始まる物語
1ページ いつもの日常
目が覚め、俺は時計を見て日曜、六時半に起きた事を知って、いつものように顔を洗い、洗い終わり、いつもの生活が始まる。
家の支度が終わり、俺は玄関前に立って、
「それじゃ行ってくる。父さんにはいつも通りだって伝えとくよ」
疲れ果て爆睡をしている母さんが寝ているであろう、2階の部屋に向けて小声で言うと。「行ってらっしゃい」
と聞こえた、ような気がした。俺は玄関をゆっくり開けて、ゆっくりと玄関を閉じて鍵を閉め、自転車に乗り。
だいたい三時間掛けて、神社に行きそしていつものように祈り。
(父さんの怪我が治りますように、そしてまた暖かい家庭に戻りますように)
祈り終わるとまた自転車に乗り、花屋さんに行き花を買い、父さんが入院してる、病院に四時間掛けて行った。
携帯で時間を見ると13時半になっていた。
「もうこんな時間か、あっ、山下さん」
俺は知り合いで仲の良い看護師さんに声を掛けると山下さんはいつものように。
「やぁ、こんにちは、今日も元気かい?」山下さんに言われ。
俺はいつものように「ハイ、元気ですよ!」
それはそれとして山下さんは細目で痩せていて30代の男性だ。
きっと父さんの友人で無ければ声を掛けられないだろう。
「父さんはいつものように部屋に?」
山下さんは困った顔をして
「いつものように部屋に居るよ。」
俺は何で困った顔をしてたのか、分かっていた。いや、分からないといけなかった。
俺は山下さんを後にして父さんが居る、105号室の病室に向かった。
105号室の病室は父さんが居る病室で窓から見える夕陽が一番綺麗な病室だ。
俺はドアの前に立ち、唾を飲み、
覚悟を決めてドアを開け声を掛ける。
「父さん、元気?あっ、花を新しいの買ってきたよ。入れ替えとくね、母さんが来ないだ、塩と砂糖を間違えて料理して失敗してたよ」俺は花を入れ替えながら、父さんに声を掛けた。
「るせぇ…うるせぇよ……来るんじゃねって言ってんだろうが」
父さんは近くあった物を投げて来た。俺は当たらないように避けて病室から出たそれから何時間か経って、俺は山下さんから許可を得て屋上に居た。
「あの頃に戻りてぇ……父さんが怪我をして無かった。あの頃に……」
俺は少し涙を流していた、夕陽が見え、慌てて帰ろうとして、とある病室を見ていた。
「あの子、どうしたんだろう?」
俺は前に山下さんから聞いた病室を見ていた。
107号室、そこには一人の女性が居る年齢は同じぐらいで、声が綺麗で見た目は可愛いとしか言えなかった。
それで桃色の髪と目をしていた。
心を奪われた、そうとしか思えなかった。俺は彼女に片想いをしていた、だが彼女は居なかった、いつもなら歌い声が聞こえていた。
「何かあったのかな、今度山下さんに聞いとこ」
俺はそう言って家に向かった。
「ただいまー」
俺は玄関を開けていつものように言った、だけど返事は帰って来ない。
母さんは仕事に行き、家の中には作り置きの料理がある程度だ。
「今日は一緒にご飯食べれるって言ったじゃんか」
俺は部屋に行き、ベットに寝転んで目を閉じる。
あぁ、何もかも上手く行かないな、このままずっと寝てたいな、そう思い俺は眠りに着いた。
「ーーい」
なんだ?
「おーーい」
寝かせてくれ
「おーーいって死んでるのか?」
お願いだから寝かせてくれ
「蹴るか、えぃ」
腹を蹴られた勢いで目覚めると
「なんだ?これ、どうして森の中…?」
俺は目を開け周りを見回すと黒いモヤモヤを纏ったやつが居た。
「多分正確には森林じゃない?分からないけど、所で君は何の
物語?なんだ?それ、いきなり人の腹を蹴って起きながらそんな事を聞くなんて
「お前こそ何なんだよ。人の腹を蹴って起きながら!後
俺がそう言うと相手は困ったような動きをして
「あれ?もしかして君、自分の
俺は頷くと、「そうか、そういう事もあるのか……」相手はそう言って大笑いをして姿を表した。
「腹を蹴って、ごめん、その代わりに
僕は
ロビングッドフェローでも良いからね!」
背中に羽を生やした、高身長イケメンで灰色の髪と黄色の眼をした男性が現れた。
「君の番だよ、王子様」
そう言われ俺は自分の姿を確認した。
「うっ、嘘だろ、これ、何かのコスプレだぁ…」
さっきまで着ていた服では無く、物語の王子様が着ているような服を着ていた、左腰には剣が有り、肩にはマントが羽織っており、手には手袋を着けていた。
「何でこんな事になったんだ、最悪だぁ…」
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