようになった。鈴木は空気の振動操作に加え自分の皮膚と空気との間に摩擦をおこす事によって触れずしてダメージを与えれるようになった。内藤はスタミナや俊敏性にスピードを加え必然的に攻撃力が上がる戦法を身に着けた。
一連の訓練が終わり次第彼らは亡くなった集落民の墓を建て供養を行った、死んでいった者たちは決して弱者ではない皆能力を宿していた
長年クリーチャーと戦い続ける二人はその場しのぎで憶測を立ててきたそれ故の堕落、三人はこれからは三人一組で行動を共にし決まった場所にとどまらない事を決断し旅立った。
次に彼らが向かったのは集落がある山から反対側の大陸だった、その道中佐藤は敵の襲撃よりも能力の振り幅のことで頭がいっぱいであった、こんな短期間でここまで強くなれる自分やこの世界観に正直内心ワクワクしていた。それは鈴木も同じだった100年近くこの世界にいて最初は彼らも動揺しただろう、ましてや内藤は現代をよく知る若者身近に仮想現実の話やネットワークが存在する環境に生まれた
内藤は二人に今現代の現実世界の話をした、自分が生まれたときには通信手段に過ぎなかった物が今では生活必需品になりあらゆるサービスを手のひらサイズで補ってくれていることを。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます