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2022年11月16日 15:54
「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみようpart2」企画参加ありがとうございます。ここまで読みました。1)どこまですんなり読めたか軽いノリでわりとすんなりと読めました。ただ4話くらいからなんとなく中だるみ感を感じて、この6話目で一区切り。2)どうしたらいい感じになりそうか突然の異世界⇒戸惑う⇒死ぬ⇒女神に会ってリセット⇒レベル上がって魔王倒して国王に⇒また女神の都合でやり直しに、というところまでのテンポは良い。異世界転生のお約束を踏まえつつも、そこそこ読者がつくようなクオリティだと思います。ただおそらく、「軽いノリの目新しさに飽きた時点」で読者は読む気力がだんだん薄れていく作りになっていると感じました。以下理由が3点。①変化の乏しさ:数々のイベントに対して、登場人物の変化があまり見受けられない 女神はひたすら自分本位の理不尽ですし、主人公が人間的な成長をしているわけでもないですし、プロローグ時点で強くなって移行のさらなる強さを手に入れる流れでもないですし、人間関係の変化も見込めず。主人公が国王クラスに出世しても周りの対応は塩対応のままです。女性陣からなんとなく好意を向けられたようなシーンはあれど、「その場のノリで手のひらをくるりとする」ような芯の無い軽薄さを感じるために、人間関係の変化にもさほど期待できず・・・。いや後編でエッチする関係にもなるんですが性格や態度、距離感があまり変わっているようには見うけられず。②凄みの乏しさ:凄みを演出するための基準となる当て馬が全くいない読者は、創作物から凄さを読み取る時、書かれたスペックの数値の大きさそのものに驚くのではなく、「その作中のキャラクターの基準で」「どのくらい凄いと感じているのか?」を参考にして凄さを読み取ります。このために、ボクシングの世界チャンピオンに対して「凄い」という印象を与えられる作品がある一方で、惑星を破壊する能力を持ったキャラが「強いんだろうけど、よくわからん」という印象を与える作品があります。凄い能力を印象付けたいのならば、演出すべきはスペックそのものではなく周囲の人間のリアクションです。反応です。③違いの乏しさ:キャラクターの書き分け特にヒロイン達に顕著ですが、全員ノリが同じというか、性格の違い、利害の違い、立場の違い、倫理観の違いがあまり見受けられず。同じ人間が名前を変えて掛け合っているような。3)作品の強みと弱みは圧倒的な力で敵を倒すという展開は分かり易いしとっつきやすいと思います。お約束を踏襲しているので異世界転生での無双モノを気軽に読みたいという読者は一定数確保できそう。一方、先に挙げた①~③の弱さがあるので、ノリに飽きた時点で脱落する読者が出てくると思われます。主人公の目指すところは何か? の把握と、キャラクターの性格に基づいた扱いの差 をつけるともっと面白くなるのではと感じました。
作者からの返信
『鶴屋さん』感想、ご意見ありがとうございます。①に関しましては、とことん不幸な主人公にしようとしたので、幸せな場面は絶対に書かずにいよう!と考えた結果、普通なら恋愛ちっくな雰囲気になるだろう場面も、全部ぶち壊す感じで書きました。ただ誤算だったのが、とことん不幸にしすぎて、ただただサイコパスな主人公が叫んでいる場面が多く、変化もクソも無くなってしまいました。なので第2章からは、主人公にもう少し優しくしよう。と思って、なるべく死なないように書いてます。②に関しましては、とことん主人公目線で進めた結果、第三者目線が消えてしまったので、第1章のキングゴブリンも、1章ラスボスのエンペラーゴブリンも、主人公の感覚で全部語っていて、凄みが薄れてしまいました。第2章からは気をつけます。③に関しましては、これも全部主人公目線で語っていますので、主人公から見た各キャラの性格って感じになってしまいました。なので第2章からは、各キャラの性格や呼び方がちゃんと分かるように気にしながら書いてます。最後に。この作品は主人公をとことん不幸にしてやろう!という思いから書いたので、マイナスなイメージを持たれるのが多いと思います。だけど最後はちゃんと主人公も幸せになってほしいと、書いているうちに思いましたので、ハッピーエンドで終わるようにしたいです。PSお色気シーンはちょっとやりすぎた感がありますが、カクヨム的にギリギリセーフ。ですよね……(´・ω・`)
「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみようpart2」企画参加ありがとうございます。ここまで読みました。
1)どこまですんなり読めたか
軽いノリでわりとすんなりと読めました。ただ4話くらいからなんとなく中だるみ感を感じて、この6話目で一区切り。
2)どうしたらいい感じになりそうか
突然の異世界⇒戸惑う⇒死ぬ⇒女神に会ってリセット⇒レベル上がって魔王倒して国王に⇒また女神の都合でやり直しに、というところまでのテンポは良い。異世界転生のお約束を踏まえつつも、そこそこ読者がつくようなクオリティだと思います。ただおそらく、「軽いノリの目新しさに飽きた時点」で読者は読む気力がだんだん薄れていく作りになっていると感じました。以下理由が3点。
①変化の乏しさ:数々のイベントに対して、登場人物の変化があまり見受けられない
女神はひたすら自分本位の理不尽ですし、主人公が人間的な成長をしているわけでもないですし、プロローグ時点で強くなって移行のさらなる強さを手に入れる流れでもないですし、人間関係の変化も見込めず。主人公が国王クラスに出世しても周りの対応は塩対応のままです。
女性陣からなんとなく好意を向けられたようなシーンはあれど、「その場のノリで手のひらをくるりとする」ような芯の無い軽薄さを感じるために、人間関係の変化にもさほど期待できず・・・。いや後編でエッチする関係にもなるんですが性格や態度、距離感があまり変わっているようには見うけられず。
②凄みの乏しさ:凄みを演出するための基準となる当て馬が全くいない
読者は、創作物から凄さを読み取る時、書かれたスペックの数値の大きさそのものに驚くのではなく、「その作中のキャラクターの基準で」「どのくらい凄いと感じているのか?」を参考にして凄さを読み取ります。
このために、ボクシングの世界チャンピオンに対して「凄い」という印象を与えられる作品がある一方で、惑星を破壊する能力を持ったキャラが「強いんだろうけど、よくわからん」という印象を与える作品があります。凄い能力を印象付けたいのならば、演出すべきはスペックそのものではなく周囲の人間のリアクションです。反応です。
③違いの乏しさ:キャラクターの書き分け
特にヒロイン達に顕著ですが、全員ノリが同じというか、性格の違い、利害の違い、立場の違い、倫理観の違いがあまり見受けられず。同じ人間が名前を変えて掛け合っているような。
3)作品の強みと弱みは
圧倒的な力で敵を倒すという展開は分かり易いしとっつきやすいと思います。お約束を踏襲しているので異世界転生での無双モノを気軽に読みたいという読者は一定数確保できそう。一方、先に挙げた①~③の弱さがあるので、ノリに飽きた時点で脱落する読者が出てくると思われます。
主人公の目指すところは何か? の把握と、キャラクターの性格に基づいた扱いの差 をつけるともっと面白くなるのではと感じました。
作者からの返信
『鶴屋さん』感想、ご意見ありがとうございます。
①に関しましては、とことん不幸な主人公にしようとしたので、幸せな場面は絶対に書かずにいよう!
と考えた結果、普通なら恋愛ちっくな雰囲気になるだろう場面も、全部ぶち壊す感じで書きました。
ただ誤算だったのが、とことん不幸にしすぎて、ただただサイコパスな主人公が叫んでいる場面が多く、変化もクソも無くなってしまいました。
なので第2章からは、主人公にもう少し優しくしよう。
と思って、なるべく死なないように書いてます。
②に関しましては、とことん主人公目線で進めた結果、第三者目線が消えてしまったので、第1章のキングゴブリンも、1章ラスボスのエンペラーゴブリンも、主人公の感覚で全部語っていて、凄みが薄れてしまいました。
第2章からは気をつけます。
③に関しましては、これも全部主人公目線で語っていますので、主人公から見た各キャラの性格って感じになってしまいました。
なので第2章からは、各キャラの性格や呼び方がちゃんと分かるように気にしながら書いてます。
最後に。
この作品は主人公をとことん不幸にしてやろう!
という思いから書いたので、マイナスなイメージを持たれるのが多いと思います。
だけど最後はちゃんと主人公も幸せになってほしいと、書いているうちに思いましたので、ハッピーエンドで終わるようにしたいです。
PS
お色気シーンはちょっとやりすぎた感がありますが、カクヨム的にギリギリセーフ。
ですよね……(´・ω・`)